やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

Q・サカマキ/被災地の今

2013-03-14 | photo
NY在住のフォトジャーナリストのQ・サカマキさんにお話を伺う
機会がある。311震災の取材で来日。

定期的にニューヨークから東北に行くから、気づきがたくさん
ある。彼自身の嗅覚というか知性に負うところが多いだろうが。

印象的だったのは、震災地区へ行く人が、マスコミ、ボランティ
アなどとても少なくなったこと。去年の夏まではそうでも、なか
ったそうだが、秋以降めっきり減ったそうだ。

何かが日本のなかで変わったのだろうか?選挙で自民党が圧勝し
たことが関係あるのだろうか?原因と結果が逆かもしれないが。

サカマキさんはボランティアやNPO等が継続する資金不足も指摘
してはった。東北地区へ行く旅費もかかるし、よそ者にとっては
物価も高いそうだ。



写真もみせていただくけど、そのまま放置されている家屋や車を
みると胸が痛む。まだまだ手つかずのところもあるってことに。
変わらぬ生活や自然を撮った写真でも現実感に何か膜をとおし
て見ている気がする。いい写真。



写真は3/11付けのNewYorkerに掲載された彼の写真。岩手県大
槌町で、津波で亡くなった家族の墓参り。合掌。