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やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

父の死

2014-07-07 | 
7月6日の早朝に母から電話があって、父が亡く
なったことを知らされ駆けつける。

死ぬ時は予測できないとは思うけど、父の場合
も驚き。1週間前にランチを一緒にしたんだか
ら。実家の食卓で、しかも鰻を平らげた。

その2、3日後にベッドから歩けなくなる。デイ
サービスセンターへ通うのを中止した代わりに
1日2回、在宅介護に来てもらうことになり、電
動式ベッドが運び込まれた矢先のことだった。

かかりつけ医の上岡先生が往診くださり、食事
が摂れなくなっても1ヶ月は生き抜く力がある、
と言われたので、まだ先のことかとぼんやり思っ
ていた。



上岡先生が診断くださり死因は「老衰」。後か
ら聞くと、こうやって亡くなった場合でも警察
が取り調べに来るのが当たり前らしい。

失礼な話。たまに事件性があることがニュース
で報じられるから、わからないではないけど。
幸い、先生のおかげで警察は不要となる。



大往生、という言葉があてはまる。享年84歳だ。
50歳の頃、心筋梗塞を患って、生死を彷徨う。
入院先のドクターから、5分5分と告げられたこ
とは忘れらない。

人生50年、人の3倍働くっていうのが父の口癖
だったから、ほんとに死ぬのかと怖くなった。
高度成長期の猛烈サラリーマンの典型だった。

深夜ラジオを聞いてると帰宅し、朝起きると、
父はいない。それが九死に一生を得て、生還す
ると、生活が一変する。



20時過ぎには帰宅することが多くなったから、
驚く。帰れるんだと。絵や書道を通信教育で
始める。もともと好きだったのが、集中して
取り組むから、上達。

とくに書は何段かの腕前になり、とうとう師
範の資格もとる。誰に教えるってわけではな
かったみたいだけど。

般若心経は何度も書いていた。びっしり漢字
が書かれた和紙が重ねて置いてあると、なに
かに迫るものを感じた。


納得の一枚が額に入れて飾ってある

仕事の方も、新商品の企画がヒットしたりして、
役員になることができる。時間管理なのか、仕
事の効率化がうまくいったのか、運にも恵まれ
たのかもしれない。



引退後も、陸上のシルバー競技大会にあちこち
出場し、短距離走で金や銀メダルととり、嬉し
そうだった。

若いころ、100メートル走、ハードル、ハンマ
ー投げの選手で、国体で優勝、準優勝をしてい
た。これに勝てばオリンピックという競技で2
位だったという。



命日の7月6日はボクの誕生日の前日だ。これま
でいろいろありがとう。おつかれさま。安らかに。
合掌。

故大島渚監督・「私の明石海人」

2014-02-01 | 
昨日書いた日テレの番組「反骨のドキュメンタリスト ~大島渚
『忘れられた皇軍』という衝撃~」の中で、故大島渚監督の座右
の銘が紹介されていた。

深海に生きる魚族のように、自らが
燃えなければ何処にも光はない

ハンセン病と長年闘った歌人・明石海人(1901-1939)の戦前ベス
トセラーになった歌集「白猫」の序文に書かれた言葉。監督は色
紙にもこの言葉を書き、鎌倉の墓にも刻まれている。明石海人顕
彰会には「私の明石海人」という一文も寄せている。



中学2年生でこの言葉に出会って以来、「おぼろげながらも自ら光を
発っしてひっそりと息づいている深海魚のイメージが、長い間僕の生
きる力となってくれた。」



借り物の価値はつまらないと語り、「人が決めた価値基準に頼るな、
自分と他人を比べるな。真理は自分の中に見つけるものだ。厳しい
ようだが、これを実践することによって、人は楽になることができ
ると、僕は自分の経験から思う。」

映画を作る仕事なのに、そう思ってたとは凄いなぁと思う。この考
えは、仏教の経典「大般涅槃経」の中にもあると教えてくれた人が
いるそうだ;

自己を燈火とし、自己を拠りどころとするがよい。他のものを
拠りどころとしてはならない。真理を燈火とし、真理を拠りど
ころとするがよい。

引用は番組の中で紹介された『失って、得る』という大島渚監督の著
書。2000年発行で、脳溢血で倒れたこと、リハビリをしながら『御法
度』を完成させる頃の公私にわたる話。



よく怒るのは映画監督という職業柄の技だそうだ。「そうでなければ、
俳優もスタッフも、いたずらに僕の顔色を伺うようになってしまう。感
情のすべてを表現することで、現場にいるすべての人間が動きやすくな
る。」

僕は強く信じる。映画という世界に限らず、人と人とのコミニュケー
ションにおいて、喜怒哀楽はすべからくおおらかに表現すべし。

背筋を伸ばして拝聴させていただきました。合掌。

『自分を大切にする。から始めよう』

2014-01-07 | 
年賀状シリーズではないけど、やはり同じ職場だった高野雅司さんが、
新刊発売した旨の近況を知らせてくれはったので、読んでみる。『人間
関係は自分を大切にする。から始めよう』
(青春出版社)

アメリカで心理学博士号を得て、起業や個人の対人関係を中心とした
セラピーの第一人者になってはると漠然を知ってるだけで、どんな考
えでやってるかは、本書を読んでやっとわかり始める。



ハコミセラピーという分野を創設したロン・クルツ博士が2011年に
亡くなられるまで、高野さんは20年間にわたり「お世話になった」
そうで、そのハコミセラピーの考え方をわかりやすく紹介している。

よくある「相手に与えたり、合わせたり」を意識するコミニケー
ション方法は、自分を追いつめる「落とし穴」があると警鐘する、
とくに次の5つの習慣にあるという;

●相手の良いところ探しをしている
●苦手な人も好きにならなきゃ…と無理してしまう
●何事もプラス思考で!と頑張ってしまう
●つらいことも意味がある…と人生の意味付けばかり考えてしまう
●「自分が変わるしかない」と努力している…

これでは、どれだけ努力しても相手次第になってしまう。なので
相手のことよりも、自分自身に目をむけようと提唱する。自分が
変われば相手も変る。

その最大の特徴が、「自分の心地よさを大事にすること」。「心
地よさを人との係りの中でも行っていくこと」にあるそうだ。
自分の心と身体のバランスを心地よくするという考えは、ヨガ、
禅を始め日本というか東洋の考えにみられる。

「東洋の世界観や人間観を取り入れていて、柔和で繊細な進め方を
するため、日本人にはなじみやすいアプローチです。」(p62)と
高野さんも書いてるが、そうはいってもアメリカ人というか西洋人
の考え方なので、それを彼が日本人向けに解題してくれている。



世界中に数千人のハコミセラピストがいるそうで、彼もその一人。
セラピストのやり方よりも(DO)あり方(BEING)が大事だとも考え
る点は、現代思想とも重なるところかもしれない。


ハコミセラピーのサイトのポートレイトより

めざすところは「慈愛に満たされた存在」だそうだから(p132)、
まさに東洋思想というか仏教の考えに近いのかもしれない。

「心地よさと相性のいいのは、頭より身体のほう」(p204)と心と
身体をわけて考えていくのは西洋の伝統なのかなと思ったり。セラ
ピー関係は最近あまり縁がなかったけど、日本や東洋の考え方を
再考するいい機会かもと思う。

都市が人気なわけ

2013-12-19 | 
ニューヨーク在住の人が来日しててご飯を食べる機会がある。
盛り上がった話題のひとつに、ニューヨークの人口が増えてる
ってコト。


人口密度マップ。人口、人口密度とも全米トップ。

家賃もあがり、住まいが足らなくなってるのでマンハッタンか
ら川を渡った、ブロンクス区やクイーンズ区で、何もなかった
ところに、アパートメントが続々できたりしてるそうだ。


再開発の候補地も多いみたい。コロンビア大学調べ



日本でも東京が人口、人口密度とも日本で一番というのも似て
いる。人口増加率は2番。(2010年の国勢調査による)


川崎が人口増加率は1番らしい。

都市化は世界中の傾向だけど、近年は都心人気が高くなって
るっていうイメージが強い。考えかたとしては、徒歩圏に友人
の家や仕事場があり、安くて美味しいスーパーやレストランが
あるような生活・・っていうとステレオタイプすぎるか。

所有よりもコミニティを重視しているといえばいいのか。でも、
人それぞれだから、ざっくり、くくるのはやめとこw医療の魅
力なのかもしれないし、必要に迫らてるのかもしれないし。

一日に2回もパン屋に行った話

2013-12-01 | 
ささやかな近所盛り上がりが、土曜日にある。
そもそもの始まりは、パン屋ハースが売切れで、
14時過ぎには閉まってたことに始まる。

ハースからはだいぶ遠いんだけど、mimosa
行こうって思う。自宅経由みたいなもんで、自
転車で20分くらいかかる。いい運動。



mimosaでカンパーニュを買って帰る途中、器・
雑貨ギャラリー「GARAGE」の前を通ったら、
近所の女性二人が写真を撮ってた。

洋服デザイナーloose-upの展示会をやってて、試
着した写真を娘さんに送って、薦めようとしてる
とか。

勧められるままに、店内に二人と一緒に向かう。
どうせ、メンズは無いやろ、とか言って入ると、
店主、デザイナーらしき人に加え小川純子さんが
いて、オーバーの試着をすすめてくる。



やっぱレディースは小さいかも、って言ってるのに、
似合う、後ろからみるとかっこいいだの、小さな店
内が賑やか。お客も全員、販売員も兼ねてる感じw

店主の小田島ちあきさんが、ワインを振舞いだすは
料理家・藤原奈緒さんのレバーペーストをパンに塗っ
てだしてくれたり。

それではと、買ったばかりのmimosaのカンパーニュ
を提供したのね。同じくレバーペーストやザワークラ
ウトを塗ってもらい、みんなで美味しくいただく。



小川純子さんが、今回の案内状のモデルをやったの、
初モデル!と見せてもらったのが、このカード。撮影
は近くでアトリエを構える藤川さん。背景も、そのア
トリエだ。



もうひとつ試着させてもらったけど、ともに男性が
袖を通したのは初めてとかw 洋服はあきらめて、
料理家・藤原奈緒さんの瓶詰めを買うことに。



パンが少なくなったので、もう一回mimosaへ向かう。
「GARAGE」でのいきさつを話して、またもうひと
もりあがり。

店主の棚田洋子さんも、loose-up展が開催されてるこ
とは知ってて、ほらっと、壁に貼った案内カードを指
差す。

これが誰だかわかる? わからない、え~と。。小川
純子さんなんだよこれ。あっ、そうだ! 初モデルだっ
て。撮ったのは藤川さんだってよ。藤川さん写真も上
手だもんねぇ、ブログの写真ほんと綺麗。


一日に2回もパン屋に行ったなんて生まれて初めてかもw

国語の橋本武先生を悼む

2013-09-11 | 
高校の国語の橋本武先生が亡くなられた。9月11日19時42分。
101歳。大往生だと思う。神戸の病院に入院されてて、同級生
が何人かお見舞いに行っていて、訃報の連絡が来た。翌日には
マスコミで報じられた。

国語の授業って毎日の様にあったから、6年間毎日の様に先生の
授業を受けていた。もっと真面目に受けておけばよかったって
思うのは卒業してから。それでもなんとか国語の力というのか
文章の力があるとすれば、先生の授業のおかげやと思う。不出
来な生徒やったけど、先生ありがとうございました。



ここにも書いたけど、中学の3年間は中勘助『銀の匙』だけを読
み込む授業だった。とても変わってるというかユニークな授業。
そういう授業をしたいと思ったのは先生が駆け出しの新米教師
だった頃、「生涯記憶に残るような授業がしてみたい。そのた
めには(中略)一生懸命に自分流を打ち出すことに努めた。」



正月明けには、百人一首大会が毎年行事だった。先生が日栄社
から出版している『百人一首』をテキストに競った。全部覚え
ている猛者も何人もいたけど、ボクは好きな和歌が毎年増えて
いくって感じで楽しんでいた。



この日栄社からの古典翻訳本はシリーズとして出版されていく。
最初は『徒然草』に始まり、『枕草子』『伊勢物語』『更級日
記』と続く。高校生に古典を全文読んで欲しいという願いから
マンガの様なイラスト入りというのも面白い。初代のイラスト
レータ永井文明さんは鬼籍に入り、2代目の丘あつしさんも
亡くなられたので、シリーズが止まった。



宝塚にも熱中され、多いときは年間150回行かれたそうで、多
くのタカラジェンヌから好かれたというか慕われているのは、
かっこよかった。給料の大半をつぎ込んでいた時期があるの
かも。

国語の教師を50年勤められて引退され、文化教室で『源氏物
語』などの講師を続けながら、『源氏物語』の現代語訳を完
成しはったことは、ここに書いた通り。数年かけて活字にも
なったとは正に偉業。

先生はそんなに年齢の不安は感じなかったそうだけど、「仕上
げてみると、よくぞ命が与えられていたと、神仏祖霊にご加護に
ひれ伏す思いは拭えない。」と思われたそうだ。

そんなもったいない『源氏物語』は本棚に積んであるから、読ま
ねばって思う。



フジテレビのアナウンサーで、神奈川県知事になられた教え
子の黒岩祐治さんが『恩師の条件 : あなたは「恩師」と呼ば
れる自信がありますか?』を著しベストセラーになったのが
2005年。


100歳の誕生日の前月、『世界一受けたい授業』にご出演。ぜんぜんお元気。。

先生がマスコミで多く取りあげられ、国語論や教育論などの
本を何冊か書かれる。先生のことを思い出すたびに、教わっ
てたころの哀しくて甘酸っぱい感じが甦るとともに、宇宙的
視野でみなさんは活躍して欲しいという強い挨拶を思い出す。

折しも911の追悼式が米国内外で開かれていた。先生の安ら
かなご冥福を祈ります。

バレンタインの悲劇 in 南アフリカ

2013-02-19 | 
昨夏のオリンピックで、義足のランナーがパラリンピック
のみならずオリンピックに出場して驚いたのは、はるか昔
のことのようだけど記憶にある。

このピストリウスさん(26)が殺害容疑で逮捕されたニュー
スは、世界で報道されている。南アフリカで起こった事件
なので、BBCのサイトをみると、トップニュースの扱いだ。

恋人を故意か間違って銃殺。しかも人気モデルのスティン
カンプさん(30)というのだから。



もう裁判なんだと思ったら、保釈するかどうかの審理が行わ
れている。検察は逃亡の恐れがあると言ってるみたいだけど、
南アフリカの英雄だから逃げも隠れもできないでしょ。オリ
ンピック選手だから追いつかないっていうわけではあるまい。



慎重に捜査をする必要があるから、事件に影響がないように、
刑務所に入れておきたいのかもしれない。



彼の豪邸に関する情報も、内部写真、そして平面図となんでも
公開されている。平面図はこの審理している裁判所で公開され
ていた。計画犯罪か事故か。



事故だったとして、彼がすることは辣腕な弁護士に依頼するこ
とではなくて、懺悔して、後悔して、彼女の夢(それが何か知
らないけど)の実現に一生をささげるとか、教会や福祉施設で
働くことなんかじゃないかな。

しかも彼の新恋人は現れにくいって思う。間違って撃ち殺され
る危険性があるんだから。いや、それでもつきあいたいって女
性もいるのかも。



警察は二人が大声で言い争っているという証言を得ているそう
だけど、疑いを持っているのは、「泥棒を追い払うだけのために、
4発も発射するのは多すぎるという点。頭を狙って確実に射殺す
る必要があったのかという点」という記事を読んで考えされれた。


事件の1週間前の写真

でも、仮に口論したとか、別れ話になったとか、で射殺するかな
って思うのね。かっとなって殺すこともあるだろうし、そういう
事件もたくさんあるんだけど、失うものが多すぎるからね。

うまくいかなければ、別れるだけのこと、結婚しているわけでも
ないんだし。でもそれは日本人というかボクの感覚で、愛や恋愛
が大事なことの1つに相対化されてきているからかも。

と思ってたらドーピング疑惑が浮上。察官が証人として出廷した
そうで、「自宅から筋肉増強剤や注射器が見つかった」と証言。

これはにおうなと思う。これが本当で公表される危機がピストリ
ウスさんに生まれたら。もしも、恋人のスティンカンプさんとド
ーピングを公表するしないで口論したのなら・・と警察は考えて
いるのではと思う。

ニュージーランドへ移住する友人

2013-01-30 | 
大学からの友人がニュージーランドへ移住するっていう
年賀状には驚いた。飲みに行こうって言ってたら、お互
いの都合で出発前夜となる。

彼の馴染みの店に行くと、奥さんも一緒だった。最後の
晩餐にお邪魔じゃないかなと気を使ったのも最初のうち
で、三人で愉快な晩になった。

ニュージーランド移住を決心した経緯に始まり、現地の
生活、そしてやりたいこと。。二人の静かなんだけど熱
気が刺激的で。

数年に一度会うか会わないかの仲だけど、どうして海外
なのか、なぜニュージーランドなのかわかった気がする。
いろんなことが重なって、移住への一本道にいたったん
だなと。


The London Printing and Publishing Company 1853頃刊

行きたいって夢は語れても、行動に移すのは別だ。夫婦で
は一致しないかもしれないし。彼は一流企業に卒業以来勤
めていた。定年後に第二の人生を歩む手だってあったろう
が、それは待てなかった。

いろんなものが衰えてからいくのではなく、今行きたかっ
たんだね。名残惜しかったけど、お開きに。次に会うのは
いつだろう、そしてどこでだろう。

同窓会という新年会

2013-01-23 | 
毎年高校の連中が集まって忘年会をやってたのが
こことか、ここに書いてるね)めずらしく新年
会となる。人数が膨れたから、2年前と同じお店
の貸切再現。

関西弁がにぎやかに飛びかう。卒業以来の再会って
人もいてとても懐かしい。



身体の不調や衰えの話で盛りあがる。50歳をこえ
たからかなぁ、医者が二人参加しているからかも。

生死をさまよった猛者(!)もいたし、それぞれ何かし
ら持病をもっていることでちょっと安心したり。

それと両親の看病で苦労した話など人ごとではない
なぁと言い合う。



弁護士になった人もいて、冤罪の話になる。痴漢で濡
れ衣を着させられそうになった場合の対処法を教わる。

冤罪としての痴漢も多様化しているそうで、愉快犯もい
れば、複数で金銭目当てというのもいるそうだ。

対策は痴漢をすれば、手に相手の衣服の繊維が付着し、
それが残っているはず・・逆にいえば手に繊維がなけれ
ば無実の証拠になるとか。

主婦の家計簿

2013-01-01 | 
あけましておめでとうございます。ことしもよい年に
なることお祈りします。

穏やかな元旦。家族が集まって、年始の挨拶をし、
おせち料理をいただく。仙台で作られたおせちを
母親は去年同様買ってくる。

おせちを作らなくなってしまってと母はちょっと
恐縮するけど、ささやかに復興に寄与するのも
いいことだよって、みんなでつつく。



母親は去年のNHK大河ドラマ「平清盛」の熱烈な
ファンだそうだ。視聴率が過去最低だったそうだよ、
と伝えると、知らなかったみたいでとっても意外そう
な顔をしながら、全部録画して見直したほどだとか。

主役の松山ゲンイチさんが後半、悪役ぶりが凄みが
まして、はまり役だったと力説していた。大河ドラマ
のファンかというと、今年の「八重の桜」は見るか
どうかわからない、と。

こんな視聴者もいますよ、NHKさん、って言いたくなるw



母親話が続いて恐縮だけど、もうひとつ面白かったのが、
家計簿。もしかして今でも、家計簿をつけてる?って
聞いたら、もちろんっていう返事には驚いた。

結婚以来、ずっと続けているそうだ。まさに「主婦の
家計簿」・・今はともかく数百年たてば価値がでるかも
って褒めたw

よく聞くと、いまの横浜に引っ越す前の家計簿は捨てたそうで、
そうやって消えてくのはいつの時代も一緒。「武士の家計簿」が
ほかには殆ど残っていないのだから。



転居後でも30年近く毎日のように書いているのだから、
さすが、昭和のお母さん。家庭をきりもりしてきた象徴
やなぁと思う。

子どもの頃、母が家計簿とお金を眺めながら、お金があわ
ないって呟いていたのを覚えてるって言ったら、今でも
あわないわよ、とw