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ねがうこと、ゆだねること

第3回国際太陽電池展

2009-02-28 | 環境
お台場で開かれている第3回国際太陽電池展に行ってきました。
http://www.pvexpo.jp/index.html
小規模住宅用や大規模商用産業用の太陽光発電に関する産業界のプレイヤーが数多く登場していました。近年では数少ない有望マーケットだからか
とても熱気を感じました。

太陽光パネルメーカーとして世界2位に急上昇してきた中国のSUNTECHとは初対面。当面日本マーケットは代理店で進めていくとのこと。
建材と一体化した製品が出始めていることも印象的。

変換効率はほぼ性能限界になりつつあり、これからはコストダウンが焦点になるのは間違いない。2012年に現行の半分のコストが一つの目安のようです。

日本でも太陽光発電にFITが導入か

2009-02-26 | 環境
日本も太陽光発電に固定価格買取制度=FIT(フィードインタリフ)を制度化予定という発表を機に、このブログを立ち上げようと思い立ちました;  

  太陽光発電、家庭からの購入価格2倍に 経産省が新制度
  
  二階俊博経済産業相は24日の記者会見で、太陽光発電の普及を
  促すための新制度を導入すると発表した。家庭や企業が太陽光で
  発電した電力を、電力会社が約10年の間、当初は従来の2倍程度
  の1キロワット時あたり50円弱で買い取る仕組み。今後、具体的
  な制度設計に向け、関係業界などと調整を進める。電力やガス、
  石油各社に非化石燃料の導入を義務付ける新法に盛り込み、今
  国会に提出する方針だ。2010年にも実施する。

 これはまさにドイツで始まったFIT制度です。ヨーロッパに伝播して、太陽光発電の投資なり設置ブームを作りだし、それまで普及率世界一だった日本をはるかに抜き去ったもの。財源は税金を使わず、既存の電気料の上乗せによるもの。太陽光発電を設置すれば発電した電力を電力会社に買ってもらえるが、そうでないと、割高な電気代になりますよという制度。

専門家等からの提言が相次ぎ、経産省と環境省で検討が進んでいたのですが、経産省が時期尚早と昨年12月段階でも言ってるので、日本での導入は、従来型の補助金(経産省、東京都など復活が予算化されている)で終わるのかと思っていた矢先の発表だったので、驚きました。

 今国会において、電力会社や国民の支持を得られるかどうかがポイントだと思います。うまく法制化できたなら、太陽光発電の導入はかなり進むと思うし、自民党なり民主党はこれを環境対策かつ不況対策かつ成長戦略である日本版フリーンニューディールの目玉として政策戦略化できる切り札だと思います。

いっぽう去年にドイツやスペインで、太陽光発電による電力買取価格を数パーセント下げたため、普及にブレーキがかかりつつあるという位政策によってまだまだ左右される時代。これが技術革新によって、太陽光のエネルギー変換率が上昇し、製造コストが下がったなら、こういった援助なしに普及期を迎えることになるでしょう。