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イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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Pattersonも重傷の可能性

2010-12-22 08:24:00 | イーグルス
 膝の手術を受けたNate AllenをIRに登録しました。手術は成功したと公表されましたが、練習再開にどれくらい時間が掛かるのかはまだ分かりません。もう1人、シーズン序盤は出番が有ったのですが、最近はルーキーClay Harborに2番手TEのイスを奪われたGarrett Millsもカットされています。
 変わりに53人枠に入ったのはPSに居た2人、今年の7巡指名でキャンプで評判が良かったDT Jeff OwensとDALの6巡指名からHOUを経由してPSに入っていたS Jamar Wallの2人です。

 Mike Pattersonが膝を怪我していると言う情報があります、MRIの診断結果を待っている状態なのですが2日たっても公表されません。Owsenを昇格させたと事から考えると重症かもしれません。もう1人、DeSean JacksonのリターンTDの時のブロックでJason Avantが軽い脳震盪になっていたようです。怪我の程度はまだ分かりません。
 Owensは6-3 306ポンドでGeorgia大出身です、キャンプでの評判は良く今大活躍中のAntnio DixonとDT4番手を争っていると地元紙に載った事もあります(ルーキーは褒められるものです)Pattesonが出れない場合には4番手として出場する事になるのでしょう。
 WallはTexas Tech出身でCB/Sです。5-10 204ポンドでDALに指名後ファイナルカットでカットされ、すぐにHOUに拾われます。開幕戦にSTとして出場したのですが、カットされPSとして契約していました。キャンプ中の評判などは分からないのですけれど、カット後すぐに引き取られて試合にも出ている事を考えると能力を評価されていると考えます。Allenの代役はKurt ColemanでQuintin Mikellとコンビを組みます、3番手のSがColt Andersonで4番手はこのWallなのは非常に不安です。ダイムバックはTrevard Lindleyでしょうからこの2人の出番はほとんど無いとは思いますけれど、これでSに怪我人が出るとそれだけで試合を落とすような事になりかねません。
 試合経験のある中堅ベテランですぐに使えそうな選手がどれくらい居るのか正確なリストが見つからなかったのですが、昔チームに居てSDで活躍後 今はUFLでプレイしているClinton Hartのような選手も居ます。来年以降は考えずに今直ぐ使う事を考えるならば、こう言うベテランを連れてくるのが正解だと思うのですが、このチームはこう言う時に内部昇格が多いです。
 Michel LewisはSFカット後にSTLと契約しているようです。

 薄い所から壊れていく(厚い所は壊れても大きなニュースにならないから印象に残らないだけかもしれません)のが常ですが、開幕から3人体制でルーキーが2人と最も薄いSでの怪我人は大きな問題になるでしょう。あとはMikellとColemanが無事にプレイを続けてくれる事を祈るしかありません。

走るだけになってから結果が出る、これが現状ですけど・・・

2010-12-21 08:02:00 | イーグルス
 前半と後半でここまで変わってしまう試合の感想を並べて読むと一体何が起こったのか?となりますね・・・

 ただ、Jeremy MaclinとDeSean Jackson2つのファンブルからのTDを奪われていますけれど、両方ともファンブルじゃないですね。Maclinのは膝が付いてからこぼしていますし(レビューで何を見ていたのでしょう)DeSeanのは最初のリプレイでは完全にファンブルですが反対側のリプレイでは完全にディフェンスにコンタクトされてのダウン後のファンブルでした。多分Andy Reidには最初のリプレイしか情報が無かったのでしょう、全てのリプレイを見た解説陣もチャレンジしないのはありえないと言い続けていました。
 そう言う意味では取られなくて良い14点を誤審で奪われた訳ですし、4Q途中から21点差を逆転した劇的な勝利も審判によって作られた物で、そこまでの力の差は無い、そう言えるのかもしれません。
 しかし、Micheal Vick対策が進歩するにつれて確実にVickの止め方の方程式が出来上がってきています。同時にシーズンを通じての進化が無く手の内をさらしているだけのSean McDermottのシステムを考えると、実力ではNYGに1歩劣ると考えざるを得ません。
 ディフェンスの問題点は散々書いたので省略しますが、オフェンスの良いチームがレギュラーシーズンに勝ち、ディフェンスの良いチームがプレイオフを勝ち進む、データに裏打ちされた定石を考えてもディフェンスの建て直しは急務です。リーグ最低のレッドゾーンからの被TD率はこの試合でも4回中3回TDを奪われてしまいました。
 問題点を2つ挙げると、バンプを全くしない為に練習通りのルートを簡単に走られてしまう事、ランかパスどちらかに掛けなければならない場面でも両方を止めに行くような高望みなプレイを指示する点、この2つでしょう。
 効果的かどうかを考えれば、サイズが無いDB陣にはバンプをして抜かれるよりもクッションを取ってと言うのでしょうけれど、見せ掛けでもバンプをすると警戒させる事を全く考えないのは今後も研究分析されて行くでしょう。
 最低限CBだけはWRに付けて、あとは全員でランを止めに行く、パスが来たら仕方が無い。そう言う場面でもSやLBがRBにボールを持たせてから動き出すような思い切りの無さを感じます。

 Micheal Vickにしてもプレッシャーが掛かった時の判断、特殊なフォーメーションへの読みと対応。これは30歳のQBとは思えないほどに未熟です。罠を察知する嗅覚を磨かなくても本能と運動能力だけで乗り越えてきたのでしょうけれど、読まれてしまえばどうにもならないスポーツですし、大きく課題は残ります。
 最初のINTは、ポケットが潰れて左ロールで逃げた後は目の前に居る左サイドのWRに簡単に投げる。走るだけじゃない投げれるんだ、そう意地になった前エースは走り出しながらフィールドを見ることが出来ました。Vickは走り出すと元々広くない視野がさらに狭くなります。もちろん、プレイが崩れたら持って走るだけではスクランブルの効果も半減してしまうでしょう。体勢が崩れてもディープにも投げれる身体能力が有ってスクランブルも活きてきます。デザインされていないロールアウトからのパスを向上させる事が必要です。
 が、今ベストのプレイをさせるとなると、崩れたら走れ。このシンプル過ぎる指示になってしまいます。実際、NYG戦の勝因は浅めのドロップバックから早いタイミングでスクランブルに出た事です。投げれると見せておいて、重要な場面では走る、カードの切り方でもディフェンスにプレッシャーを与える事が出来るはずです。

 7分で28点取る爆発力、良い所は書かなくても見れば分かりますし、今回はタックルミスやVickにDeSeanの個人技が重なった事にも助けられました。プレイオフを勝ち上がる為には欠点を修正出来ないとしても、見せないようにする修正をしなければなりません。


 Nate Allenは火曜日に手術を受ける事になりました。右膝の膝頭(大腿骨のすぐ下の骨)の骨折とそれに付随する腱が切れているようです。治療期間がどれくらいになるのかは手術後に公表される事になるでしょう。骨折だけならばそれほどの時間が掛からないでしょうけれど、腱の修復までやるとなると時間が掛かるかもしえません。
 代役はKurt Colemanが務めます、ST専用のColt AndersonをSとして見ているのかは不明ですが、Sの4番手としても準備させていたDimitri PattersonはCBのスターターですし、DBの補充は必須です。Trevard Lindleyに両方で準備させる、緊急処置としてはこう言う方向になるのでしょうけれど、来年以降を考える必要はありません、FA市場に居る中堅・ベテランS(結構SはFA市場に経験者が居る物です)を選んで欲しいと思います。

最高の幕切れ

2010-12-20 07:23:00 | イーグルス
 後半はtiny_ligths_88さんがチャットに来てくれたので、試合を見つつ愚痴をこぼしていたのですけれど、なぜか勝ってしまいました。とりあえず、スタジアムに居るEaglesファンの人はすぐに逃げた方が良いと思います。

 試合の転機がどこに有ったのか、後から考えれば差が付きすぎた為に止まっていたランで攻めてきた事で崩壊していたディフェンスが息を吹き返した事でしょう。結果としてランディフェンスは31回で丁度100ヤードと平均3.3ヤードに押さえました。
 そして、4Qにダメ押しのTDパスを貰った時には、レッドゾーンでバンプをしないで好きに動かれてデザイン通りのTDパスを貰っています。レッドゾーンでTE相手にワンプッシュすらしないでルートに出す、6-5相手に5-10で普通にカバーする。結果勝ちましたが、ディフェンスは問題が山積みです。

 後半4TDを取ったオフェンス、これは4Qに入って時間を潰しに来た事でパスラッシュが甘くなった事、同時にMicheal Vickのドロップバックを変えたのが成功しました。パスを叩かれるのを嫌い、同時にスクランブルをするスペースが欲しかったのでしょう、時に10ヤードも下がっている場面が前半有りました。これではパスは全てロングになってしまいますし、スクランブルでも大きなゲインにはなりません(シーズン序盤はそれで良くても、今はスクランブル対策をしています)それがプレッシャーが減った事で5ステップに戻り、LBがショートエリアに留まった事でスクリメージの人数が減りスクランブルが真ん中から出るようになりました。LeSean McCoyへのショートに2人付いている場面も有りましたし、スクリーンも待ってましたとばかりに潰されました。その分、OLが真ん中を空ければVickが走れるようになりました。21点差でしたし、スクランブルは少し出されても時間を潰せば良い、外に出られるよりも真ん中でVickにヒットして時間を流そう、こう考えたのかもしれません。実際スライディング出来ないVickはディフェンスを見ながらヘッドスライディングを繰り返しています。
 
 第3Q最後のJeremy MaclinへのTDパス、このプレイまではディフェンスも特に引いて流す感じではなかったのですが、このプレイでOLが時間を十分に与えた事が最後まで効いた印象です。DeSean JacksonのファンブルからTDを許し、そこからディフェンスが引きました。その後のBrent Celekへの65ヤードは普通にタックルしておけば良いのに、INTを狙った判断ミスのおかげです。同時にダウンフィールドブロックで手を抜かないMaclinの強烈なブロックも効いています。
 オンサイドは普通のキックオフフォーメーションからDavid Akersの2度と繰り返せないであろう完璧なキックを見せてくれました。ティーに叩きつけるように蹴ってワンバウンド後11ヤード飛んでNYGの選手が誰も居ない中緑のジャージだけが飛び込んでいます。そして、即Vickのスクランブル、これもディフェンスとしてはDLが外にOLを引っ張って空いた所からブリッツのうちが良くやったパターンをVickが個人技で交わして35ヤード走り抜けました。そこから、デザインされたVickのランでTDを取り7点差になります。

 ここでNYGのオフェンスがパスを投げ出すとDimitri Pattersonの所の穴がまた出るかと危惧しました。実際Dimitri方面にパスが何度も飛びましたし、FGレンジ寸前まで入られました。そこで3回ランで時間を潰しつつFGで良いとNYG側が判断した(当然の判断ですが)事でランを止めてパントで切り抜けます。このシリーズで残り五分程度有るのにタイムアウトを使ったのは後で困るだろうと思っていたのですけれど、結果として成功でした。タイムアウトをツーミニッツ前からでもどんどん使うAndy Reidですが、成功したのは今回が初めてかもしれません・・・
 オフェンスでパスを混ぜ出したのと同様にディフェンスもプレッシャーを掛ける形に戻してきました。が、一旦リズムに乗ったVickは簡単には押さえられません。スクランブル連発でレッドゾーンに入りMaclinへのカールで同点に追いつきます。外から回り込むスクランブルが久しぶりに出た事が、その次の真ん中からのスクランブルを呼んでいます。
 そしてDeSeanのパントリターンで決着が付きます。DeSeanがマフって拾って前を見たらど真ん中が開いていました、と言う珍プレイでNYGとしてはマフを見てボールに集まりすぎた為に一つ目の壁を抜けた後誰もフォローしていない状況が生まれたのでしょう。もちろん、DeSeanの加速で2-3人ぶち抜いていますからDeSeanで無ければ出来ないスーパープレイでは有ったのですけれど、流れと言うものは恐ろしいと実感するプレイそして試合でした(私はモメンタムはあまり重視しないのですけれど、この試合はそれ以外で説明が出来ません)しかも、エンドゾーン前1ヤードで真横に横切ってTDとか、万が一転んだりしたらどうするのか、そう言うのを考えられないお馬鹿の一撃で勝負が決まりました。
 
 実力ではNYGが圧倒している試合でした、ただセオリー通りに時間を潰しに行ったらVick以下のお調子者が勢いに乗ってしまった。最後もミスがTDを生みましたし、運と流れに乗った勝利です。もちろん、TD1つ早いタイミングでのオンサイドとか流れに乗る為の動きも決まりましたし、運だけで勝った訳では有りません。それでも、課題は山積みの試合でもあります、Nate Allenの怪我の状態によってはS陣は致命的なダメージを負う可能性も有りますし来週のMIN戦、そして最後のDAL戦と地区優勝への道は平坦では有りません。それでもNYGに連勝しての10勝目、これでMIN.DALどちらかに勝てば地区優勝ですし勝利した事が大きな前進であるのは変わりありません。

見てらんない

2010-12-20 04:26:00 | イーグルス
 チャットが独り言なので、まとめながら観戦してみましょうか。

 DeSean JacksonとAsante Samuelは出場、Winston JusticeとDerreck Burgessは欠場です。

 NYGのOLが怪我から回復傾向、一個ずつずれていたのが修正されてきたのは少し気がかり。同時にDLも良くなってきているし前回よりライン戦は苦戦するかもしれません。

 最初のシリーズからとにかくランだけは出させない方針のディフェンス、方針としては正しいですし、実際ランは止まっているので上々です。ただ、Samuelの怪我とスピードを試すようなパスを混ぜている事、そこで抜かれている点が気になります。
 もう1つ、ダイムパッケージでルーキーKurt ColemanとST専用Colt Andersonを入れているのが気になります。1stでロングならランもあるからCBでなくS入れるのも理解しますし、昔は3人目のSはスロットに付けてバンプさせる(CBが小さくてバンプが下手だから)ような使い方なのに、普通に3ディープでS3人入れている。しかも、パスカバーが上手い訳ではないルーキーを使うのは何故でしょう。3rdロングでのダイムには同じルーキーでもTrevard Lindleyを入れるべき、こんな重要な試合で若手を試すのは意味が分からない。
 
 Micheal VickがいきなりINTされました。CBブリッツ入れて逃げてから投げるまで、デザインされたディフェンスに見えます。セットの時点でブリッツがみえみえなのにそのままプレイして罠にかかる、Vickの適応力に問題があります。
 もう1つ、JPPにブロックされたパス、CHI戦から見られるようになったパスラッシュでOLを抜くよりも少し離れてVickの動きを見るディフェンスにやられました。腰が浮いているDLに一発押し潰してやるような威嚇は出来ないですかねえ・・・ダウンフィールド進入が有るから押せないのでしょうけれど、これをやられるとスクランブルも厳しくなるしサイド気味で直線パスのVickはブロックされてしまいます。

 INTからDimitri Pattersonが1対1で外されてのTDまで、ラン重視の影響が出ました。バランスを崩してまでランを止めに行っているのですが、パス取られなくてもホールディングでしたしDimitriの経験値の低さが出てしまいました。Nate Allenは何をしていたのか見直す必要があります。

 逆に、Darryl TappのチップからQuintin MikellがINTしてのオフェンス、Vickのスクランブルとサイドラインに出てからのレイトヒット(普通のQBはその前のタイミングでサイドラインに逃げるんですけれどね)でレッドゾーン寸前まで入ったのに、3rd&4からレシーバー全員がエンドゾーンに走るパスを選択してブリッツに捕まりFGに終りました。ターンオーバーをTDに出来るかどうか、この4点の差は大きいです。また、4ヤードの場面でブリッツが来たらどうするか、レシーバーのうち1人でも6ヤードくらいで取れるようなクイックルートを取らせないAndy Reidの采配も不可解です。プレイが崩れてからはMcCoyが5ヤードに出ますが、ブリッツでOLが崩れた時の事を想定しないコールをするのはVickが適応出来ないと思っているのか、読みが甘いのか、なぜなのでしょう。

 2つ目のTDを奪われたディフェンス、パスで崩された為に少しバランスを取ろうとした所でランが出始めます。そして、相変わらずColemanを入れて居るようですが、簡単にパスを通され、Dimitriはまたもや簡単に外されてTDを奪われました。ルーキーに多くを求めなければならない現状が苦しいのは理解しますが、同じ失敗を繰り返すSean McDermottの適応のまずさが目に付きます。

 最近の試合で目に付くのはVickがサックを貰う時の反応の悪さ、ラッシュに気が付いてから足が動き出すまでにワンテンポ有るようになっています。来たらすぐ走るだったのが我慢出来るようになったと評価するのか、走るのが持ち味なのに簡単に捕まってどうするのかと批判するのか、難しいです。

 ディフェンスはんぜサードロングに追い込んでもバンプからブリッツが出来ないのでしょう。クッションを取ってブリッツをしてもサイズが無いCB陣はNYGのWRには通用しません。高いボールを放り込めば大怪我しないと分かっているのですから。サイズからバンプが有効でないと考えているのかもしれませんが、何の工夫も無くブリッツを入れても届かないで高いボールでファーストダウンを取られる、シーズンを通じて大型WRのチームに何度も何度もやられても修正しないMcDermottのやり方は研究されてしまっています。

 Nate Allenが右膝を怪我して退場しました、タックルに向かう途中でプレイが終わり、止まろうとした時に芝に引っかかった感じでした。怪我の仕方は致命傷にはならないように見えましたが、退場の仕方を見ると重症かもしれません。

 前半を終って3-17、今日はここから逆転する要素が全く見当たりません。DeSeanやMcCoyの一発が出るかもしれませんが、戦術で戦略は覆らないでしょう。

 って、書いたらJeremy Maclinのファンブルから今日3本目のDimitri狙いのTDで3-24。でも、これをレビュー無しで流そうとする審判団の判断がまずおかしいし、膝が付いた方が先だと思うんだけどねえ。これで完全にこの試合は終りました、McDermottの後任を探すのがオフシーズンに向けての急務になりそうです。

2010シーズンの天王山

2010-12-20 00:37:00 | イーグルス
 地区優勝に大きく影響する@NYG戦、ハンデは3点程度不利とアウエイを考えれば互角予想になっています。
 Asante Samuel.Desean Jacksonの出場ははっきりしません、多少無理してでもここだけは勝ちに来るべき試合ですから出るとは思います。ここで勝てば直接対戦連勝ですし、実質2勝の価値が有ります。

 前回の対戦で勝負を決めたのはLeSean McCoyの一撃でした。カウンターにスクリーンとリードブロック無視の方向転換で抜け出してくれました。警戒順位としてMicheal Vick,DeSeanより下になるMcCoyが活躍してMcCoyを止めに来れば、この2人が活躍するでしょう。
 Vickは数字以上に押さえ込まれた印象の試合でした、クイックで投げる、最初からロールアウトする、ポケットからディープかスクランブル、この3パターンのうちショートならそれに反応し、ロールとポケットで判断する時にスパイからディレイブリッツを入れてくるSの使い方でVickのリズムを壊しました。DAL戦では復調気配のVickが前回の対戦からどれだけ順応するか、適応力と言う意味ではVickの脳みその程度が分かる試合になるでしょう。

 OLはNYGがうちと同じDE4人並べるようなサードダウンでのパスラッシュを止める対策が必要です。そこにディレイが来た時にOLが混乱せずにVickを守れるか、新任CのMike McGlynnがどれだけ成長したのかの試金石になります。1対1のブロックは何とかこなしていますが、ブリッツの読みやアジャストはまだ経験不足です。ブリッツのピックの為にTE/RBを割くかダウンフィールドで使えるかの差は大きいです、プレッシャーを掛けてレシーバーを減らすのも作戦でしょう。

 レッドゾーンでの拙攻が改善出来るかどうか、ランディフェンスがどうなるか、この2点が勝敗の鍵を握る試合になると予想します。2010シーズン最大の大一番、勝つしかない試合をちゃんと勝てるか、プレイオフを考えてもここで勝てるかどうかが今年のチームの行き先が見えるでしょう。