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イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

FS居ました・・・

2006-09-23 22:51:30 | イーグルス
 FSが居ないと文句を言った直後に気が付いた事が有ります、Javon KearseのIR登録で空いたロスター枠で契約したDustin Foxですが、CB登録になっていますがカレッジではFSとCB兼任でした。2006年のドラフトで上位指名を多数排出したOhio Stateの出身で、CBとして十分なスピードとテクニックを持っているのにCBの層が厚過ぎた為にFSに回されていました。つまり、今のEaglesに必要なBrian Dawkinsの代わりにFSに入ってカバーが出来る(ゾーンカバーとマンツーマンどちらが得意かは知らないんですけど)スピードとFSの経験が有る選手と言う事になります。怪我で出世が遅れていますが、去年の3巡指名ですし掘り出し物の可能性は十分に有る選手です。システムの習得をしているうちにLito Sheppard、Roderick Hoodが復帰してカットされてしまう可能性が高いとは思いますけど、Dexter Wynnより伸びる可能性が有る選手だと思います。Donald Stricklandを選ばなかった事に疑問を感じていたのですが、Foxを選んだのは正しい判断だったと考えます。将来のFS候補としてじっくり育てて欲しい素材です。

 開幕戦で膝を痛め、NYG戦後は練習をずっと休んでいたBrian Westbrookですが、SFに向かう直前の練習には参加したようでSF戦にも出場する事になりそうです。怪我をしていても容赦なく使うのがNFLですし、余程の大差が付かない限りは普段通りの15キャリー前後する事になるでしょう。本当は休ませて欲しいのですが、この試合負けてしまうとシーズンが終わってしまう可能性が有るので使うしかないです。Westbrookの代役として2年目のRyan Moatsが居るのですが、とにかくファンブルが多くコーチ陣の信頼を失っているのではないかと考えます。去年後半スターターで平均5,1ヤードの数字を残して居るのですから能力面での不安は無いでしょう、RB陣が怪我に苦しむ中でも起用されないのですから余程嫌われているんでしょう・・・・・。ただDENからトレードの申し込みが有った時に(Ashley Lelieとのトレードでの交換要員だったかもしれません)即座に断ったという噂が有りました。期待されているのかいないのか良く分からないです。

DL再編成

2006-09-23 03:29:00 | イーグルス
 Javon Kearseがこれまで守っていたLEにはDarren Howardが入り、REにはTrent Coleが入る事になりました。Jerome McDougle、Juqua Thomas、Jason Shortがローテーションする事になります。HowardはNO時代LEの経験が有りますし、Coleは去年後半REのスターターを勤めていました、そういう意味では無難な配置転換ですし能力の高い選手からスターターに使ったと言う事でしょう。
 HowardのLE起用には不安は有りません、元々Kearseよりもランストップ能力の有るHowardをLEで使うべきだと私は考えていました。
 問題なのはColeのRE起用です。去年はルーキーでしたしカレッジ時代よりも30ポンドバルクアップした事も影響していたのでしょうが、スターターに昇格してから4試合で5サックを記録して11月のルーキーオブザマンスに選ばれましたが、その後の4試合では0サックに終わりました、完全に息切れしていました。今年はスターター定着に向け更に5ポンド増やして春のミニキャンプに現れました、そういう意味では去年よりはスターターとしての耐久性を増しているとは思います。しかし、ドラフト時にはバルクアップが難しい骨格と言われていました、スターターに定着させるよりはサードダウンパスラッシャーとして起用した方が良いのではないかと私は考えています。Jim JohnsonはN.D KaluやDerrick Burgessと言ったサードダウンパスラッシャーをスターター起用させて成功してきた実績は有るので、Coleにもスターターに定着して欲しいと期待はして居るのですけどね。
 もう1つ、サードダウンでHowardをDTで起用する事でマークを引き付け、Coleのサックを引き出していたパターンが崩れる事も不安材料です。これは、ニッケル時にLEをMcDougleに入れ替える事で今後も続ける事が可能ではありますが、KearseとMcDougle,Thomasではパスラッシュ能力に差が有りますから、これまでのようなサックを量産する事は難しいと考えます。
 これまで4サックと好調のColeをスターターに昇格させる事が更なるサック量産に繋がるのか、Coleが息切れしてしまうのかはもう少しすれば結果が出るでしょう。McDougleが早い段階で結果を出してLEのスターターに昇格する事を期待します。

Free safety

2006-09-21 23:35:05 | イーグルス
 スキルポジションにタレントを集めたNYGのオフェンスと、ラインを重視するEaglesのディフェンス、8サックしてラインは勝利しましたがDBの層の薄さから最後はオーバーパワーされました。
 今のEaglesのディフェンスに何が足りないのか、それはFree safetyのバックアップです。Brian DawkinsをRBやTEに付けた場合、代わりにFSに入る選手が居ない事が最大の問題です。Eaglesは本来Dawkinsを1人フリーに残すカバー1が主体のディフェンスをします、DawkinsはEd Reedと並んでカバー1でリーグベストのSでしょう。代役はSSのMichael Lewisですが、NYG戦でもあっさりとTDを許しています、フリーで残した場合の判断の悪さは致命的で判断の遅れを挽回するスピードも有りません(最近多いCB/FSの選手の殆どは判断力低いです、その分スピードでカバーしてます)Lewisをカバーに使うのが元来間違っています。LewisにはレシービングTEをカバーする技術は無いのですが、アウトサイドランナーをマークするだけの能力は有る筈ですからNYG戦の場合Tiki BarberにはLewisを張り付かせ、出来うる限りDawkinsを後ろに残すべきだったと考えます。
 リターナーの問題とRBの怪我の問題が大きく影響したのですが、CB4S4のDB8人体制で開幕を迎えました。普通よりも1人少ない編成ですし、SのバックアップがSS2人でFSが居ない事も問題でした。Dawkinsの後継者として獲得したSean Considineですが、スピード不足でFSではなくSSとして起用する様に方向転換しています。キャンプではリターナー兼任のJ.R ReedとCBからコンバートされたMatt Wareの2人がFSに居たのですが、ファイナルカットで解雇されてSTL.ARIとすぐに契約しています、その結果Dawkinsを前で使った場合にFSに入る選手は居ません。TEをカバー出来る能力を持っているのがDawkinsしか居ないのですから、SLBのように起用するのは間違って無いと思いますが、その時にカバーするのがLewisでは役不足なのです。今年のFA獲得・ドラフトの時点ではDawkinsとの契約延長は済んでいませんでしたし、Considineのスピード不足、Matt Wareの能力不足も分かっていた筈です。小柄なDBしか居ないのが問題だったのですから、大柄なCBかFSを獲得する必要が有りました。
 DawkinsのLB起用だけでなく、大型レシーバーに対するサイズ不足の問題解決にも大型のDBが必要です。Lito Sheppardが欠場し、Roderick Hoodが途中退場した為に6-5のBurressを5-9のJoselio Hansonがマークしていました、Eli Manningからすればプレッシャーが掛かっても長めに放り込んでおけば大丈夫と余裕が出来たのではないかと思います。カバー能力が低くてもMatt Wareのような大型DBがマークしていれば状況は違ったでしょう。
 ファイナルカットの時点ではRBを5人残すのも仕方が無い状態だったのですが、その結果バックアップのFSとチーム唯一の大型DBをカットする結果になりました。CBが2人戦線離脱した事でDB8人体制の問題も表面化しています。怪我人を予想することは出来無いのですが、この2つの問題を解決できるWareをカットするべきではなかったと言う結果になります、少なくともDawkinsのLB起用は計画していたのですから。
 
 現在のFA市場に大型DBは残っていないようです、シーズンを通じてこの問題は解決されないかもしれません。

Jevon Kearseシーズンエンド

2006-09-20 06:15:19 | イーグルス
 NYG戦でEli Manningをサックした際にMike Pattersonと交錯してしまったJavon KearseはACLとMCLにダメージを負いシーズンエンドと診断されました。ひざの他にもお尻の筋も痛めて居るようです。
 膝の靭帯4本中3本に損傷が有る事がMRI検査によって判明しています、手術をするのか自然治癒を待つのかはもう少し様子を見てから決定するようですが、チームドクターは、これだけの怪我をして手術をしないで済む事は殆ど無い。とコメントしていますから手術する事になると思われます。
 今回の怪我はTEN時代にメスを入れている右膝ではない事、靭帯断絶でない事、即手術決定と言うほどには酷く無さそうな事、これだけが救いです。手術をしてみなければわかりませんが、来年プレイ可能な怪我ではないかと推測します。

 リハビリが上手く行かずに引退するようなことになった場合の事を考えてみます、8年契約で16ミリオンのサインボーナスを支払っています、現在3年目ですが今年の労使交渉でチームで2人だけ3月1日にカットしても6月1日カットと同じゴーストサラリーの優遇措置(というかゴーストの後回し)が可能になりました、それを利用してカットした場合2007シーズンは2ミリオン、2008シーズンに8ミリオンのゴーストサラリーを計上する事になると思われます。

 Eaglesに加入した2004年は7,5サックの記録以上に存在感を見せ、常にダブルチームを引き付ける事でチーム全体のパスラッシュを大きく助けました。2005年はシステムに問題が有った事も影響してか、7,5サックの記録ほどの存在感は有りませんでした。今シーズンは逆サイドにDarren Howardが入りチーム全体のパスラッシュが良くなった事も影響しているのでしょう、2試合で3,5サックと全盛期のような活躍をしていました。
 Kearseの離脱でLEのスターターにはJerome McDougleが入る事になります、REのスターターHowardをLEに回し、ニッケル時のパスラッシュスペシャリストTrent ColeをREのスターターで使う事も可能ですが、プレシーズンから上手くローテーションしている右側はいじらずにこのまま使った方が良い結果が出ると考えていますから、McDougleを起用することには私も賛成します。SF,GBと2戦様子を見て上手く行かないようならばHowardのLE起用、Darwin WalkerのDE起用等を考えれば良いでしょう。

 2003年の1巡指名だったMcDougleですが、1年目はふくらはぎの怪我で出遅れ、2年目もこまかい怪我を続発させて期待を裏切りました。3年目の去年はREのスターター起用が確定していたのですが、キャンプ直前に銃撃事件に巻き込まれて銃弾を受けシーズンエンドと不運が続き。TSNの選手名鑑で長年Courtny Brownが守り続けてきたBiggestbustの称号を今年引き継いでいます。
 今年もキャンプで肋骨を2本骨折して出遅れ、開幕から2試合出場していません。しかし、骨折は完治しているようですし、万全の状態ならばスターターが務まるだけの能力が有るとは思います。サックを量産する必要は有りませんし、ニッケル時にはColeと入れ替わる事になるでしょう、その程度の仕事は出来る筈です。

 ダブルチームを引き受けるKearseを失った事は個人の能力以上にDLユニットとして大きなダメージになります。2試合連続2サックを記録していたColeにこれまでのような活躍が出来なくなる可能性が有ります、Kearse,Howardがマークを引き付けた所を外からラッシュ出来たこれまでよりもマークが厳しくなりそうです。
 パスラッシュが届かなくなるとディフェンス全体が機能しなくなるのはNYG戦でも明らかです。KearseとMcDougleを比べればパスラッシュ能力で劣るのは仕方有りません、それでも大きなシステムの変更はしない方針のようです。McDougleには期待外れと言われ続けた3年間の汚名返上するシーズンになる事を期待します。


 NYG戦で退場したRoderick Hoodですがそれほど重症ではないです。SF戦は欠場する可能性が高いようですが、長期欠場と言う事にはならないようです。KearseのIR入りで空いたロスター枠でDustin Foxと契約してDBの補強をしています。

17点差を守れず

2006-09-19 02:50:04 | イーグルス
 ホームでの緒戦になったNYG戦は17点のリードを追いつかれオーバータイムの末24-30で負けました。

 オフェンス ランよりもパスの方が出たのは予想通りでした、Tra,Jon Runyanは1サックに防ぎましたし、レシーバー陣はスピードでマッチアップに勝利しました。McNabbは45回投げて27回成功350ヤード2TD0INTとパス成功率の低さ以外では文句の無い数字を字残しています。L.J Smithは7回111ヤードと素晴らしい活躍を見せましたし、Donte StallworthもCBを完全に振り切ってのTDパスを受けるなど抜群のスピードを見せました。問題なのはランで、Jamaal Jackson、Shawn Andrewsを並べたインサイドが出ず、Traの左も出ない状態でした。DLを押せなかったのか、優秀なLBのフォローが早くヤードを稼げなかったのかは不明ですが、改善の余地があります。

 ディフェンス Tiki Barberのランを止める事に成功した代わりにEliのパスは止まりませんでした。43回投げて31回成功、371ヤード3TD1INTとMcNabbに比べ高いパス成功率を残しています。パスラッシュは8つのサックと8つのQB Hurryですから、プレッシャーは十分に掛かっていた筈です、それでもこれだけ投げられたのは高さのミスマッチの影響なのか、改善されないLB陣のカバーの拙さが原因なのかは分かりません。


 後半開始後のTDで24-7で17点差をつけた状態から逆転されました。個々の記録よりも采配に問題があったのは間違いありません。
 まず、一つ目のAmani ToomerのTDパスでは、Roderick Hoodショート、Michael Lewisがディープを守っていたのですが、Lewisのヘルプが遅れてフリーの状態でのレシーブを許しています。去年から何度もLewisのカバーミスを突かれています、LB寄りのSSですからスピードが足りない事と、Lewisの判断の悪さが目立ちます、Lewisを1人ディープに残す意味が分かりません。
 David Akersが49ヤードのFGを外しています、ポストに当たったようですがホームで殆ど風の無い状態でした、AlersならばイージーなFGだと思うのですがこの失敗が後で響く事になります。その後51ヤードFGを蹴れる位置でギャンブルをして失敗しています、通常のAkersならば間違いなく蹴らせて居たでしょう、手術を受けたAkersが信頼されていないのかもしれません。それにしても、4th&1からパスを投げさせるのはAndy Reidらしいコールではありますし、ランに信頼が出来無い状態でもありましたが、いくらなんでもやり過ぎです。このプレイコールも後に響く事になります。
 Plaxico BurressがファンブルしたボールがTDパスになってしまったのは不運でしたが、自陣5ヤードでパスレシーブされていたわけですし、良くてFGだったでしょうから大きな影響があったとは思えません。
 AkersのFGミスが無ければ4thダウンギャンブルでパスを投げる事は無かったでしょう51ヤードでもFGを蹴っていた筈です、その影響の集大成が2度目の4th&1でのギャンブルでしょう。10点差でリードして残り8分、ギャンブルする必要は全く有りません、素直にパントを蹴っていれば違う結果になったでしょう。この場面で1ヤードを取る為にShawn AndrewsとJamaal Jacksonをインサイドに並べているのですから、使ってみたくなるのは分かるのですが、それならば前半のギャンブルの時にランを使うべきでした。
 Westbrookのファンブルですがこれは仕方が無いです、エースランナーに持たせてファンブルしたのですから。持ち駒と言う意味で3回で確実に10ヤード取れるパワーバックを持たない影響はありますが、そんなRBを持ってるチームの方が少ないです。
 その次のToomerへのパスはSheldon Brownが1ON1で負けました、これは仕方ないのです。Sheppardの代役Hoodも怪我でフィールドを去っていましたから、Burressの方をダブルチームするのは当然です。Brownが終始Toomerとのマッチアップに負けたのも敗因の一つです、Sheppardが居ない状態でチームのベストCBのBrownをBurressではなくToomerに付けたのは、Toomerは1対1で止めてBurressはダブルチームする方針だったのでしょうが結果的にToomerには12回で137ヤードと好き放題にやられました。

 去年DAL戦でMcNabbが理解不能のINTリターンTDを奪われるまで、第4Qでリードしていた場面での連勝が続いていたのですが、時間を潰すだけの状態になってからのプレイコールは改善されません。ランに決定力が無いのは分かりきっています、チームは元々そこに重点を置いていないのですからそれが問題ではないです、問題なのはショートパスを繋げなくなってしまう点です。理由は簡単で通常は通してくれる5ヤードのパスまで防ぎに来るから簡単には通らなくなる訳です、分かっていても止められないレシーバーは居ません、元々スピードタイプしか居ないのですから当然です。今後もこの問題は足を引っ張り続ける事になるでしょう。


 この1敗は1,5敗分のダメージがあります、完全に勝てる試合を落とした事と、直接対決、地区対戦、カンファレンス対戦全ての面で最後に影響してくる敗戦になりそうです。