6巡191位 C Jason Kelce

　6巡191位での指名は3人目のOL Jason Kelceでした。CLE出身で高校自邸はLBとRBでプレイし、2度地区のファーストチームに選ばれています。240ポンドのILBとしてCincinnati大に入学したのですがレッドシャツを経た2007年40ポンドのバルクアップをしてOLとしてプレイする事になりました。2年生になってLGのスターターとなり13試合全てでスターターとして出場しています。3年生もLGで13試合にスターターで出場しBig-Eastのセカンドチームに選ばれ、4年生のキャンプ中にCへコンバートされ11試合にスターターで出場、Big-Eastのセカンドチームに選ばれています。

1年生　ほとんど出場なし
2年生　13試合出場
3年生　13試合出場
4年生　11試合出場

　身長6-2と1/2、体重280ポンド、腕の長さ32インチ、40ヤード4.93、ショートシャトル4.14、スリーコーン7.22、垂直飛び30インチ（75cm）、幅跳び9フィート2インチ（276cm）、ベンチプレスはコンバイン、プロデイ共に行っていません。ワンダリックテストは21点でした。

　　ハイライトを探したのですけれど、LGでのプレイがほとんどでCとしての動画はほんの少しだけしか見ていません。LGとしては軽くて速いのを活かしてLBを積極的に取りに行くプレイが光ります。NFLレベルのDTを相手に出来るのか、パワー不足が心配です。Cとしてのプレイではスナップ後に前に当たりに行くのではなく上に伸びてしまうような場面が有るのが気になります。スナップ後の1歩目が遅い為に受けに回っている印象です。コンバインのフィルムは元LBで280ポンドと軽量なだけあって昨日のJulian Vanderveldeと比べて軽快そのものです。

　長所は素晴らしい努力家でトレーニングを熱心にする、怪我に強くスターターに定着してから一度も欠場していない。LBの動きに付いていけるスピードを持ち、リードブロックのアングルが良い。40ヤードの数字以上に速く、オープンへのランで驚異的な仕事が出来る。
　欠点はサイズが無く、これ以上のバルクアップは難しい。プルラッシュで押し切られてしまう事が有り、パワー不足と膝が伸びてしまう欠点が目立つ。
　280ポンドでNFLレベルのOLが出来るのか？これはバックアップとしてもかなり難しいでしょう。6-3で腕も長くないですし、OTへのコンバートも厳しいと思います。パスラッシュDTやFBへのコンバート予定の指名かと3人目のOL指名の時には考えたのですが、Andy ReidはCとして使うとコメントしています。
　ただし、ドラフト前になって評価を上げた選手で元々は7巡でも引っかかればいいか程度だったのが、一部では4巡候補とまで書かれています。私にはサイズの不利を覆すような良さが見つけられなかったのですが、指名したのですから何かが有るのでしょう。