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我が道を行く指名

2011-05-02 20:04:00 | イーグルス
 上位指名候補が予想外の順位まで残っていても飛び付く事が少なく、一般的な評価が低くてもチーム内の評価が高い選手を指名する事の多いEaglesのドラフトですが、今年も独自路線の選手評価をしています。個人的に信頼しているドラフト情報サイトDraft CountdownとGreat Biue North Draft Reportの全選手ランキングと指名した順番を比較して見ました。
 1番最初の数字は実際に指名した順位 選手の名前 Draft Countdownでの順番 Great Biue North Draft Reportでの順番 となっています。NRは順位がついていない選手でDraft Countdownは254人、Great Biue North Draft Reportは300人ランキングしています。

23 Danny Watkins    28  33
54 Jaiquawn Jarrett  108 114
90 Curtis Marsh     122 100
116 Clay Matthews   117 136
120 Alex Henrey     NR  NR
149 Dion Lewis     114 181
161 Julian Vandervelde NR  NR
191 Jason Keice     NR  NR
193 Brian Rolie      NR  NR
237 Greg Lloyd      253  229
240 Stanley Havili    NR  188

 見事なまでにリーチ(一般的な評価よりも早く指名する事)の連発です。有名選手で指名が遅れる時はなんらかの問題点が有る事が多いですから落ちてきた有名選手を取れば良いと言うわけではないのですが、無名選手を高い順位で取るのは無駄でトレードダウン出来たのでは無いか?と疑問視される事になります。まあ、隠し球を先に取られるのが嫌だから高順位で取るのも理解出来るのですけれど。

 様々な所でドラフトの評価付けが始まっています。同地区のNYG.WASの評価が高くAからB+を多く貰い、DALはB-からC評価が多いです。うちは一貫してどこもB、欠点のOLとDBを埋めたプラスとマイナー選手を集めたマイナスを差し引くと平均点のBを付ける事になるのでしょう。
 ドラフトの評価に大きな意味はありません。が、ドラフトの楽しみには評価に一喜一憂するのも入っていますしサイトを巡回してしまいます。1巡が20位くらいのチームだと3年後1人でもプロボウルに出て3人スターターに定着していれば成功でしょう。今年は1-3巡の3人は1年目からスターター争いを期待した指名です、3年後に独自路線が正しかったと思い返せると良いのですけれどね。

ReidとRosemanの記者会見まとめ

2011-05-02 09:51:00 | イーグルス
 Andy ReidとHowie Rosemanの記者会見を見ました。ドラフト全体の話と3日目の指名に付いての説明を同時にやっているのでやや1-3巡の話よりも4-7巡の話が多くなっています。

 LB3人に付いて、Casey MatthewsはLB3ポジション全部とニッケルLBとしても試す、それを行うだけの知性と熱意が有る。と身体能力よりも精神面を高く評価しての指名みたいです。
 Brian RolleはWLBとニッケルLBでの起用、サイズが小さいと言うだろうけれどカレッジでのプレイを見ればそんな事が関係ないと分かるはず。と5-10のサイズは心配していないようです(Ernie Simsも5-10でしたからね・・・)
 Greg LloydはMLBでの起用で、2009年のACL.MCL両方の手術からは順調に回復している、怪我が無ければここまで残っていないと考えているようです。
 LBを3人指名した事に付いては、FAで4人出る可能性が有る事(2人RFAで2人UFA)よりも競争させて高いレベルのデプスを形成する事が必要だった。と戦力向上を狙ってのものと言っています。

 OL3人に付いて、Danny WatkinsはRGで使う予定のようで、内側のOL強化が必要だったのが指名の理由だそうです。ただ、カレッジでLTだった事、シニアボウルでLGとRG両方で素晴らしい動きを見せた万能性も高く評価しているとも言っています。ただ、今のチームだとRGで準備させるようです。
 Julian VanderveldeはG/Cとしての指名、Jason KelceはCとしての指名だそうです。CとGの強化が必要だと考えていたから指名候補から3人手に入れる事が出来たのは幸運とラインマニアは自画自賛してます。RosemanはC/Gの強化でOLの組み換えの可能性を示唆しました。若手の状況次第でTodd HerremansのRTコンバートが有るかもしれません。

 Alex Heneryを指名した事について、4巡は払いすぎと思うかもしれないがこれだけ高い能力の選手を見逃す訳に行かなかった。と言っています。David AkersについてはRosemanが今もチームの一員だがタグの制度がどうなるか分からない現状でAkersが流出した時の備えをするのは当然の事としています。

 Dion Lewisはブリッツのピックの改善は必要だがLeSean McCoyとは良いコンビになると期待しているようです。パスキャッチ能力を高く評価しているとも言っています。
 Stanley Haviliは肩の怪我で順位を落としたが、今年のFBではベストの評価をしていた、この順位で取れて嬉しい。パスキャッチの良いFBがチームには必要と指名の理由を説明しています。

 2日目の2人に対してはRosemanの回答の方が詳しいです。
 2巡指名のJaiquawn Jarrettに付いてQuitin Mikellの後継者としての指名であるが、Mikellとの交渉をしないわけでは無い。Mikellに良く似た前に出るタイプのSSになってくれるだろうから戦術にぴったりの選手。40ヤード4.6を計測して評価をやや落としたがフィールドでは十分なスピードを持つ。と2巡指名しただけあって高く評価しています。
 3巡指名のCurtis Marshには6-0で40ヤード4.4でワンダリックテスト30点、サイズとスピードと頭脳がこれほど高いバランスで調和している選手はなかなか居ない。RBからCBへのコンバートをして2年経験不足と思うかもしれないが、それは欠点ではなく伸びる要素と考えている。とこちらも大きな期待をしています。が、Asante Samuelの反対側は誰?の質問には答えずに話をそらしました・・・・・・

 DLの指名が無かった事についてRosemanは去年取ったじゃないか、成長を待つだけ。と言っています。Reidはシーズン後半サックが減ったのはデプス不足ではないのか?と聞かれ、そうかもしれないけれど、それだけじゃないよ。と答えました。
 親子兄弟選手を3人も指名した事について、精神的にNFLと言うリーグに適応する準備が出来ている事を重視している。その結果がこうなっただけ、と言っています。環境と言う面でのプラス面を評価しているのでしょう。
 これで補強が終わったわけでは無い、当然労使交渉がどのような形になっても次の段階(FA補強とルーキーFAとの契約)が有るだろう。強化すべきポジションで競争をさせるだけのデプス補充が出来たし良いドラフトだった、とまとめています。