イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

McCoyしか残らない可能性有り

2011-01-30 21:59:00 | イーグルス
 QBの事を書くと、どうにも考えている事を上手く書けないのです。QBの能力の問題とシステムの問題、プレイコールの問題、そしてQB以外のタレントの問題、どの面から見るかで評価が変わってしまうからかもしれません。
 サードダウンを堅実に取れないのはDonovan McNabbからですし、QBが悪いのかAndy Reid以下のコーチ陣が悪いのか、両方だとは思うのですけれどMicheal Vickにしか出来ないプレイが有るのですから上手く使えばもう少し楽にドライブ出来る筈です。
 Reidは試合を左右するであろう重要な場面への対処(と準備)の比重が軽く、一試合全体でこの程度点が取れれば良い。そう言う考えなのではないかと思うのです。リードしていても劣勢でもプレイ選択が変わらない(普通に時間潰せば良い場面でロングを投げたり、劣勢で時間が無くてもディープを投げる為の撒餌でしかないドローを使ったり)からこそMcNabbやVickを上手く使えるのでしょう。
 
 
 Brian WestbrookからLeSean McCoyにスイッチしてLeonard Weaverと組ませたRB陣ですが、開幕戦でWeaverを失い3番手のMike Bellも使い物にならない為にMcCoyが常にフィールドに居るような状態になりました。

LeSean McCoy
ラン 207回1080ヤード平均5.2ヤード 7TD
パス 90回中78レシーブ レシーブ率87% 592ヤード平均7.6ヤード 2TD
 2年目にして1000ヤードを突破し、スクリメージさえ抜ければボールセキュリティーを無視したかのような妙なフォームでタックルを交わしていく機敏さでヤードを稼ぎました。オープンフィールドでの1対1で何度も何度も抜き去りましたが独走はあまり無いですしトップスピードよりもストップアンドゴーの加速が売りになります。少し気になるのは、カットを切る前に一瞬足が止まる(ディフェンスの動きを見るような)間が有り、そこで間合いを詰められると簡単に止まってしまう事がバレたように終盤見えました。
 RBのレシーブ回数でリーグトップになりました、5ヤードを取らせてもらって即タックルと言うディフェンスの誘導の結果回数が増えた面はありますけれどそれでも78レシーブは立派な数字です。

Leonard Weaver
ラン 1回0ヤード
 シーズン最初のボールキャリーで左ひざACL断絶で3度の手術を要する大怪我を負いました。一度は再起不能の噂も出ましたが、リハビリは続けているとフィールドに戻る意思を表明しています。開幕戦での怪我なので7月のキャンプまでには練習に戻れると考えていたのですが、現段階での情報を総合するとACL断絶の中でもかなり重度の怪我でリハビリに時間が掛かりそうで完治が難しいかもしれない怪我の可能性が有るようです。

Jerome Harrison
ラン 40回239ヤード平均6ヤード 1TD
CLEでの成績 ラン31回81ヤード平均2.6ヤード
パス 9回中8レシーブ レシーブ率89% 43ヤード平均5.4ヤード
 シーズン途中にCLEからトレードでやってきました。去年はシーズン終盤素晴らしい働きを見せて期待されたのですが、結果が出せずに干されていました。入団後もあまり使ってもらえず、McCoyが怪我で離脱したWAS戦、主力温存の最終戦と2試合で32キャリー208ヤードと使えば走るのに使わないのはCorrell Buckhalterと同じ状況です。RFAでの1年契約でしたのでUFAになります、個人的にはキープして欲しいのですけれど、コーチ陣の評価は高くないのでしょうね使わないのですから。

Eldra Buckley
ラン 21回67ヤード平均3.2ヤード
パス 2回中1回レシーブ 10ヤード
 RBとしてはスピードは有るが横が苦手で縦にしか走れず、縦を抜けるパワーは無い為に使い物になりません。が、STでは本当に素晴らしい働きをしてくれます。今後もST枠で起用される事になるでしょう(SDをカットされた時に3年契約した記憶が有るので、もう1年契約が有るはずです)

Mike Bell
ラン 16回28ヤード平均1.8ヤード
CLE移籍後 31回71ヤード平均2.3ヤード
パス 2回中1回レシーブ 5ヤード
 去年の2番手McCoyがエースに昇格した後任の2番手だったはずですが、怪我で出遅れシーズンでも全く良い所無く期待外れに終りました。スーパーボウル勝利のNOではレギュラーシーズンの数字ではチーム1位だったのですけれどねえ・・・

Owen Schmitt
パス 24回中19レシーブ レシーブ率79% 136ヤード平均7.2ヤード
 ランでボールを持つ事は有りませんが、レシーブではゾーンの隙間に入れる器用さが有ります。リードブロッカーとしては普通ですね、LBを1人取って潰れる事は出来てもLBを押し潰してさらにSを取るような事は出来ません。個人的には好きなタイプですが、チームはこう言う選手を取っては捨てますし来年は居ないと思います。


 McCoyはブリッツのピックも上手くなり、抜けてからが凄いカット(OLの弱さが改善されれば0ヤードの回数は減るはずです)レシーブ力とWestbrookの後継者として必要な能力を全て見せてくれました。怪我無く成長してくれれば来年はもっと良くなるでしょう。
 Weaverが復帰できるかどうか、Harrisonと再契約するのか、この2つは不透明です。ドラフト関係のサイトを見ても、なぜかどこもRBは補強ポイントにしていないのですけれど、2番手RBの確保は非常に重要なポイントだと思います。Weaverが復帰し、Harrisonを3番手で確保する事になれば最上なのですけれど、そうならない可能性の方が高いでしょうね。2番手RB程度ならばFAで見つけられるからドラフト上位は使わないと見ているのかもしれません。

3-4移行でしょうか

2011-01-30 00:01:00 | イーグルス
 DeSean Jacksonがプロボウルを辞退しました、プレイオフのGB戦でMCLを捻挫したようです、手術が必要な怪我ではないようですし(それなら即手術でしょうね)今後アクシデントが無ければ開幕には完治しているでしょう。

 
 DC選びですが、これまでGBのDLコーチMike TrgovacやILBコーチWinston Mossを狙っていると噂になりました。今回面接の許可を求めた事でSコーチDarren Perryを狙っている事が表面化しました。
 PerryはPITのSとして1992-98までプレイし、その後SDとNOで1年プレイしました。その後2002年からCINのコーチ見習いとしてコーチ業を始め、PITのDBコーチとして2003-06年、OAKのDBコーチとして2007.08と2年過ごし、2009年からGBのコーチを務めています。
 現役時代もコーチとしてもBill Cowherの影響を非常に強く受けています。CoeherのHC就任の1992年にプロになり、HCから引退した2006年にコーチとしてPITを去っています。どう考えても3-4系統の人材ですし、今のチームに合うかどうか良く分かりません。
 もちろん、DC昇格人事とはいえPerryが二つ返事で契約合意すると決まっては居ません。スーパーボウルが終るまで待ってから断られた場合のダメージは致命的でしょう。それでもDC選びに進展が有った事は良い事です。