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McNabb6度目のプロボウル

2010-01-19 02:37:00 | イーグルス
 NOとMINが勝ち残った事でDonovan McNabbがプロボウルに出場する事になりそうです。スーパーボウル進出チームのQBがプロボウルに出る筈がありませんから、どちらが残っても補欠1位のMcNabbが呼ばれる事になります。

Donovan McNabb 14試合出場 14試合先発
パス 443回中267回成功 成功率60.3% 3553ヤード 22TD 10INT RAT92.9
ラン 37回 140ヤード 平均3.8ヤード TD2
開幕戦、大量リードした場面でスクランブルからTDを取りに行きハードヒットされて肋骨を痛め2試合欠場しました。
スクリーン・10ヤード・20ヤード・30ヤード、距離に関係なくパス成功率が変わらない不思議なQBですが、今年もスクリーンにRBが飛びついて取り、10ヤードは地面に突き刺さり、ディープはそれなりに成功しました。OLが悪い時にやってられないと不機嫌を隠そうともせず試合を捨ててしまうように見えるのも変わりません、敗戦時の単調なプレイコールがAndy Reidの限界なのかMcNabbの集中力の無さから単純なプレイしか使えなくなるのか分からなくなりました。
それでもレーティングは90を超えてキャリアで3番目に良い数字です。35回のサックで10回ファンブルしていますがこれはキャリアワースト、LTの責任のファンブルも有りましたが、ポケットを出てから背後無警戒でうろうろするのはなぜなのでしょうね。
パスラッシュを避けてからパスを投げる能力ではリーグ屈指ですし、スクランブルからロングゲインを奪う事も出来ます。今からスタイルを変えるのは無理でしょうし、良い所も悪い所も受け入れるしかないのでしょう。

Micheal Vick 12試合出場 1試合先発(WRとして)
パス 13回中6回成功 成功率46.2% 80ヤード 1TD 
ラン 24回 95ヤード 平均4ヤード 2TD
お腹がへっこんだシーズン後半切れのある動きを取り戻しました。パスを投げるだけでトリックプレイ扱いQBの扱いは最後まで変わらず、ファーストターゲットを見続けダメなら走るプレイでしか使われません。スニーク・オプションキープでのランはトップスピードは落ちた物のQBの位置から走り出す事を考えれば十分に脅威です。ゴールライン前でアウトサイドに抜ければ止めるのは不可能でしょう。
QBとしての身体能力は持ち合わせていますが、判断力の無さは致命的で普通にQBとして使うのは無理でしょう。復帰2年目の来シーズン良くなると見る向きも有りますが、ATL時代を見ても向上しないと思います。QB/RBとしての起用が続くはずです。

Kevin Kolb 5試合出場 2試合先発
パス 96回中62回成功 成功率64.6% 741ヤード 4TD 3INT
ラン 5回 -1ヤード 1TD
McNabbの負傷で与えられたチャンスを活かしました。ディフェンスが崩壊したNO戦は敗戦しましたが、KC戦ではオフェンスをリードしました。共に300ヤードを超えています。ただし、両チームともディフェンス建て直し中のシーズン序盤の対戦と言う点は考慮するべきでしょう。
McNabbとは対照的にショートを繋いでいくWCOらしいスタイルを取ります、プレッシャーに弱くブリッツが来ると混乱する点は改善する必要が有ります。経験を重ねる事で改善出来るのか、ブリッツで簡単に潰せるQBのまま終わるのか、来年が勝負の年になります。

 A.J Feeleyを放出したのは失敗だと思いましたが、Kolbの予想以上の成長の裏付けが有りました。大エースとして歴史に名を残すQBにはならないでしょうが、ランパスのバランスを取る事を重視するのであればMcNabbよりもKolbを使った方が良くなる可能性も有ります。しかし、ポケット内のステップワークが悪くプレッシャー恐怖症が改善されなければ未完のまま終わるかもしれません。3人とも契約は来年までです、McNabbとKolbどちらがチームに残るかは分かりませんが来年KolbがMcNabbを追い出してエースの座を得る事は無いでしょう。