イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

ブロックTEと大きなDB

2009-05-17 22:33:00 | イーグルス
 ドラフト選手のプロフィールも調べ終わり、調べれば調べるほど今居る選手に似ている選手を取った事を実感します。そう言う意味では層が厚くなって良いとは思うのですが、足りないパーツが残りました。

 まずはランブロック用のTEです、暫定スターターBrent CelekもルーキーCornelius Ingramもレシーブ専用でブロックでは全く役に立ちません。3番手扱いになっているMatt Schobelはいつカットされてもおかしくありません。ドラフト前日に加入したEugene Brightはカレッジ時代TEではなくDEの選手でしたからパワーを期待出来るかもしれませんがドラフト後のキャンプではレシーブを褒められていました(コンタクト無しの練習なのでブロックが良いか悪いかは分からないです)
 Brightがブロック型でそこそこ使えると判断されるようならばSchobelはすぐにカットされる事になるのでしょうけれど、カレッジ時代DEでどこからも声が掛からなくて1年過ごしていたような選手に大きな期待は出来ませんそ、戦力として計算はしない方が良いでしょう。
 ブロック型のTEを採用する気が有るのかどうか、これも疑わしいのです。補強をするつもりであればFA市場にブロック型のTEが居なかった訳ではありません。スターター級ではないにせよ、必要な時だけランブロックで使う程度のベテランを確保出来たのにしなかったのですから。
 ブロック型を補強した事は有るのですが、去年KCから取ったKris Wilsonはあっさりカットしてしまいました。L.J Smithが居る時と居ない時で右へのランがスクリメージを超える・超えないのか、ランの成功率がかなり違う印象が有ります。そう言う意味ではやはりブロック型のTEは必要だと思っていないのでしょう。それでオフェンスが機能するならば、ブロック型TEが居ない事は欠点では無いのですけれど・・・


 DBのサイズアップも果たせませんでした、5-11のBrian Dawkinsから6-1のSean Jonesに代わり、5-11のVictor HarrisもCB/Sとして入りました。これまでの5-9から5-10程度のCBよりはサイズアップしています。しかし、6-3程度のレシーバー相手に誰もマークに付けない欠点を解消する所までは至っていません。常に出て来れなくても良いからゴールライン前で浮かせば即TDだけを避けるDBを用意するのは必要な事のはずです。
 オフェンスは自分のしたい事をやれば良いのでまだブロックTEを入れなくても良いとは思うのですが、ディフェンスはどうしても受身になるのですから、多様性が必要なはずなのですけれどねえ。今後も我が道を行くのでしょうが同じパターンで簡単に失点するのは見たくないです。

 補強する気が有れば補強しているのでしょうから、手当てする事無く現有戦力で行くのでしょう。

Moise Fokou

2009-05-17 08:26:00 | イーグルス
 ドラフトした選手の最後は7巡230位Moise Fokouです、モイィス フォゥコウと読むらしいです。

 Washington D.Cから北西に少し離れた所にあるPotomac出身で、1985年6月28日生まれの24歳です。
 
 高校時代はバスケットボールもやっていて、RBとLBとしてプレイしました、最終学年時にはMVPに選ばれています。

 2004年にFrostburg Stateに入学し、10試合に出場して70タックル1,5サックを記録しました。
 翌年Maryland大に転校し、2005年はNCAAの転校時の規定で試合に出れずレッドシャツとして過ごします。
 2006年にはLBのバックアップとして21タックルを記録しました。
 2007年にSLBのスターターに昇格し、84タックル2サックを記録しました。
 2008年もSLBのスターターとして77タックル5サックを記録しています。

 6-1 232ポンドのサイズでスカウティングコンバインでは40ヤード4,73を記録しました、ベンチプレスは12回でしたがプロデイでは21回上げています。スリーコーン7.09、ショートシャトル4.28、垂直飛び33インチ、幅跳び10フィート1インチを記録しました。

 出足が鋭く、パスラッシュで持ち味を発揮します。また、オープンフィールドタックルも堅実のようです。ランパスの見極めが良く、パスラッシャーとしてはプレイアクションに引っかかる事が少ない頭の良さも評価されます。
 欠点はパワー不足でリーづブロッカーをさばく事が出来ずにパワープレイでは飲み込まれる事が多かったと言われています。バックペダルも得意ではないようで、コンバインのドリルでは方向転換でなんどもバランスを崩して転んでいます。前に進むのは得意だが、後ろに動くのは苦手なパスラッシュとSTが得意と評価される下位指名LBに良くある評価です。

 カレッジではSLBでしたが、今の所WLBの3番手となっています。232ポンドでパワー不足の評価ではCris Gocongのようなギャップを埋める使い方には不向きでしょうしWLB/STでの起用になりそうですが、バルクアップが可能で250ポンドまで増やせるのであれば手薄なSLBのバックアップとして獲得した可能性も有ります。PSで1年過ごして来年53人枠に挑戦する事になるのでしょうが、STでの働きが良ければST枠での起用の可能性は有るでしょう。