イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

Buckhalter完全復活

2006-08-26 23:48:18 | イーグルス
 プレシーズンゲーム4戦目のPIT戦は16-7で勝ちました。

 オフェンスのファーストチームは2シリーズの登場になりました、最初のドライブは去年のリプレイのようなパスオンリーのオフェンスでした。途中サードダウンでディフェンスホールディングが有ったり、INTをチャレンジでひっくり返したりとすんなり行った訳ではないのですがFGにつなげました。2つ目のドライブは一転してCorrell BuckhalterのランとMcNabbのサックを繰り返しました、最後連続サックを奪われましたがFGで得点しています。2つのドライブともFGにつなげました、Brian Westbrookがいないことを考えれば上出来です。
 怪我で2年間記録無しのBuckhalterが7回31ヤードと良いランを見せています、パスでも4キャッチ記録しました。堅守のPIT相手ですし完全復活と言って良いでしょう。McNabbが3つサックを奪われ、スクランブルからロスタックルを受けたりもしています。中央へのランが出ていますし3-4対策のJamaal Jacksonは機能しているようですが、パスプロテクトには課題が残りました。単純に1対1でパスプロを破られたのか、JacksonのCとしての経験不足を狙われ複雑なブリッツを入れて混乱させたのかは分かりません。

 ディフェンスもファーストチームは2シリーズの出場でした。Ben RoethlisbergerとWillie Parkerのランパス織り交ぜたオフェンスにBAL戦同様にじりじりと押されFG圏内まで進まれます。そこでパスラッシュが機能し始め、インテンショナルグラウディングさせてからサック、INTと3つ連続のビックプレイで失点を防ぎました。2度目のシリーズはFG圏内の前でパントに追い込みました。
 やはり、アウトサイドのランとショートパスを組み合わせるオフェンスには対処出来無い問題点は改善されていません。アウトサイドのランで左右に振り回され、パスラッシュが届く前に投げられるショートパスでブリッツを入れさせない、Eaglesのディフェンスの欠点を突いて長所を殺す方法を取ってきています。
 
 詳しい事は分かりませんが、この試合でオフェンス最大の課題をクリアしています、3-4相手にランを出す事に成功してBuckhalterに目途が立ちました。ディフェンスも強化したパスラッシュでFG圏内から追い出すことに成功していますし、まずは満足するべき内容でしょう。

 
 セカンドチーム以降はとにかくランが出ません、これはプレシーズンゲーム緒戦のOAK戦以来継続され続けている問題点です。Ryan Moatsは6回11ヤード、Bruce Perryは5回4ヤードとお話になりませんでした。You TubeにTimmy Changファンが居るようで、毎試合サードチームオフェンスだけは全部見れるのですが、とにかくOLが押せていません。Winston Justiceは素晴らしいクイックネスで回り込もうとするパスラッシャーを駆逐し続けていますがランブロックで押す力は不足しています。Max Jean-Gillesは悪い時のShawn Andrewsそのもので、誰をブロックして良いのか分からないのか棒立ちになる場面が目立ちます、右側はカット候補の選手ですから言うまでも無く押せません。ランが出ないのはOLが酷すぎるからでRBの責任では無いと思うのですが、それでも2人合わせて10回15ヤードでは寂しすぎます。Buckhalterの復活でPerryは崖っぷちに追い込まれたと言って良いでしょう。
 Todd Pinkstonは1回4ヤードのみでした、ディープに走るスピードがどうなのかが知りたいのですがこれでは復活したのかは分かりません。
 ディフェンスはこれまたプレシーズンゲーム通じての欠点である、DB陣のデプスの薄さがこの試合でも出たようです。Charlie Batchにはパスを繋げられてTDを奪われていますし、Shane Boydにもパス中心のロングドライブでゴールライン前まで攻め込まれました。ST用の選手を使っているのでパスカバーよりもランサポートが好きな選手がDB(特にS)に多いのが原因だとは思うのですが、Brian Dawkinsも怪我が増えていますしパスカバーの出来るFSを1人見つける必要が有りそうです。

 ターンオーバーが無ければ多分負けて居たでしょう、それでもファーストチーム同士の戦いでは互角以上の結果を残しました。怪我人も今の所出たと言う情報が無いです、プレシーズンゲームとしては収穫の有る試合と評価して良さそうです。