セカンドチームから2人シーズンエンド

　セカンドチームから2人IR入りする事になりました。去年シーズン後半LGのスターターを務め、今シーズンはLG,RG両方のバックアップとして期待されていたAdrien ClarkeがOAK戦で痛めた背中の手術を受ける事になりました。もう1人はSLBのスターター争いをしていたGreg Richmondで、去年と同じ箇所の椎間板ヘルニアの手術を受ける事になりました、3年連続のIR入りになります。FAルーキーで3年契約だった（と思う）ので全く試合に出る事無く契約終了となります・・・・・、Jim Johnsonお気に入りの選手ですから来年もキャンプには参加しているような気がします。

　Clerkeが手術を受ける事が決まっていたのでしょう、昨日のBAL戦ではバックアップCのHank FraleyがファーストチームのLGとしてプレイしています。Correll BuckhalterのショベルパスからTDを奪った次のシリーズでTodd Herremansに替わりLGに入ったようです。OAK戦以来練習を休んでいたClerkeの代わりのセカンドチームのGはルーキーJean-GillesとTrey Darilekが務めていますが、この2人よりもFraleyの能力が高いとコーチ陣は考えていたそうです。しかし、Cとしても小柄でパワー不足なFraleyにGが務まるのかは疑問が残ります、355ポンドの巨漢ルーキーJean-Gillesがバックアップを奪い取る事を期待します。

　プレシーズンゲーム初出場になったルーキーJeremy Bloomですが、痛めていた太股の怪我を悪化させてしまいました。NFLでプレイするだけの体が出来ていないようですし、このままIRリストに入れて1年トレーニングに専念させる事になるかもしれません。KRとして2回リターンして22,23ヤードと平均的な数字を残しています。

　Buckhalterのショベルパスの映像を見ましたが、完全にスクリーンパスとして組み込まれたプレイで、リードブロッカーが完璧な仕事をしていたのでBuckhalterはただ走るだけで良い状態でした。残り1ヤードでタックルを受けていますが、すでに力尽きていたのかカットを切る事も無くそのまま倒されています、RBならば簡単に避けられるようなタックルだったのですが・・・。
　5回8ヤードの記録に終わったランですが、うち3回は上記したFraleyがLGに入っていた時のプレイでした。5回ともタックルがDLの選手なのが問題だと思います、単純にスクリメージを突破できずに捕まったという事でしょう。これはFraleyだけの責任ではないとは思います、Shawn Andrewsの対面に居たであろうKelly Greggのタックルが目立ちます、元々3－4のNTとして押されない事に特化した選手ではあるのですが、310ポンドと言う事になっていますし（330くらいは有りそうですけど）345ポンドのAndrewsが押し負けるようではインサイドのランが出るはず無いです。

　Jevon Kearseのサックからファンブルを奪った映像を見る限りでは1ギャップでQBに襲い掛かるシステムを採用しているように見えました。サードダウンでしたから当然なのですが、去年はサードダウンでもラインコントロールを狙った意味不明の動きをさせていました。Kearseのサックは対面のRTを軽く突き飛ばし空いたスペースに飛び込んだものでスピード十分の素晴らしいプレイでした。