M210702 LYOTARD No.23 プラットフォームペダル
Pierre Lyotardは1920年代初頭にペダル会社を創業、最初の製品は会社の象徴ともなるNo.23 マルセル・ベルテ プラットフォームペダルでした。名称のマルセル・ベルテは1900年代初頭の有名な自転車競技者でした。このフラットで蹴返しの付いた片面のみのペダルは、トゥークリップ/ストラップを使用することで簡単に足を挿入できました。プラットフォームペダルは、MB(Marcel Berthet)23として知られ、創業当初より製造し続けられました。前期型(1928年~1940年代初頭)と後期型(1940年代後半~1980年代半ば)があり、出品のものはアクスル(9/16"×20)・ボディ・ケージとも鋼製、実測重量377gの後期型のものです。機能的で低価格、デザインも良かったペダルは、MKSやSRにコピー製品を生み出させるまでになりました。しかし、1980年代後半、広いスクウェアタイプのペダルを使用したマウンテンバイクの台頭、より安価な極東製造業者の出現、ビンディング/クリートへの移行により、革新のない古いコンセプトから脱却できないフランスの部品メーカーの従来型ペダルの市場は終わりを迎え、Lyotardも姿を消しました。
出品のものは1970年代の新品・未使用のものになります。アクスルの回転は滑らかですが、ダストキャップを開けておりませんので、グリースの状況は分かりません。著しい擦れ・キズ・サビは見られませんが、経年による多少の汚れはあります。ボディーの歪み、割れ、曲がり等は見受けられません。右ペダルのMADE IN FRANCEの刻印部分のメッキの一部が剥がれています。美品の部類に入ると判断致します。メイン写真のものが全てになります。即、実用可能なものです。
(LYOTARD No.23 Piste MB メイン写真)
(LYOTARD No.23 Piste MB サブ写真1 )
(LYOTARD No.23 Piste MB サブ写真2 )
(LYOTARD No.23 Piste MB サブ写真3 )
(LYOTARD No.23 Piste MB サブ写真4 )