2025年 自作「微細種すくいスプーン」
Φ1.0~Φ1.5mmまでの種(アブラナ科など)を畑に直播き(バラ播き 筋播き)するときは必要ありませんが、ポリポットに数粒ずつ播種する場合は、結構、手間がかかります。葉書を折り曲げたり、種袋の口をつぼめトントンして数粒ずつ繰り出しますが、手振れを起こし、゛ドサッ ゛と播いてしまうことが、よくあります。市販の「種まきスプーン」の中に2、3種類の種(の大きさ)に対応した製品を見つけることができますが、Φ1.0~Φ1.5mmの大きさに特化したものは、余り見られませんでした。
(Φ1.0~Φ1.5mmの微細種は播きづらい A )
家にある調理用品や家庭用品で適当なものが無いか、探してみましたが、そんな小さなモノを扱う用品は無く、自作することにしました。
自作「微細種すくいスプーン」
素人が工作しやすく、強度もある材質に、自転車パーツで使用した「0.5mm厚のアルミ板」を選びました。切削しやすく、ラジオペンチやカナノコで加工しやすいものです。
最も製作に時間を要した個所は、「Φ1.0~Φ1.5mmの種を数粒(3~4粒)」すくい取る部分です。穴を空けて受けカップ形か? 凹面に載せるのか?
ドリル先端の形状を利用して、穴を空けずに掘削してカップ形を試みましたが、高速回転する刃先で思い通りの深さ、大きさを作り上げるには難がありました。「スプーン」という、取り回しが効いて、指先に馴染み、さほど大きくなく、微妙な数をすくい取る条件の難しさを体感しました。
゛さほど大きくない受け皿凹面作り ゛として、見つけ出したのは「チェーン切り」でした。柔らかいアルミ材にスクリューネジにより、静かに任意の深さ、大きさに「矢」を圧入でき、母材を大きく変形すること無く、工作できました。
(製作用具の鍵は「チェーン切り」)
「チェーン切り」は、チェーンの駒を ゛切ったり ゛(ピンを抜く)、゛繋ぐ ゛(ピンを差し込む)など局所的に強力な圧力をかけられるので、母材(アルミ板)から切り取る前に、凹面加工することが大事です。先にスプーンの形に切削してからの凹面加工は、全体形を維持し辛いと思います。
(製作のコツは 先に「チェーン切り」で母材を凹面加工)
凹面加工で、゛ひとすくい3~4粒 ゛をすくい取る深さ、大きさを試行錯誤しました。「矢の種類」は、一種類だけですので、深さを調整するのみです。
(最下はドリル加工 上2つは「チェーン切り」加工)
「矢の深さ」を調整して、゛ひとすくい3~4粒 ゛にするにはコツがありました。2穴並行タイプは、穴の間に余分な個数が載ってキャンセル、1穴になりました。
( ゛ひとすくい3~4粒 ゛スプーンのほぼ完成)
このスプーン作業のコツは、一度種袋から種を取り出し、透明小袋にすくいやすい適量を入れ、すくった粒数を確認しながらの播種です。どうしても2粒や7、8粒と過不足が生じますので、目視が必要でした。
(正確に ゛すくい取る ゛には 人の目視が必要!)
何とか形になった「自作 微細種すくいスプーン」の詳細は、すくい取る凹面の受け皿穴Φ5.5mm、深さ3.0mm、本体形状はアルミ板0.5mm厚×11mm幅×80mm長になります。「菜花」の種(Φ1.5mm球)4個入ったスプーンの大きさと、メジャーと比べてみて下さい。
(完成した「自作 微細種すくいスプーン」)
(スプーンの受け皿Φ5.5mm 深さ3mm)
(アルミ板0.5mm厚×11mm幅×80mm長)
(スプーンと「菜花」種4個との大きさ比較)
9cm黒丸ポリポットに「万能小ネギ」の種(扁平俵型)5個を「自作 微細種すくいスプーン」で播種する様子です。まだ使い慣れず、ぎこちない様子 A。
(「万能小ネギ」の種(扁平俵型)5個をスプーンで播種 A )