卓袱台の脚

団塊世代の出発点は、狭いながらも楽しい我が家、家族が卓袱台を囲んでの食事から始まったと思います。気ままな随想を!

M210531 分割式泥除け用クイックネジセット

2021年05月30日 16時49分19秒 | Marchel

 M210531 分割式泥除け用クイックネジセット

 

 

Aの古いツーリング車は、輪行仕様にしました。

輪行仕様には分解方式により色々のやり方がありますが、Aの場合はごくオーソドックスな昔からのものです? サドル・ハンドル・ペダル・前後車輪、前後泥除けの取り外しです。その他前後キャリヤ、サドルバック、バッグ保持器具もあるかもしれません? Aの場合前後車輪の解除にクイックリリースハブを使わず、思うところあって14mmと15mmのロックナットにしております。分解工具は、5mmと6mmの六角キーレンチと150mmの自在スパナ(モンキーレンチ)の3点です。

 

 

(Aの輪行仕様ツーリング車)

 

 

(ツーリング車分解の3点工具)

 

 

壊れやすく、扱いにくく、収納しにくいのは、やはり、泥除けかもしれません。かつて数十年前の輪行には、ステンレスの泥除けにステンレスのU型ステーを取り付けたまま収納していましたが、軽合金製の泥除け・ステーと共に輪行仕様の分割式泥除けが考案され、輪行袋に収納する時間も短縮、合理化されました。分割式泥除けの出現は、それを取り付け・取り外すネジ類の変化でもありました。クイックネジセット化して、幾分、分解・収納ともしやすくなりました。今回は、現在Aが使用する分割式泥除け用クイックネジの出品紹介になりますが、その前にAが使用する分割式泥除けの説明です。

3/8~1/2までカバー出来る幅広・幾分深目の分割式泥除けです。前泥除けは、ウィングナットにて全部を取り外し・取り付けを行います。後泥除けは、シートステーブリッジを境に二分割にしますが、これもウィングナットでの取り外し・取り付けを行います。

 

 

(前泥除け取り外し前のクイック金具部分)

 

 

(前泥除けをクイック金具より取り外したところ)

 

 

(後泥除けのクイック金具連結部分のウィングナット)

 

 

(後泥除けウィングナットを緩め分割したところ)

 

 

前後泥除けをフレーム本体より取り外した所で、今回出品したクイックネジセットの出番です。かつては、ステーを泥除け側に取り付けたまま輪行袋に収納していました。人目のある駅の雑踏の中での収納・取り出しは案外気がせくもので、そんな時ステーは結構暴れて、速やかに作業が出来ない時もありました。今は、ステーを車体にとりつけたままで輪行袋に収納しています。単体となった前後それぞれの泥除けは、収納の最終段階でタイヤに被せて、全体を固定紐で縛ります。

 

ステーのエンド取り付け箇所は、「ステンバンド付きウィングナット・ボルトネジ」のウィングナットにて締め付け・緩めを行い、ステーを自由にするだけで、ステーとネジは車体より取り外しません。U型ステーU部分の泥除けとの取り付け・取り外しは「環付きクイックダルマネジ」の環付きネジにより行います。ダルマネジは、泥除け本体に前後1個ずつ取り付けたままです。

 

 

(エンド取り付けの「ステンバンド付きウィングナット・ボルトネジ」)

 

 

(「環付きクイックダルマネジ」でステーU型部を締め付け)

 

 

(ダルマネジの「環付きネジ」を緩めてステーを取り外す)

 

 

(環付きネジと押さえ込みカップを取り除いた状態)

 

 

泥除け本体の「環付きクイックダルマネジ」×2個、各エンドの「ステンバンド付きウィングナット・ボルトネジ」×4個をそれぞれ緩め、取り外した後、自由になったステーを折り畳みます。前ホーク取り付けのステーは、前ホークが180°回転することにより小振りな収納になります。そのため、前ブレーキケーブル受けは、平型になっています。これで、分割式泥除けとクイックネジセットの役目は終了です。組み立ては逆の工程になります。緩めたネジ、外したネジは、元のところでしっかりと締め直して、移動中に外れたりしないようにしてください。それと、ネジ類については、念を入れて予備を1、2個持ち歩いた方が良いかもしれません。

 

 

(折り畳んだ後ステー)

 

 

(折り畳んだ前ステー この後前フォークを180°回転)

 

 

(前フォークを180°回転するための平型ケーブル受け)

 

 

「分割式泥除け用クイックネジセット」は、Aが分割式泥除けをより機能的に使用するために組み合わせた2種類のネジセットです。「環付きクイックダルマネジ」×2個、「ステンバンド付きウィングナット・ボルトネジ」×6個になります。それぞれのネジは何個組かで単体で売られています。細かいことですが、2種類のネジをエンド及び泥除けに固定するためにバネ座金は付いていますが、ウィングナットや環付きネジを指で締め付け、緩める時のバネ座金はありません。振動の多い悪路を走行する場合は、固く締めるか絶えず気を配るかしてください。一つ付いておりますバネ座金を、どちらに使用するかは購入者の自由になります。ネジセットはΦ5mmステー用になります。「ステンバンド付きウィングナット・ボルトネジ」は予備として2個余分に入っています。ネジセット重量は90gになります。長期蔵置品になりますので、ウィングナットに汚れが多少出ており、その他サビも幾らか見受けられるものもあります。ご了解の上ご購入ください。メイン写真のものが全てになります。

 

 

(「環付きクイックダルマネジ」×2個 「ステンバンド付きウィングナット・ボルトネジ」×6個)

 

 

(「環付きクイックダルマネジ」の分解写真)

 

 

(「ステンバンド付きウィングナット・ボルトネジ」の分解写真)