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卓袱台の脚

団塊世代の出発点は、狭いながらも楽しい我が家、家族が卓袱台を囲んでの食事から始まったと思います。気ままな随想を!

行ってきました! 管野千代子写真展・「飯舘村の暮らし」から

2012年11月18日 13時16分43秒 | 写真

 11月11日午後、先々週ゴルフでご一緒した、家内・Kの従妹にあたるM子さんと待ち合わせ、新宿の写真展へ行ってきました。Kは当日午前中に、ご近所の二人のお友達を案内して、会場へ先に行っていました。

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 震災後、管野先生ご夫妻とより親密になった私達は、写真展を楽しみにしていました。Kは、余分に頂いた写真展・案内状を親しい友人・知人へ配ったり、手渡ししたりと、熱を入れていました。開催されてからも、「連絡した皆さんが来られるから…!」と、3回ほど会場へ赴いていました。会場は、先生だけでしたので、時には、交代で来場者の応対をしている様、でした。

 私も一度、「D7000の使い方講習会」で来たことは、ありましたので、M子さん共々、エルタワー28階には、スムーズに到着しました。

 「ニコンプラザ新宿」のいかにも ゛ カメラ・メーカーのショールームらしい ? ゛ 入口の横を通って、奥の「ニコンサロンbiz」に向かった。

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 パーティーションで2つに区切られた1部屋の広さは、20坪ほど。吹抜け調の天井とシックな床は、落ち着いたモノトーン。写真を飾るベージュ色の壁は、作品を地味に、強調させる。広くはないが、ここはニコンのブースの一画。「審査があるのよ!」と、先生が言っていたが、隣のショールームの壁面は、プロ写真家の作品が展示してある。プロとアマチュアの競演だが、高い垣根以上のモノがあるのが、感じられた。修理・相談コーナーがあり、10数人が順番を待っている。

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 先に来ていたKがM子さんを紹介するが、親戚同士で話は早い。

 福島で展示した作品に、「その後の飯舘」として、仮設住まいの住民の方や、雑草が伸び放題の公園?……の2、3の作品が追加されていた。先生の住まわれていた浪江の方が、避難先からわざわざ来られたらしく、津波の襲来の状況を事細かく先生に説明している。写真展は、その名の通り作品を見て貰うためのものなのだろうが、実は、展示内容に関係した全ての要素が出会える絶好の機会なのが分かる。Kの数日前の話で、「写真展に福島出身の方達が数人集まって、会場で十分盛り上がった。それを、他の参観者より ゛ うるさい! ゛ と怒られた」という事だ。そのことを聞いただけで、察するに余りあるモノがある、と感じた。また、このような機会を、私も提供できるチャンスが欲しいと、密かに思った。

 早めに会場を後にした先生と私達は、地下の「入母屋」で美味しい会席膳を楽しんだ。個室の部屋は、誰はばかることのない、十分盛り上がることの出来る場所だった。