ちいチャン物語

きまぐれブログ。
絵のない絵本のような、小さい物語です。

ちいチャン物語167「おばあちゃんの目のケガ」

2020年01月18日 18時36分21秒 | 日記
おばあちゃんは、春になると裏山に、タケノコを採りに行きます。
おばあちゃんは、夏になると裏山に、ミョウガを採りに行きます。
朝早く起きて、朝ご飯を作る頃には、
もう、採って来たタケノコやミョウガは、朝ご飯の材料になっています。
タケノコは、細長いタケノコで、
薄く切って味噌汁に入っています。
ミョウガは、
細かく切って、ぬか漬けの上に乗せてあります。
ある年の春、
台所で料理をしているおばあちゃんの目が、真っ赤になっていました。
白目のところに、大きな血の固まりがあり、とても痛そうです。
おばあちゃんは、
タケノコを採りに山に入った時、
木の枝がはじいて、目を突いてしまったのだと言いました。
「おばあちゃん、病院に行った方がいいよ。」
ちいチャンが言います。
「大丈夫、大丈夫。」
おばあちゃんが言います。
おばあちゃんは、一日に何度も目薬をさし、数日間で自力で治してしまいました。
(おばあちゃんは、強いなぁ。)
と、ちいチャンは思います。

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