・昨晩はレンタカーで到着したTさんと色々とお話ができた。Tさんも講義を担当されているとのことだが,いわゆる講義用のプレゼンのほかに板書用の資料もきちんと用意されているとのこと。そのほか,色々と使えるアイデアを頂いて,大変参考になった。Kさんの師匠であるK先生(ややこしい)は「教壇は俺の劇場だ」と語っていたそうで,なるほど,そう思えば,先生は俳優として完璧に演じなければならんということになる。身が引き締まる思いである。

・樹木園にてブナ産地試験の晩霜害をみんなでチェックする。とりあえず,全個体の被害度をざっと押さえておくということで,指数調査。北の産地のものが霜害に強いということはとりあえずなく,少なくとも東北は厳しい状況。一方,秩父産は割合と被害が少ない。結構産地間で差がありそうな予感を感じさせる結果。結局,5月9日時点で芽が出ていたものは軒並みやられてしまい,遅く芽を出す個体はほとんど被害がないものもあるということらしい。残念ながら,今年度の開芽フェノロジーの結果はないが,2年間で個体の開芽順位はかなり安定していたので,順位と被害度の関係をまずは見てみるのが面白そうである。
・苗畑に近い小さな方のブナ産地の調査はTさん一人に任せて,3名でトドマツ標高別の球果カウントの続き。410,340mの産地になると極端に球果数が減り,全く着いていないものもが大多数である。Reproductive scheduleの違いか・・・。ところが,230mになると逆にかなりの球果を着けているものが多い。今度はサイズが一定の閾値を越えたということなのだろうか・・・。おそらくは色々と含蓄のあるデータになっていると思われるが,まずは貴重なデータが取れたことに安心。
・早めのお昼を食べて,交雑試験地の球果カウントを行う。こちらは背が低いので見上げるだけで大丈夫。低標高×低標高は全く球果がついていないので,すいすいと完了。高標高×高標高でも雄花痕は見られるものの,球果はなかなか見つからず,これはまだ球果をつけていないのだろうかという気がしたところで,高標高×高標高の個体で球果を着けているものを発見!おおっ,やはりあったのか。その後,高標高×高標高で3個体,高標高×低標高でも1個体が球果を着けていることが分かった。

・全ての調査が無事完了し,Uくんの家系競争試験地をみんなで見に行く。これは実は学会でも評判が高かったらしく,2人とも面白いといってくれた。Kさんは根の競争が家系間と家系内で異なるのではという指摘をしてくれた。つまり,根が同じ家系だと避けあってしまうということである。実は、ススキで既に興味深い先行研究があり、タッパーウエアを利用した室内実験でそれを検証した例があるらしい。やっぱり、こういう人たちと現地で議論すると、色んな話が飛び出してきて実に良い刺激になった。駆け足の3泊4日は少々疲れたが、とても充実。ところで、天気は最後まで大丈夫であった。いやはや、珍しい!

・樹木園にてブナ産地試験の晩霜害をみんなでチェックする。とりあえず,全個体の被害度をざっと押さえておくということで,指数調査。北の産地のものが霜害に強いということはとりあえずなく,少なくとも東北は厳しい状況。一方,秩父産は割合と被害が少ない。結構産地間で差がありそうな予感を感じさせる結果。結局,5月9日時点で芽が出ていたものは軒並みやられてしまい,遅く芽を出す個体はほとんど被害がないものもあるということらしい。残念ながら,今年度の開芽フェノロジーの結果はないが,2年間で個体の開芽順位はかなり安定していたので,順位と被害度の関係をまずは見てみるのが面白そうである。
・苗畑に近い小さな方のブナ産地の調査はTさん一人に任せて,3名でトドマツ標高別の球果カウントの続き。410,340mの産地になると極端に球果数が減り,全く着いていないものもが大多数である。Reproductive scheduleの違いか・・・。ところが,230mになると逆にかなりの球果を着けているものが多い。今度はサイズが一定の閾値を越えたということなのだろうか・・・。おそらくは色々と含蓄のあるデータになっていると思われるが,まずは貴重なデータが取れたことに安心。
・早めのお昼を食べて,交雑試験地の球果カウントを行う。こちらは背が低いので見上げるだけで大丈夫。低標高×低標高は全く球果がついていないので,すいすいと完了。高標高×高標高でも雄花痕は見られるものの,球果はなかなか見つからず,これはまだ球果をつけていないのだろうかという気がしたところで,高標高×高標高の個体で球果を着けているものを発見!おおっ,やはりあったのか。その後,高標高×高標高で3個体,高標高×低標高でも1個体が球果を着けていることが分かった。

・全ての調査が無事完了し,Uくんの家系競争試験地をみんなで見に行く。これは実は学会でも評判が高かったらしく,2人とも面白いといってくれた。Kさんは根の競争が家系間と家系内で異なるのではという指摘をしてくれた。つまり,根が同じ家系だと避けあってしまうということである。実は、ススキで既に興味深い先行研究があり、タッパーウエアを利用した室内実験でそれを検証した例があるらしい。やっぱり、こういう人たちと現地で議論すると、色んな話が飛び出してきて実に良い刺激になった。駆け足の3泊4日は少々疲れたが、とても充実。ところで、天気は最後まで大丈夫であった。いやはや、珍しい!