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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

ハチの話

2008-06-13 | 研究ノート
・今朝、樹液の出ているクヌギにオオスズメバチが来ていたので気をつけてね、という話をTさんにしていたところ、お昼には「やっつけた」と淡々と語ってくれた。樹液に集中して背を向けているところを狙ったとのことだが、すごい早業である。ハチといえば、狩バチが尺取虫を捕らえたところを発見。こうしたシーンを間近でみるの初めてである。



・本日は、午後から当試験地で実習がある。この実習もここで見るのは初めてなので、様子を見に行く。生物の分布について、ランダム分布か集中分布かを調べるための題材として、ノイバラに着く虫こぶ”バラハタマフシ”の分布を調べるとのこと。



・学生達にくっついていくと、なるほどノイバラには金平糖のような虫こぶがついている。これはバラハタマバチというハチが産卵したあとにできるものらしい。この事実自体はよく知られているようである。が、この虫にさらに別の虫(ヒメバチ?)が寄生する(といっても、これまた単純ではないらしい・・・)とこぶの形が変わるらしい!ちょっと調べていると、ノイバラと虫たちなどという本まで出ていることが発覚。いやはや、すごい世界である。