・Kさんと合流。アカエゾマツの調査へ。今回の主目的は、新たな4サイトへの温湿度ロガーの設置と湿地3サイトへの水位計の設置である。なぜか,UくんとTくんも一緒に行くことになり,5人でわいわいと調査。その前に、樹木園のOさんをトラップし,水位計を設置するための道具の製作をお願いすることに・・・。頼ってしまうのだが,今回は注文している当方にもイメージが湧かないという無理難題。しかし,そこは職人魂とでもいうべきか。見事なエンビパイプの工作物を作っていただいた。感謝。

・まずは90林班の調査地へ。と,その前に北海道らしいランドスケープを写真に収める。農地・カラマツ林・天然林と移行する景観。スイスの牧草地から天然林に移行するランドスケープにも通じる景色。これは講義で使えそう。林内に入ると、いきなりエゾシカに遭遇。まるで、逃げない。ここまでくるとかわいいというよりも、ふてぶてしくも見えてくる。

・水場を過ぎたところで,クマイザサの一斉開花に遭遇。これは立ち止まらないわけにはいかない(というのも,Kさんはササ愛好家&専門家だからだ!)。黄色と紫色の二型が確認できる。小規模の開花はあちこちで毎年見られるが、これだけの規模は初めてだ。これなら種子が取れそうという,Kさんのお墨付き。

・すんなりと90林班調査地へと行き着けるかどうかが問題だったわけだが,まっすぐに90林班到着。おやおや,アカエゾマツは,結構,球果がなっている。ロガーを設置して,13林班湿地林へ。問題の水位計設置である。泥を抜くという作業が手間取っているのだが,実は抜く必要もなかったことが後で判明。うまく押し込んで地表からロガーまでの長さを測る。73cm(コケ3cm含む)。なんとも奇怪なロガーとなったが,これでネズミ対策も万全のはず。温湿度ロガーからのデータ回収は無事終了。

・5月10日朝の霜についてデータを眺めてみると,午後10時過ぎから-2.7℃の温度になっている。最低気温は10日の午前3時ごろで-3.7℃にも達している(ここの標高は700m程度と高いせいもあるが・・・)。午前8時40分まで-2.4℃が続き,9時以降にはプラスに転じている。これは樹木には厳しかったわけである。K林長の解説(つぶやき?)はなるほど納得である!
・昼食後,前山下で再びロガー設置。ここではアカエゾの豊作を期待していたのだが,実はまるで球果が見られない。上湿地はさらに衰退していることが確認され、ここも同様に不作。3箇所の水位計設置はめでたく完了。25林班に向かう。25林班では多少の開花が見られる。
・4時過ぎに樹木園到着。みんなの目を総動員して,苗畑のエゾマツ実生調査をやってしまう。新しい発芽は少なく,立ち枯れで消えていくのがちらほらと。1箇所だけは,前の数値とどうにも合わないプロットがあった。が,Uくんがサブプロットの順番の謎解きをしてくれてめでたく完了。

・5時半ごろから皆さんと焼肉飲み。Uくんがダニにかまれるが,Kさんの”ダニ専用ファジーな毛抜き”によって見事に完全に抜き去ったという快挙もあった。そんなこんなで,実に楽しく夜は更けいき・・・。合宿での二次会にて、HBCが撮影した演習林のビデオを皆で見てみると,これは実によくできている。前半27分は講義で見せても良さそうである。

・まずは90林班の調査地へ。と,その前に北海道らしいランドスケープを写真に収める。農地・カラマツ林・天然林と移行する景観。スイスの牧草地から天然林に移行するランドスケープにも通じる景色。これは講義で使えそう。林内に入ると、いきなりエゾシカに遭遇。まるで、逃げない。ここまでくるとかわいいというよりも、ふてぶてしくも見えてくる。

・水場を過ぎたところで,クマイザサの一斉開花に遭遇。これは立ち止まらないわけにはいかない(というのも,Kさんはササ愛好家&専門家だからだ!)。黄色と紫色の二型が確認できる。小規模の開花はあちこちで毎年見られるが、これだけの規模は初めてだ。これなら種子が取れそうという,Kさんのお墨付き。

・すんなりと90林班調査地へと行き着けるかどうかが問題だったわけだが,まっすぐに90林班到着。おやおや,アカエゾマツは,結構,球果がなっている。ロガーを設置して,13林班湿地林へ。問題の水位計設置である。泥を抜くという作業が手間取っているのだが,実は抜く必要もなかったことが後で判明。うまく押し込んで地表からロガーまでの長さを測る。73cm(コケ3cm含む)。なんとも奇怪なロガーとなったが,これでネズミ対策も万全のはず。温湿度ロガーからのデータ回収は無事終了。

・5月10日朝の霜についてデータを眺めてみると,午後10時過ぎから-2.7℃の温度になっている。最低気温は10日の午前3時ごろで-3.7℃にも達している(ここの標高は700m程度と高いせいもあるが・・・)。午前8時40分まで-2.4℃が続き,9時以降にはプラスに転じている。これは樹木には厳しかったわけである。K林長の解説(つぶやき?)はなるほど納得である!
・昼食後,前山下で再びロガー設置。ここではアカエゾの豊作を期待していたのだが,実はまるで球果が見られない。上湿地はさらに衰退していることが確認され、ここも同様に不作。3箇所の水位計設置はめでたく完了。25林班に向かう。25林班では多少の開花が見られる。
・4時過ぎに樹木園到着。みんなの目を総動員して,苗畑のエゾマツ実生調査をやってしまう。新しい発芽は少なく,立ち枯れで消えていくのがちらほらと。1箇所だけは,前の数値とどうにも合わないプロットがあった。が,Uくんがサブプロットの順番の謎解きをしてくれてめでたく完了。

・5時半ごろから皆さんと焼肉飲み。Uくんがダニにかまれるが,Kさんの”ダニ専用ファジーな毛抜き”によって見事に完全に抜き去ったという快挙もあった。そんなこんなで,実に楽しく夜は更けいき・・・。合宿での二次会にて、HBCが撮影した演習林のビデオを皆で見てみると,これは実によくできている。前半27分は講義で見せても良さそうである。