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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

忘却の彼方

2008-06-11 | 研究ノート
・梅雨に入った東京では、多くの花の時期は終わり、今咲いているのは梅雨を代表するアジサイくらいのものである。その色はうすいブルーから白、ピンクと鮮やかである。







・試験地内には十数種類のカエデがあるのだが、多くが種子をつけており、そのサイズや色は様々。まずは種ごとに比較をすると面白そうである。

・パソコンがついていると、ついメール連絡などをしてしまうので、しばらく消して文献読みに集中。ブナ関連の更新初期課程の論文を数本読む。Shibata & Nakashizuka(1995)Ecologyなど。やはり、主題がはっきりしている論文は読みやすい。こうした文献をテーマごとにまとめて読むと、足りない部分が見えてきたり、論点が整理できそうな予感がある。

・来週から再び富良野出張の予定。いくつか連絡を取ってたり、GPSデータをアップロードしたりするうちに、ようやく頭がアカエゾ・モードになってきた。ロガーを直射日光や雪から守るためのカバーなど、多少の工作もしないといけないのだが、これがまたあまり器用じゃなかったりするんだよねえ・・・。

・忙しさにかまけて後回しにされ続けていたアカエゾマツの針葉の形態解析(SHAPE)を復活。SHAPEを動かす上での細かい設定だけでなく、そもそも、どこまでが終わっていたのかなど、根本的な部分が恐ろしいくらい忘れさられており、思い出すのに30分くらいかかってしまった。やっぱり、早めにデータにしておかないと、ヒトの(いやもとい、当方の・・・)記憶なんて、あてになるもんじゃない。

・校閲から戻ってきた原稿の担当部分をチェックする。ちなみに、同じモデルをトドマツの種子散布データに適用すると、なるほどマングローブの種子散布の特徴が際立つような気もしてくる。一度コードを書いてしまえば、少しデータセットを直せば、簡単に動かせるのがいいところである。