・日林誌編集部から焼松峠論文の第一審が届く.休みだというのに,ご苦労様です.おかげさまで,以前のブログを見ると10月12日に投稿しているので,今回はかなり迅速な審査をしていただけたようだ(感謝).さて,結果である.前回は原著論文として投稿したところ大幅修正必要との査定だったわけだが,短報として投稿した今回はわずかな修正で掲載可との判断であった.大幅ダイエットはそれなりに機能しているようで,ほっと一息というところである.しかし,査読報告書を見る限り,こちらの意図は完全には伝わっていないようである.
・埋土種子に関する議論がやはりオーバーディスカッションで,論文の中の大きな目的から外すべきだという判断である.これは投稿前に共著者とも議論したところで,妥当な査定だろう.やや曖昧な言い方にすれば,これはクリアーできるな,と.しかし,”支部大会論文集”や”日林論”を示して,これらを引用しなさいとされてしまうとは・・.今回の一連の査読で感じるのは,支部大会論文集を”学術論文”として考えるかどうか,という部分に関する考え方のギャップである.
・もちろん,これらの論文集や普及誌にも重要な役割があり,研究したことを活字にしておけば,後代の人が同じ過ちをする可能性が減るだろう.ある育種学者の説だと,500部以上印刷されるものに残しておくこと(失敗談も含む)が非常に重要で,そうしておけば世の中から消え去らずに済む,らしい.しかしやはり,これらは”学術論文”ではない,と思う.
・論文でないものは引用できないという考えもあるが,日林誌レベルでは支部大会論文集でも引用しても特に問題はない,と思っている.当方の場合,国際誌では基本的に引用しないが,どうしてもその文献がないと論旨が成り立たないときに,”やむを得ず”引用することもある.そんなわけで,査読段階でこれを引用しろと言われるとなんとも言いようがない・・・.ともかく,コメントの一部は参考にさせていただいて,さくっと修正稿を作るとしよう.
・埋土種子に関する議論がやはりオーバーディスカッションで,論文の中の大きな目的から外すべきだという判断である.これは投稿前に共著者とも議論したところで,妥当な査定だろう.やや曖昧な言い方にすれば,これはクリアーできるな,と.しかし,”支部大会論文集”や”日林論”を示して,これらを引用しなさいとされてしまうとは・・.今回の一連の査読で感じるのは,支部大会論文集を”学術論文”として考えるかどうか,という部分に関する考え方のギャップである.
・もちろん,これらの論文集や普及誌にも重要な役割があり,研究したことを活字にしておけば,後代の人が同じ過ちをする可能性が減るだろう.ある育種学者の説だと,500部以上印刷されるものに残しておくこと(失敗談も含む)が非常に重要で,そうしておけば世の中から消え去らずに済む,らしい.しかしやはり,これらは”学術論文”ではない,と思う.
・論文でないものは引用できないという考えもあるが,日林誌レベルでは支部大会論文集でも引用しても特に問題はない,と思っている.当方の場合,国際誌では基本的に引用しないが,どうしてもその文献がないと論旨が成り立たないときに,”やむを得ず”引用することもある.そんなわけで,査読段階でこれを引用しろと言われるとなんとも言いようがない・・・.ともかく,コメントの一部は参考にさせていただいて,さくっと修正稿を作るとしよう.