健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

小麦など主要穀物3種が収量減?

2017-08-31 08:30:22 | 研究
気候変動によって、小麦、コメ、トウモロコシなどの主要農作物の収穫量が減るのは避けられないとする研究結果がPNASに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この研究は、さまざまな手法が取られた過去の研究を対象に再検証したもの。これらには、気温の変化が世界的/局地的規模で農作物に与える影響のシミュレーション、天候と収穫量の過去データに基づく統計モデル、人工的に温暖化を発生させる実証実験などが含まれていたそうです。その結果、「気温上昇が、小麦、コメ、トウモロコシなどの世界の収穫量に悪影響を及ぼす可能性が高いことが示唆されたそうです。世界の平均気温が1度上昇するごとに、小麦の収穫量が平均6%減少すると推定されるそうです。コメでは同3.2%、トウモロコシも同7.4%の減少に。一方で、大豆では有意な変化はみられなかったとも。人類が生き延びる上で極めて重要なこれら4種の農作物は、人が摂取するカロリーの約3分の2を占めるそうです。一部地域では、気温の変化により収穫量の増加が見込めるが、地球規模では減少することが考えられるそうです。そのため、増え続ける世界人口の食糧供給を確保する上で、温暖化への対策は必須ということのようです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3139355
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