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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

「遅生まれ」は運動能力が優位

2017-08-24 08:30:27 | 研究
1月~4月1日に誕生日を迎える、いわゆる「早生まれ」の子どもに比べ、4月2日以降に誕生日を迎える「遅生まれ」の子の方が運動能力に優れている傾向が、男子は中学3年生まで続き、女子では小学5年生以上はほぼ見られなくなるという研究結果が発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。幼少期は、同じ学年でも4月生まれと翌年3月生まれで体格の違いが大きく、運動能力にも差があることは、経験的に知られています。研究では奈良県教委の協力を得て、こうした差がいつまで続くのかを調べるため、県内の小中学生計3610人が昨年行った体力測定の結果を分析。学年、男女ごとに4~9月生まれと、10月~翌年3月生まれにグループ分けし、50メートル走、立ち幅跳び、握力などの成績の平均値を比較。その結果、男子は中学3年生でも、4~9月生まれの方が高い運動能力を示したそうです。一方、女子は小学校低学年は同様の傾向を示したが、5年生以上では差がなくなっていたそうです。女子では、第二次性徴が始まる小学校高学年の頃から、運動を好む子と好まない子の個人差が拡大し、生まれた時期による違いはわかりにくくなるということのようです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20170808-OYT1T50010.html?from=ytop_ylist
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