健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

血液1滴で13種のがんを早期発見

2017-08-02 08:30:31 | 研究
国立がん研究センターなどは、血液1滴で乳がんなど13種類のがんを早期発見する新しい検査法を開発し、臨床研究を始めるそうですと発表がありました(YOMIURI ONLINE)。これは、国立がんセンターの研究倫理審査委員会が7月中旬に実施を許可したことを受けてのものだそうです。早ければ3年以内に国に事業化の申請を行うとも。一度に複数の種類のがんを早期発見できる検査法はこれまでなく、人間ドックなどに導入されれば、がんによる死亡を減らせる可能性が。検査法では、細胞から血液中に分泌される、遺伝子の働きを調節する微小物質「マイクロRNA」を利用。がん細胞と正常な細胞ではマイクロRNAの種類が異なり、かつまいくろRNAは一定期間分解されない特徴を持っています。これまで、がん患者ら約4万人の保存血液から、乳房や肺、胃、大腸、食道、肝臓、膵臓など13種類のがんで、それぞれ固有のマイクロRNAを特定。血液1滴で、がんの「病期(ステージ)」が比較的早い「1期」を含め、すべてのがんで95%以上の確率で診断できたそうです。ちなみに乳がんは97%だったとも。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20170724-OYT1T50007.html?from=ycont_top_txt
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