健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

8月の世界平均気温は観測史上最高

2014-09-30 08:30:30 | 日記
2014年8月の世界の平均気温は陸上、海上ともに観測史上最高だったと、米国海洋大気局(National Oceanic and Atmospheric Administration、NOAA)が先日発表したそうです(AFPBB NEWS)。NOAAの月次気候報告書によると、今年の8月の世界平均表面温度は16.35度で、20世紀の8月の平均気温15.6度を約0.75度上回ったそうです。また、今年の1~8月の気温は1880年の観測開始以来、史上3番目に高かったとも。この傾向が続くと、2014年は全地球規模で記録的な暑さの年になるとみられ、地球温暖化の進行速度と化石燃料消費に対する新たな懸念が生じているそうです。この傾向が続き、9月~12月の各月が観測史上で上位5位以内に入れば、2014年は世界気温が記録史上最高の年になるそうです。
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航空機の操縦士と客室常務員の皮膚がんの発症リスク

2014-09-29 08:30:37 | 研究
ちょっと気になるニュースが先日報道されていました。航空機の操縦士や客室乗務員は、有害な紫外線に上空で定期的にさらされているため皮膚がんになる可能性が2倍になるとの研究論文が発表されたというものです(AFPBB NEWS)。計26万6000人以上のデータが含まれる19件の研究を分析した結果、皮膚がんの一種であるメラノーマ(黒色腫)の発症率は、操縦士で2.21から2.22倍、客室乗務員で2.09倍と、一般における発症率に比べて2倍以上だったというもの。発症率の高さの原因は、高度を飛行する機体の操縦室のフロントガラスや客室の窓から入り込む紫外線だというのです。多くの民間航空機の巡航高度である高度9000メートルでは、がんを誘発する紫外線の強さは2倍になるそうです。飛行機の利用頻度が高い人は、利用者にもいますが・・・・・。人種差も気になるところです。
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舞の海秀平氏の講演会in Toyohashi

2014-09-28 08:30:38 | 日記
これまでもここでお知らせしてきましたが、舞の海秀平氏の講演会を豊橋創造大学を会場に平成26年10月4日(土)に開催します。なぜ、「舞の海氏」なのか?それは、舞の海氏は大相撲の世界に入り、そこで勝つために、どうすればよいか考え、あきらめずに実行してきたという経験を持っています。こうした「決してあきらめない。敢えて挑戦する。」という姿は、これからの日本社会を担う若者によき手本になると考えています。是非、一人でも多くの生徒さんに聞いてほしいと考えています。もちろん、保護者の皆様やスポーツ関係者の聴講も歓迎します。
参加費は無料ですが、事前申し込みが必要です。参加申込書(または、「講演会参加申込」として氏名・住所・連絡先等を記入した用紙等)を郵送・Fax・Emailで下記までお送りください。

お申し込み/お問い合わせ先
〒440-8511 愛知県豊橋市牛川町松下20-1
豊橋創造大学 入試広報センター
℡:050-2017-2100 Fax:050-2017-2113 Email:kouhou@sozo.ac.jp

座席数に限りがありますが、現時点では余裕があります。お早めにお申し込みください。
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人工甘味料で糖尿病リスク増加

2014-09-27 08:30:44 | 研究
健康的とされる人工甘味料が、実際には糖尿病のリスクを高めている可能性があるとする研究論文が、Natureに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。ノンカロリー人工甘味料(NAS)とも呼ばれるこの添加物は、ソーダやシリアル、デザートなどに使用され、体重増加や糖分摂取を気にする人々向けの巨大市場となっているのはご存知の方も多いでしょう。一部の専門家らは、世界各国で増加している2型糖尿病患者や、血糖値の上昇を伴う「耐糖能障害」と呼ばれる糖尿病の前段階に当たる状態の患者に対して、NASを推奨しているとも。NAS分子は、舌の上に甘い味覚を残した後、体内に吸収されることなく腸管を通過するそうで、これが砂糖とは違い、カロリー量が無視できる程度(あるいはゼロ)になる理由とのことです。ですが論文によると、複数のマウスと少人数の人間に対して実験を行った結果、NASが腸内細菌の増殖と機能を阻害し、実は耐糖能障害を促進していることが分かったというのです。研究では、広く使用されている3種類のNAS(アスパルテーム、スクラロース、サッカリン)を選び、人間の推奨最大摂取量をマウスの体の大きさに合わせて換算した量を飲み水に混ぜてマウスに投与。その結果、NASを与えられたマウスには耐糖能障害がみられたが、ただの水や砂糖水を摂取したマウスにはみられなかったということです。また研究では、NASを摂取したマウスとブドウ糖を摂取したマウスの排せつ物を、腸内細菌を持たないマウスの体内に注入したところ、NASの排せつ物を注入されたマウスの血糖値は急上昇し、腸内細菌が別のグループと比べより活発に栄養分からブドウ糖を搾取する働きを見せたそうです。さらに、研究対象を人間にして、糖尿病ではない381人から得たアンケートや健康データを入念に調べたところ、耐糖能障害とNAS摂取量増加との間には「重要な」関連性があることが分かったそうです。そして、普段はNASを摂取しないボランティア7人に、米食品医薬品局(US Food and Drug Administration、FDA)が推奨する最大摂取量の甘味料を含んだ食事を7日間とってもらったところ、マウスと同様に、4人の血糖値は5~7日以内に上昇し、腸内細菌の構成にも変化が見られたということです。
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40秒に1人

2014-09-26 08:30:37 | 日記
「40秒に1人」この数字は、世界保健機関(World Health Organization、WHO)が自殺に関する出した初めての報告書に記載された数値で、世界全体で40秒ごとに1人が自ら命を絶っているというものだそうです(AFPBB NEWS)。この数値は、年間でみると戦争や自然災害による死亡者より多いそうです。WHOメンタルヘルス部門のトップは、「自殺は驚くべき公衆衛生上の問題だ」と述べ、世界では毎年150万人が暴力によって死亡するそうですが、そのうち80万人が自殺によるものだと語ったそうです。 自殺率が高いのは中欧、東欧、アジアで、全体の25%は富裕国で起きているとも。世界全体でみると自殺が最も多いのは70歳以上だそうですが、年代別の自殺率が若年層で最も高くなっている国もあり、自殺は世界の15~29歳の死因として2番目に多くなっているそうです。先月11日に死亡しているのが見つかった米俳優ロビン・ウィリアムズさんのような有名人の自殺の過剰な報道にも責任の一端があると指摘。自殺を美化したりセンセーショナルに扱ったりしてはならないと、死因は自殺だったと伝えるのは記事の冒頭ではなく最後にすべきで、記事の中で自殺予防に取り組む支援団体などにも言及すべきだと述べているそうです。この報告書は172か国を対象にした10年にわたる調査を基に作成されたそうです。2012年の自殺率は高所得国(10万人当たり12.7人)が中低所得国(同11.2人)よりやや高かったそうです。また、最も自殺率が高かったのは南米ガイアナ(同44.2人)で、北朝鮮(同38.5人)と韓国(同28.9人)がそれに続くそうです。ちなみにこうした記事も影響を与えるのかもしれませんが、事実をそのまま伝えることも必要と考えます。そして、自ら命を絶つ前に、まずは誰かに相談してもらいたいものです。
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病原菌を磁石で除去する装置

2014-09-25 08:30:52 | 研究
磁石を使って血液から細菌や毒素を取り除く装置を開発したとの研究論文が、Nature Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。これにより、敗血症や他の感染症患者に救済の道が開かれる可能性があるそうです。脾臓のような働きをするこの装置には、「マンノース結合レクチン(MBL)」と呼ばれる人間の血清タンパク質でコーティングされた磁性微粒子(ナノビーズ)が使われているそうです。病原菌や毒素はMBLと結合するそうです。この「バイオ脾臓」は、敗血症を治療するために開発されたそうです。敗血症の患者数は世界で毎年1800万人に上り、死亡率は30~50%。敗血症を引き起こす病原菌は抗生物質に耐性がある場合が多く、体内で速やかに拡散してしまいます。論文によると、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)や大腸菌などの有害な細菌に感染した、生きたラットを用いた実験では、この装置によって90%の細菌を血液中から除去できたそうです。また人間の血液を用いた実験では、多種の細菌類や毒素がバイオ脾臓で除去されることも示されているとも。あとは人間に対する安全性が示されれば、この『バイオ脾臓』を用いて患者を治療できるようになる可能性があるそうです。
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研究成果とは

2014-09-24 08:30:41 | 研究
「研究してこんなことが明らかになりました」「研究でこんなことを見出しました」「研究でこんな発見をしました」などなど。研究をするといろいろな結果が得られます。でも、その結果とは、万人に共通する、つまり普遍性があるものでしょうか?科学であるならば、結果には普遍性が求められます。ある一定の条件下では、その結果は必ず得られるというもの、あるいはその考えは必ず成立するというもの。もしも、このような結果(成果)が得られれば、それは発見した研究者以外にも他の多くの方々に利用されることになるでしょう。医学系研究者にとってその分かり易い典型的な例は、治療薬や治療法、診断技術などでしょうか。つまり、研究成果は普遍性が担保された時点で、人類の共通の宝・財産になるものと考えられます。
さて、ある研究で何かこれまで明らかでなかった法則を見出したら、それがすぐにこうした普遍性が担保された「成果」となるものでしょうか。いや、それはまずない、ありえないことです。では、どの様にして、普遍性が担保されるのでしょうか?それは、論文に発表して、関連分野の多くの研究者によって、再現性が確認され、かつその普遍性が担保される必要があります。つまり、研究をして学会発表しただけではダメで、必ず科学誌に論文として投稿し、掲載され、かつ多くの研究者によって読まれなければなりません。投稿して掲載されるまでは、本人の努力次第かと思います。少なくとも、そこまでやらないと研究したことにはなりません。学会発表まで、あるいは結果を得ただけで未公表というのでは、研究したことにはならないのです。
論文として掲載して、多くに人の目に曝されて、そして検証されて、初めて研究成果となるものと思います。
もちろん、毎年発表される論文数は数えきれないほどあります。その中で、いかに注目を浴びるか。それは、いわゆるインパクトファクターの高い雑誌に投稿すれば、それだけ読者は多いと思います。ですが、その分野の多くの研究者が読者になっている専門雑誌でもよいと思います。そして、検証と言う試練を経て、初めて研究成果となります。
研究して、雑誌の投稿して、検証や引用されるような成果を1つでも多く出したいものです。
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レジ袋禁止法

2014-09-23 08:30:54 | 日記
米国カリフォルニア州で先日、州知事が使い捨てレジ袋の使用を禁止する法案への署名を明言し、カリフォルニアはレジ袋を禁止する全米初の州となることが確実となったそうです(AFPBB NEWS)。この法案はすでに州議会を通過しており、成立まで知事の署名を残すばかりとなっているそうです。知事は9月末までに署名を済ませる必要があるそうです。法案が成立すれば、カリフォルニア州の一般商店や薬局で2015年7月1日以降、コンビニエンスストアや酒店では2016年7月1日以降、使い捨てレジ袋が姿を消すことになるそうです。代わりに店側は、顧客に紙袋もしくは再利用レジ袋を10セントで提供できるとも。環境保護活動家らが推進する同様の条例は、Los AngelesやSan Francisco市では、すでに採用されているそうです。でも、レジ袋を製造している業者もいますね。
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牧羊犬の羊追いの規則

2014-09-22 08:30:18 | 日記
牧羊犬はいかにして、たくさんのわがままなヒツジたちをあれほど効率的に同じ方向に移動させているのだろうかという疑問に対する答えが、Journal of the Royal Society Interfaceのウェブサイトに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。5ヘクタールの草地にいる訓練されたオーストラリアン・ケルピー1頭とメスのメリノ種のヒツジ46頭に、高精度の全地球測位システム(GPS)追跡装置を取り付け、GPSデータからイヌの行動や反応の引き金についてのコンピューターモデルを作成。イヌにとっての第1のルールは、まずヒツジの後方で左右に移動してヒツジの群れを一つにまとめることだそうです。そして群れが密集したら、イヌは群れを前進させるそうです。イヌはヒツジの群れが十分にまとまっているかどうかを判断。十分に密集していなかったら、イヌはヒツジの群れを密集させようとするそうです。もしも十分に密集していれば、イヌは目標地点に向けて群れを前進させるということのようです。日常的に行われる放牧や牧羊犬の競技会では、牧羊犬1頭が80頭以上のヒツジの群れを誘導することに成功しているそうです。ですがこのモデルでは、これら2つのルールに従うことでイヌ1頭で100頭以上の群れを誘導することが理論的に可能なことが示唆されるそうです。
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サイン会も同時開催

2014-09-21 08:30:37 | 日記
10月4日(土)に舞の海秀平氏の講演会「可能性への挑戦」を開催することはここでも紹介しました。今日はその追加情報です。当日は、舞の海の著書の販売とサイン会を講演会終了後に開催することになりました。人数制限はありますが、舞の海氏と直接触れ合う機会です。是非とも講演会にご参加ください。講演内容は、主に中学生や高校生を対象としたものになるように舞の海氏にお願いしてあります。もちろん、当日の参加者の年齢層にに合わせて柔軟に対応いただけるものと期待しています。参加費は無料ですが、事前申し込みが必要です。参加申込書(または、「講演会参加申込」として氏名・住所・連絡先等を記入した用紙等)を郵送・Fax・Emailで下記までお送りください。

お申し込み/お問い合わせ先
〒440-8511 愛知県豊橋市牛川町松下20-1
豊橋創造大学 入試広報センター
℡:050-2017-2100 Fax:050-2017-2113 Email:kouhou@sozo.ac.jp

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