健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

異常気象による欧州の年間死者数、21世紀末までに50倍に

2017-08-14 08:30:30 | 研究
地球の温暖化を抑制できなかった場合、異常気象による欧州での年間死者数は現在のおよそ3000人から今世紀末ごろまでには50倍の15万2000人に膨れ上がる可能性があると警鐘を鳴らす論文がThe Lancet Planetary Healthに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。死者数が特に上昇するとみられているのは、温暖な南欧だそうです。この地域では温暖化による年間死者数が現在の100万人中11人から約700人に増加。そうした死者を出す主な要因となるのは熱波で、将来的には気象関連の死因のおよそ99%は熱波になるとしているそうです。熱波による現在の年間死者数はおよそ2700人だが、2100年までには15万1000人を上回る可能性も。さらに、地球温暖化を緊急事態として受け止めず、適切な対策を取られなければ、今世紀末までに欧州では年間約3億5000万人が有害な異常気象にさらされる恐れがあると指摘。熱波による死者数は5400%増、沿岸部の洪水では3780%増、森林火災では138%増、河川の氾濫では54%増、暴風では20%増になると予測しているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3138257
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