健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

2016年最後の日

2016-12-31 08:30:02 | 研究
今日は2016年12月31日大晦日です。今年の最後の日となります。
2017年も可能な限り情報を発信していきますので、今後ともよろしくお願いします。
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女性医師が担当の患者は生存率が高い

2016-12-30 08:30:26 | 研究
医療施設での治療で女性医師が担当した高齢者は、男性医師が担当した場合よりも生存率が高く、再入院の程度も低いとする研究論文がJAMA Internal Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この研究は、2011~2014年に100万人以上を対象に分析した記録を基にしているそうです。女性医師の治療を受けた患者は、入院してから30日以内に死亡する確率、あるいは退院後30日以内に再入院する確率が著しく低かったというのです。もし女性医師による結果が男性医師に同様に反映されたとすると、65歳超の高齢者を含む米政府のメディケア(高齢者・障害者向け医療保険制度)対象者だけでも、死亡者数を年間3万2000人減少させることができると推定できるそうです。また女性医師による治療を受けた患者は、男性医師の治療を受けた患者に比べて、早死にリスクが4%低く、30日以内に再入院するリスクも5%低かったとも。ただし、こうした違いが生じる理由はあきらかではないそうです。これまでの研究では、女性医師が男性医師よりも臨床基準により詳細に沿う傾向があること、さらにはより患者中心のコミュニケーションを図ることなどが分かっているそうですが・・・・・。

http://www.afpbb.com/articles/-/3111887
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iPS細胞作製技術を応用して寿命延伸

2016-12-29 08:30:32 | 研究
iPS細胞(人工多能性幹細胞)の作製技術を応用して、実験用のマウスの寿命を延ばすことに成功したとする研究論文がCellに掲載される(掲載された)そうです(YOMIURI ONLIE)。研究では、京都大の山中伸弥教授らがiPS細胞を作製する時に使った4種類のたんぱく質に注目し、その遺伝子を働かせる物質を、老化の進行が通常より速い実験用マウスに投与。その結果、物質を投与しなかったマウス18匹は平均18週間で死んだのに対し、投与したマウス15匹は平均24週間生きたというもの。加齢によるDNAの損傷が修復され、皮膚や内臓の機能が改善したとみられるそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20161216-OYT1T50013.html?from=ycont_top_txt
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オピオイド系鎮痛剤

2016-12-28 08:30:14 | 研究
カナダVancouver市の市長は12月17日、オピオイド系鎮痛薬フェンタニルの過剰摂取によって過去24時間以内に9人が死亡したことを明らかにしたそうです(AFPBB NEWS)。Vancouverではオピオイド系鎮痛薬の過剰摂取事例が1か月に平均15件報告されているそうです。こうした薬物の過剰摂取による死者が相次いでいるカナダでは、政府が公衆衛生上の緊急事態として数千万ドル(数十億円)を投入し対応に力を入れているそうですが、効果はほとんどなく、今年の死者数は昨年の2000人を上回るとみられているそうです。隣国の米国でもフェンタニル関連の死亡事例が急増。今年4月に亡くなった音楽界のスターPrinceさんの死因もフェンタニルの過剰摂取とみられているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3111625
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妊娠で灰白質減少!?

2016-12-27 08:30:05 | 研究
女性が妊娠すると、脳の一部の部位で長期間にわたって灰白質が顕著に減少するという研究論文がNature Neuroscienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この変化は子どもを育てる上で有益だと考えられるそうです。脳の変化が少なくとも2年間続いたケースもあったそうですが、それによって記憶などの精神機能が損なわれた様子は観察されなかったとも。妊娠による急激なホルモンの増加と身体的な変化は以前より知られており、研究もされているが、脳に対する妊娠の影響についてはほとんど解明されていなかったそうです。研究では、初産の母親25人の妊娠前と妊娠後の脳スキャン結果を比較。さらに、初めて子を持つ父親の脳と、子どもがいない男性と女性の脳もそれぞれ調査。その結果、妊娠中の女性の脳の人間関係に関係する部位に、長期にわたる顕著な灰白質の容積の縮小がみられることが分かったというもの。その後、新生児に対する母親の反応を脳スキャンで調べたところ、これと同じ部位が最も明るく輝いたそうです。この脳の変化は、母親になるための適応である可能性が高いということです。これにより、新生児が必要としていることや新生児の感情の状態を認識する能力と、新生児の健康と安全への潜在的な脅威を読み取る能力が高まると考えられるようです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3111870?page=2
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アスパラガス尿

2016-12-26 08:30:03 | 研究
アスパラガスを食べた後の鼻を突く尿のにおいをめぐっては、それを感じる人とそうでない人とに大きく分かれるそうですが、その理由は遺伝子にあるとする研究結果がBritish Medical Journalに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。フランスの作家Marcel Proustは、このにおいを粗末なし瓶を香水瓶に変えるものと表現したそうです。今回発表された研究によると、5人に3人はこのにおいを嗅ぎ取ることができないのだそうです。研究結果によると、被験者6909人のうち男性の58%と女性の61.5%にアスパラガスのにおいを感知できない嗅覚の障害がみられたそうです。この多数派の人々の嗅覚に関連する遺伝子で「一塩基多型(SNP)」の遺伝子変異を871個発見。これは、この嗅覚障害が遺伝することを示唆しているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3111393
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遺伝子組み換え作物関連論文の40%に利益相反

2016-12-25 08:30:07 | 研究
遺伝子組み換え作物(GMO)に関する公刊論文の利益相反(conflict of interest、COI)についての研究結果がPLOS ONEに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究の対象となったのはバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis、Bt)という細菌が作る毒素に耐性を持つよう遺伝子組み換えを行った作物の有用性と永続性に関する論文579本だそうです。今回の研究では、少なくとも1人の著者がバイオテクノロジー企業か種苗企業と提携していることや、そうした企業から資金や報酬を受け取っていることを宣言している論文を利益相反があるとして定義したそうです。今回の研究は、利益相反があると考えられる論文は全体の40%を占め、研究者と遺伝子組み換え作物関連企業の結びつきはありふれたものであることが分かったとしているようです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3111632
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アマゾンがドローン配送を実施!

2016-12-24 08:30:33 | 研究
先日(12月15日)、インターネット通販最大手の米アマゾン・ドットコム(Amazon.com)は、小型無人機(ドローン)による初の配送を英国で行ったと発表したそうです(AFPBB NEWS)。同社は、ドローン使用を空からの自動配送サービスのトレンドとすることを目指しているそうです。初のドローン配送は12月7日、英国EnglandのCambridge近郊在住の顧客に向けて行われたそうです。これは史上初のアマゾン・プライム・エアー配送で、クリックから配送まで13分だったそうです。アマゾンはウェブサイト上で、配達の様子を撮影した映像を公開。それには4つの回転翼を持つドローンが、アマゾンの動画ストリーミング端末「ファイアTV(Fire TV)」とポップコーン1袋を、男性の元へ配達する様子が映っているそうです。アマゾンは米国などでドローン配達を試験中だそうですが、米国ではこうした自動配達の規制環境がより厳しいそうです。アマゾンは映像の中で、Cambridge周辺地域では現在、顧客2人の協力の下でドローン配達を行っているそうですが、間もなく同社の倉庫付近の「数十人」の顧客に同サービスを拡大する見込みだそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3111356
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女性の致死率低いのは・・・・・

2016-12-23 08:30:18 | 研究
白血病などの病気を引き起こす可能性があるウイルスに女性が感染した場合、母子感染するまでその女性が死なないようウイルスが致死性を低下させているとする研究結果がNature Communicationsに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。科学者の間では長年、白血病などの病気を引き起こす可能性がある「ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)」に感染した場合に男性より女性の致死率が低いのは、少なくともこのウイルスに限っては、女性の免疫機能の方が男性よりも強く働くからだと考えられていたそうです。今回の研究結果は、HTLV-1が男性感染者には提供できない機会を悪用するように進化を通じて順応してきたとする新たな証拠を提示しているそうです。このウイルスが引き起こす疾患の悪性度が女性感染者の方が低いのは、ウイルスが母子感染を狙っているからと説明できるそうです。HTLV-1の母子感染は、出産時または授乳中に起きる可能性があるというのです。ですが、比較的単純な遺伝物質を持つ微細粒子であるウイルスがどのようにして感染する宿主の性別を検知、順応しているのか、正確な仕組みについてはまだ分かっていないとも。研究では、HTLV-1の発病率と進行について、日本とカリブ海諸国で比較。日本では、HTLV-1が致死性の成人T細胞白血病に進行する確率が女性より男性の方が3倍近く高かったのに対し、カリブ海諸国では、HTLV-1が致死型に変異する確率は男女でほぼ等しかったそうです。この理由は、乳児の育て方の違いにあると研究チームは推測。日本では、HTLV-1の母子感染経路の一つである母乳による授乳がより一般的に、長期にわたって行われており、このことがHTLV-1の女性感染者の致死率の低さを誘発していると結論付けているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3111305
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北極圏で記録的な高温

2016-12-22 08:30:42 | 研究
今年9月までの1年間の北極圏は記録的な高温となり、異常な気温上昇が誘因となって氷と雪が大量に融解し、秋季の氷凍結に遅れが生じたとの調査報告(米海洋大気局(NOAA)の年次報告書「北極圏報告カード(Arctic Report Card)」2016年度版)が先日発表されたそうです(AFPBB NEWS)。報告書によると、対象期間(2015年10月から2016年9月まで)の北極圏の陸地部分の年間平均気温は観測史上最高だったそうです。北極圏で今年ほど持続的な温暖化の明白で強い兆候が顕著に現れた年は過去になかったそうです。北極地方は、地球の他の地域より2倍以上速いペースで温暖化が続いているそうで、地球もまた、2016年は現代史上最も暑い年になると予想されているとのこと。北極圏の陸地の年間気温は、1900年比で3.5度上昇。北極圏のバレンツ海(Barents Sea)、チュクチ海(Chukchi Sea)とデンマーク領グリーンランド(Greenland)の東西沿岸沖での2016年8月の夏季ピーク時の海面温度は、1982~2010年の平均を5度上回ったそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3111274
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