健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

22の病気がたばこに原因

2016-08-31 08:35:39 | 研究
厚生労働省の有識者検討会は、がんなど22種類の病気の発症や病気による死亡の要因として喫煙が「確実」との判定結果をまとめたそうです(YOMIURI ONLINE)。他人のたばこの煙を吸う受動喫煙でも7種類の病気で因果関係があるのは確実としたとも。国の検討会が日本人への影響を総合的に判定したのは初で、31日に最新情報と対策を盛り込んだ報告書(たばこ白書)案を公表するそうです。厚生労働省は報告書案を踏まえ、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けたたばこ対策を推進したい考えとのこと。報告書案では、国内外の喫煙と健康に関する論文約1600件を分析。喫煙との関係の度合いを病気ごとに4段階で判定。肺や膵臓など10種のがんのほか、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病などと喫煙の関係について、最高の「推定する証拠が十分(確実)」と評価したというものです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160830-OYT1T50141.html?from=ytop_main4
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奨学金を無利子で全希望者に

2016-08-31 08:33:18 | 研究
文部科学省は2017年度から、大学進学者などへの無利子奨学金について、世帯年収や成績の基準を満たした希望者全員に貸与する方針を固めたそうです(YOMIURI ONLINE)。対象となる約49万9000人分の財源として、17年度予算の概算要求で3378億円(前年度比156億円増)を要求するとのことです。無利子奨学金を受けるためには、基準となる世帯年収を下回ることや、高校の成績が5段階評定で平均3・5以上あることが条件となるそうです。2016年度にこの基準を満たしたものの、予算不足で貸与されていない学生が約2万4000人いるため、文科省はこの分を含めて予算獲得を目指すそうです。一方、17年度から低所得世帯の学生は平均3・5を下回っても無利子奨学金を申請できるようにするとも。経済的に苦しい家庭の高校生は、塾に行けなかったり、家計を助けるためアルバイトをしなければならなかったりして成績が上がらない可能性があると判断したため。対象となる世帯年収や成績の基準については今後、検討するそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160831-OYT1T50028.html?from=ytop_main7
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AIで糖尿病改善と予防

2016-08-31 08:30:50 | 研究
経済産業省は、人工知能(AI)を使って糖尿病の改善や予防につなげる助言システムの開発に乗り出すそうです(YOMIOURI ONLINE)。患者の運動量や食事、体重変化などのデータを蓄積し、関連をAIで分析して、個々人に最適な生活習慣の改善方法などをアドバイスするというもの。2017年度中の完成を目指しており、健康増進で医療費の削減につなげる狙い。9月から糖尿病患者らを支援する民間企業などと連携し、軽度の患者約860人分のデータを収集。患者の職場に体重計や血圧計を設置したり、スマートフォン向けのアプリやウェアラブル端末を使ったりして、歩数などの運動量や体重、食事内容といったデータを集めるそうです。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160822-OYTET50012/
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5300年前のミイラの装具に5種類以上の皮革

2016-08-30 08:30:33 | 研究
イタリアとオーストリアの国境に位置するOtztal Alpsで1991年に発見された、約5300年前のミイラ「アイスマン」の装具に、5種類以上の野生動物や家畜の皮革が用いられていたことが分かったとする研究論文がScientific Reportsに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。イタリアの「Institute for Mummies and the Iceman」の研究者は、「エッツィ」の愛称を持つこのミイラの皮革装具から採取したサンプル9種を調査。対象となった装具は、毛皮の帽子や矢筒、数種類の皮革が使われた上着、腰巻、草が敷き詰められた履物、ぴったりとしたゲートル(脚半)など。分析の結果、これらには動物数種の皮革が使われていたことが判明。帽子の毛皮はヒグマのもので、矢筒は野生のノロジカの革、上着はヤギやヒツジなど家畜の革が縫い合わせされていたそうです。上着には2種類の動物、少なくとも4枚の皮革が使われていると。

http://www.afpbb.com/articles/-/3098023
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モルヒネに代わる「副作用のない」鎮痛薬

2016-08-29 08:30:55 | 研究
モルヒネと同等の鎮痛効果を持つが、副作用がないと考えられる合成薬剤を開発したする研究成果がNatureに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。モルヒネなどのオピオイド系鎮痛薬は強い副作用があるため、非常に危険で中毒性が高いとされています。研究では、ビッグデータの手法を用いて、「数兆」に及ぶ候補のふるい分けによって同定されたこの新化合物は、マウスを用いた実験で、痛みの抑制作用を誘発する脳内の既知の分子経路を活性化したというのです。この化合物は、モルヒネや、オキシコドンやオキシコンチンなどの処方薬とは異なり、正常な呼吸を減速したり阻害したりする可能性のある第二の経路を活性化することはなかったそうです。オピオイド類による呼吸の抑制により、米国だけで毎年約3万人の死者が発生し、また米国では、オピオイドの使用と乱用がまん延のレベルにまで達しているそうです。「PZM21」と命名されたこの新薬は、実験用マウスに依存性を形成しなかったそうです。マウスはモルヒネや処方鎮痛薬に対して、人間と同様に容易に中毒になるそうです。さらに、この新化合物の3つ目の利点は、便秘を引き起こさないことだとも。

http://www.afpbb.com/articles/-/3097909
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過去137年で最も暑かった7月

2016-08-28 08:30:11 | 研究
米国海洋大気局(NOAA)は、今年7月の世界の平均気温について、観測記録が残っている過去137年間で最も高かったと発表したそうです(AFPBB NEWS)。NOAAの報告によると「2016年7月は、20世紀の平均気温を摂氏0.87度上回り、過去最高だった昨年の記録を更新した」そうです。気温上昇の要因としては、化石燃料の消費に加え、海面水温が高くなるEl Nino現象が7月まで続いたことが影響したとの見方を示したそうです。NOAAは、7月の世界の平均気温は陸上・海上とも「1880年に記録を開始して以来、最も暑い1か月だった」と述べるとともに、月平均気温としても15か月連続の最高記録更新となったと指摘しているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3097885
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卵にさえずりかける鳥

2016-08-27 08:30:47 | 研究
ある種の鳥は、まるで人間の親たちが妊娠中の母親のおなかに語りかけるように、ふ化する前の自分の卵にさえずりかける習性があるとの研究報告がScienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。卵からかえるひなに外の世界の気温上昇への備えをさせることが、その理由として考えられるそうです。今回の研究では、キンカチョウの奇妙な習性を調査。キンカチョウは抱卵期間の終わり近く、特に気温が26度を上回る暑さになると自分の卵に向かってさえずりかけるそうです。卵は親鳥が上に座って温めている間は外部の気温には影響を受けず、一定温度の37度に保たれるそうです。研究では、キンカチョウの鳴き声を録音し、それを孵卵器の中の卵に向けて再生する実験を行ったそうです。一部の卵には成鳥のキンカチョウが普段交わし合う鳴き声を再生し、別の卵には気温が上昇した時に抱卵中の親鳥がふ化する前の自分の卵にさえずりかける時の鳴き声を聞かせたそうです。暑さを知らせるこの鳴き声、いわゆる「ホットコール」を聞かせた卵は、そうでないものに比べて成長のペースが遅く、ふ化したひなも体が小さかったそうです。小さい体で生まれると暑い気候の中で体を冷やすのが容易になるため、生存する上で有利になると考えられるそうです。さらに長期の追跡調査の結果、ふ化する前にホットコールを聞かされていた鳥はそうでなかった鳥より暑い気候が続く間に多くの子孫を残したことが分かったそうです。この知らせが伝えられるタイミングが、ひなの体温調節系の発達が始まる抱卵期間の最後の3分の1に相当するそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3098073
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ISSに民間宇宙船用のドッキングポート

2016-08-26 08:30:56 | 研究
国際宇宙ステーション(ISS)に民間宇宙船用のドッキングポートの設置をしたそうです(AFPBB NEWS)。この作業は、米国航空宇宙局(NASA)の二人の宇宙飛行士の5時間58分の船外活動によるもので、「インターナショナル・ドッキング・アダプター」と呼ばれる2つのドッキング機構のうち、1つ目を新設したそうです。2つ目のアダプターの打ち上げは2017年後半になるとみられているそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3098130
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肺がん発症は免疫力の個人差と関係

2016-08-25 08:30:14 | 研究
免疫力の個人差が肺がんの発症しやすさと関係していると、国立がん研究センターなどのチームが、「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。肺がんは、がんの中で最多の年間約7万4000人が亡くなっているそうです。肺がんの中でも最も多い「肺腺がん」は、たばこを吸わない人も発症することが多く、予防が難しいそうです。肺腺がんの約半数を占める、特定の遺伝子に変異を持つがん患者約3000人と、がんではない約1万5000人で、約70万か所の遺伝子のパターンの違いを比較。その結果、多くのがん患者の遺伝子には、新発見の2領域を含む6領域に特有のパターンが見られ、このうち免疫に関与する遺伝子領域に特有のパターンを持つ人は、持たない人に比べ1・3倍程度がんになる危険性が高かったというもの。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160817-OYTET50009/
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新生児さい帯血から備蓄用iPS細胞

2016-08-24 08:30:02 | 研究
再生医療に使うため備蓄するiPS細胞(人工多能性幹細胞)を、京都大学iPS細胞研究所が、新生児のさい帯血から作製したと発表がありました。さい帯血からのiPS細胞は初めてだそうで、8月下旬にも医療機関などに提供できるそうです。備蓄用のiPS細胞は、移植しても拒絶反応が起きにくい特殊な白血球型を持つ人の血液から作るそうで、個々の患者から作るより、コストや時間を短縮できるということです。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160817-OYTET50025/
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