健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

歯周病の女性とがん

2017-08-13 08:30:17 | 研究
歯茎の病歴を持つ女性は、特に食道がんや乳がんなど、何種類かのがんを発症するリスクが高くなるという研究論文がCancer Epidemiology, Biomarkers and Preventionに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。論文によると、歯周病の病歴を持つ女性では、がんの発症リスクが14%上昇するそうです。最も強い連関が示されたのは食道がんで、歯周病の女性はそうでない女性と比べてリスクが3倍以上。また、肺がん、胆のうがん、黒色腫、乳がんのリスクも比較してかなり高いことが明らかになったそうです。研究は1999年から2013年まで行われ、年齢54~86歳までの6万5000人の更年期後の女性に自らの健康に関する質問票に回答してもらい、平均8年間の追跡調査によるものだそうです。これまでの研究でも、歯周病の人は特定のがんに罹るリスクがより高いことが示されていたそうです。ですが、歯周病がどのようにがんを誘発するのかに関してはさらに詳細な研究が必要だそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3137881
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