健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

全盲者数

2017-08-11 08:30:33 | 研究
世界の全盲の人々の数は、人口増加と高齢化に伴って、現在の約3600万人から2050年には1億1500万人と約3倍に増加する可能性があるとする研究論文がThe Lancet Global Healthに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。眼鏡やコンタクトレンズ、手術などによる視力矯正が行われていない中程度から重度の視覚障害者の数も、同期間に約2億1700万人から5億8800万人と3倍近くなる可能性があるとも。論文によると、影響を受ける大半はアフリカやアジアで暮らす人々だそうです。研究では、世界188か国から収集したデータを基に調査。各人口集団あたりの全盲の人々の割合は、1990年の0.75%から2015年には0.48%に減少したと結論。また、中程度から重度の視覚障害者の割合も、同期間に3.83%から2.90%に低下。一方、人口増加や高齢化が進む中、視覚障害を抱える人の数は増え続けているそうです。視覚障害の大半は、高齢者に認められるからだそうです。今回の推計は、国連による人口予測を基にしたもので、診断や治療、医療制度の向上による影響は考慮していないそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3137988
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