健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ゴールデンウィーク

2012-04-30 08:30:19 | 日記
ゴールデンウィーク。今日でひとまず中休みという方も多いのではないでしょうか。本学でさ明日明後日と通常通り講義や会議があります。それにしても、今年のゴールデンウィークは、事故が多いですね。楽しみにしていたゴールデンウィークが一瞬にして、悪夢に。安全には、十分に配慮していただきたいと思います。ゴールデンウィークの残りが、楽しい、充実したものになりますように。
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やせ薬の開発への光明

2012-04-29 08:30:58 | 研究
肥満になると血圧が上がる傾向がありますが、その仕組みのカギを握るたんぱく質が発見されたそうです(ASAHI.COM)。肥満になると血圧が上昇するのは、基礎代謝を上げて太りすぎを防ぐ反応と考えられているそうです。しかし、それを上回るペースで栄養を取ると、高血圧が続いて動脈硬化につながると考えられています。いわゆる内臓肥満で脂肪がたまった人の肝臓に見られるPPARγというたんぱく質に着目し、マウスの肝臓にこのたんぱく質を作る遺伝子を入れてスイッチを入れてみたそうです。するとやせたマウスでも、肝臓から「肥満している」という情報が脳に伝わり、脳からの指令で血圧が上昇して体内の脂肪の分解が進んでいたというものです。何らかのん薬でこの反応を起こすことができれば、肥満を治すことも可能ということですね。
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反物質の世界

2012-04-28 08:30:46 | 日記
反物質。SF映画の世界のことのようですが、この反物質の存在に関して研究が行われているそうです。高エネルギー加速器研究機構、東京大学、神戸大学などの日米研究チームは、私たちの世界と正反対のあべこべ(反物質)世界が存在しないことを示す宇宙線の観測結果を発表したそうです(ASAHI.COM)。宇宙から降り注ぐ放射線である宇宙線は大気の影響を受けるそうです。宇宙誕生直後、物質と反物質は同じ量できたが、両者の微妙な性質の違いから、最終的に物質だけが残り、現在の宇宙ができたとされているそうです。そこで、反ヘリウム原子を見つめるために56億件の宇宙線を観測しましたが、普通の物質であるヘリウムの原子核を4800万件見つけたが、反ヘリウム原子核は1件も見つけられなかったというのです。でも、反物質でできた世界が宇宙のどこかに残っている可能性はあるそうで、同様の観測は国際宇宙ステーションで続けられるそうです。ある意味、夢のある話ですね。
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がん探知犬

2012-04-27 08:30:58 | 研究
以前、ここでも紹介したがん探知犬の続報です。がん特有のにおいを嗅ぎ分ける訓練を受けた「がん探知犬」が、子宮がんなど婦人科がんをほぼ確実に判別できることが確認されたと報道されました(YOMIURI ONLINE)。この犬は、大腸がん判別で既に成果を出しており、乳がんや胃がんについても実証実験が進行中だそうです。この探知犬は、千葉県南房総市内の専門施設で訓練を受けた雌のラブラドルレトリバー「マリーン」(10歳)だそうです。判別試験では、尿1ミリ・リットルの入った試験管を木箱に入れ、その前を研究者に連れられて歩き、がんのにおいを感じた時は箱の前で座り、それ以外は通り過ぎるように訓練されているそうです。子宮頸がんや卵巣がんなど5種類の婦人科がん患者43人の尿では、マリーンはすべてがんと判定したそうです驚きですね。子宮筋腫など、がん以外の婦人科疾患29人の患者の尿では、1人分を誤ってがんと判定したが、それ以外は間違わずに嗅ぎ分けたそうです。犬に嗅ぎ分けられるというのも複雑な気持ちですが・・・・・。
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Experimental Biology 2012

2012-04-26 08:30:49 | 研究
Experimental Biology 2012に参加するために米国に来ています。と言っても、もう帰国の途に就くところですが・・・・。今年は、San Diegoで先週の土曜日から水曜日までの開催でした。会場はSan Diego Convention Centerで、大きな学会はここでよく開催されています。今年は天気があまり良くなく、肌寒い日が続いていました。会場内は相変わらずの熱気で、多くの研究者が一堂に会していることを実感させられました。こうして他の研究者の熱意や姿勢を見て、刺激を受けています。自分も頑張らないと。今週末は、来年の国際重力生理学会(International Society for Gravitational Physiology: ISGP)の打ち合わせ会議があり、気が抜けません。頑張らないと。
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蜘蛛の糸

2012-04-25 08:30:02 | 日記
蜘蛛の糸。というと芥川龍之介の作品を思いだしますね。そんな蜘蛛の糸を使って、バイオリンの弦を作って演奏してみたというニュースが先日報道されました(YOMIURI ONLINE)。クモの糸の研究者が蜘蛛の糸を約1万本ずつより合わせた太さ0・75~1ミリの弦を作ることに2年前に成功していたそうです。電子顕微鏡で観察すると、より合わせることでクモの糸の断面は円形から多角形に変形することが判明したそうです。これによって円形のナイロンの弦に比べて強度は4割、弾性が3割増していたそうです。音の周波数の解析では、高音域でナイロン弦の倍以上、強い音が出ることがわかったそうです。さらに、プロ奏者にナイロンの弦のバイオリンと弾き比べてもらったところ、クモの糸の方が輪郭のしっかりした音で、柔らかく深みがあるとの評価を得たとも。
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免疫反応を抑える

2012-04-24 08:30:47 | 研究
最近に医療関係のニュースが非常に多くなっています。また、関連ニュースです。体内の異物を取り除く白血球の働きを抑える化合物が特定されたそうです(ASAHI.COM)。人間にとって欠かせない白血球の免疫システムですが、臓器移植の手術時には拒絶反応が起きる原因にもなっています。臨床現場では効果を上げている免疫抑制剤もあるが、大量投与による腎機能障害の副作用も指摘されています。今回の発見は、免疫細胞の活性化をコントロールするたんぱく質「DOCK2」の働きを抑える化合物を1万種類近いリストから見つけ出し、「CPYPP」と命名したというものです。この物質の特性を解析することで、移植医療のほかリウマチや膠原病など免疫の過剰反応によって起きる難病治療に使える可能性があるそうです。いろいろなことが明らかにされていますね。何でも治療できるという時代もそんなに遠くないかもしれません。でも、そんな時代になったら・・・・・。
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骨の健康を守る

2012-04-23 08:30:11 | 研究
体内で骨を作る細胞を増やす一方、骨を壊す細胞を減らして骨の新陳代謝を制御し、いわゆる骨の健康を守るタンパク質が特定されたそうです(MSN産経ニュース)。骨の新陳代謝の過程で形成と破壊のバランスが崩れると、骨粗しょう症などになります。現在の治療は骨の破壊を抑える薬が中心だが、形成も同時に阻害されてしまうのが問題だったそうです。マウスの骨を作る細胞から分泌されるタンパク質を解析し、そのうち神経細胞の成長などに関わる「セマフォリン3A」というタンパク質が、骨の形成を促進すると同時に、骨を壊す細胞を作りにくくして骨破壊を抑制することを確認したそうです。このタンパク質は人間にもあり、骨の破壊を減らすとともに形成を増やす新しい治療法の開発につながる可能性があるそうです。
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東京大学は世界16位に後退

2012-04-22 08:30:19 | 研究
米国の学術情報サービス会社トムソン・ロイターが、論文の引用回数をもとにした世界の研究機関ランキングを先日発表しました(ASAHI.COM)。4899機関中、東京大は16位で、昨年の13位、一昨年の11位からさらに後退した結果になったそうです。この調査は2001年以降の引用数を集計したものです。東京大学の他に100位以内に入ったのは京都大学(34位)、大阪大学(44位)、科学技術振興機構(61位)、東北大学(69位)だけだそうです。また上位となった分野別では、材料科学=東北大学3位。物理学=東京大学3位▽化学=京都大学4位▽生物学・生化学=東京大学3位▽免疫学=大阪大学4位などだったそうです。関係している分野は生物学・生化学、免疫学ですので 、そう考えると結構頑張っているということになるのではないでしょうか。また、研究分野はもっと細分化されて研究者に認識されていますので、研究者はもう少し違う感覚を持っているのではないでしょうか。
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劣性遺伝と優性遺伝

2012-04-21 08:30:15 | 研究
遺伝の法則の「優性」「劣性」という言葉が消えるかもしれないというニュースが報道されています(ASAHI.COM)。日本遺伝学会が語感が偏見をうむとして用語の改訂をすすめているというのです。学会の議論では代わる言葉として「顕性」「不顕性」が有力だそうですが、学会はより良い案を公募しているということです。人間の細胞には、父母から受け継いだ2対1組の染色体が入っており、染色体の中に人間の設計図である遺伝子がありますね。父母どちらの特徴が表れるかは、どちらの遺伝子が優性か劣性かで決まります。髪の色なら濃い色は薄い色に対して優性です。一方が黒髪で、もう一方が金髪なら子どもは濃い色の髪になるということです。見た目などに表れやすいかどうかなのに、劣性は語感から「その特徴が劣っている」という誤解を与えかねないということが今回の表現法の検討の理由のようです。遺伝子治療や遺伝子診断が注目されるなか、偏見を生みかねないと研究者たちが心配していたそうです。さて、どうなりますか。
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