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GREAT LOVE KINGDOM

山を楽しむために生きる。

介護の仕事の怖さ

2008年03月21日 23時16分38秒 | 介護のお仕事
昨日は夜勤でしたが散々なことが起こりました。
今日の明け方に物音がしたので、Yさん(80歳代女性)の部屋へ。
ベッドの下に尻もちをつくような感じで座り込んでいました。
バイタル測定、外傷の確認、その時は異常はなく、Yさんは再び眠りに就きました。
そして朝。朝食なので起こしに行くと左足が痛くて立つことが出来ない。
主治医、家族に連絡を入れ、近くの整形外科でレントゲンを撮りました。
左大腿骨頚部外側骨折…まさか折れているとは思っていなかったので、ドーン!と気持ちが落ちました。
主治医とご家族に話し合いをして頂いた結果、手術はせずに安静を保ちながら経過を見ることになりました。
要は、もう歩くことはぜずに車椅子生活を選択することになりました。
転倒は不可抗力な事故として入居の際に説明しているので、余り転倒に神経質になるつもりはありません。
転倒を神経質に防ごうとすると、それがその入居者の自由を奪うことに繋がるから。
けれど…もし、直前にボクが気付くことが出来ていれば…と思うと、どんどん気持ちが落ちて行きます。
けれどこの仕事を続けていく上で、多少の割り切りがなければいけないのも確か。
とても複雑な心境です。
『これはつきものだから仕方ないよ。気にしちゃダメだよ!』と多くの職員が言ってくれましたが、その隙から『あぁ…可哀想にねぇ。』なんて声を聴くと、益々心は重くなる…。
これも乗り越えなくてはいけない壁なんだろう。仕方ない。

それ同様にしんどかったのが、家族対応。
今年に入ってからボクと家族の意見交換の一部をEメールにて行っているのですが、Hさん(70代女性)の娘さんという方は週に数度、クレームに近い内容をメールにて送って来ます。
その内容は、到底グループホームでは対応出来ないことばかりで『そんなに細かいことを言うなら、高いお金を払って個別対応の有料老人ホームに行って下さい!』と言いたくなることばかり。
メールの返事が滞ると機嫌を悪くし、ホームの職員の中傷が始まるので娘さんに電話すると…『…緊急の連絡でない限りは電話して来ないで下さい!』だって…。
あちらは自分の都合でメールやFAXをバンバン送ってくるのに、こっちの電話はNGなんて。
そんなことに追われた今日一日はとても重苦しい一日でした。

娘はランドセルをしょうことが待ちきれず、『ねぇ。ランドセル見てもいい?』と言っています。
きっと学校が始まれば、楽しみよりも慣れない故の辛いことが多いと思いますが、期待に膨らむ子供の顔は今のボクの大きな勇気を与えてくれます。

明日は一応休みなので家族で出かける予定ですが、もしかしたらホームに直行しなくてはいけないかもしれません。
何はともあれ、今宵はYさんが痛みを感じずにゆっくり眠れることを願います。
コメント (3)
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