GREAT LOVE KINGDOM

山を楽しむために生きる。

フィオナ・アップル(2006最終公演)

2006年10月14日 23時32分49秒 | MUSIC LIFE
今日、妻と一緒に東京国際フォーラムへフィオナ・アップルのコンサートに行って来ました。
子供を実家に預けて2人で出掛けるなんて凄く久しぶり。
前回、フィオナのコンサートを観に行ったのは6年前


今日は日本公演最終日。(んー!このポスター微妙!)
チケットはソールド・アウト。(他の公演はどうだったのかな?)
妻にTシャツだけは絶対に買ってあげようと思っていたのに開演前に売り切れ・涙!
残念・・・(オークションで探すしかないな。)

コンサートはニュー・アルバムから『GET HIM BACK』でスタート。
中央にドラマーとベーシスト。そして両サイドに鍵盤奏者。
そしてステージ左側(客席から見て)に配置されたピアノにはフィオナの姿。
軽快なリズムを叩き出すドラマーの存在感が凄い!
昔、ジョージ・ハリスン&エリック・クラプトンが来日した時のクラプトン・バンドのドラマー以来の衝撃!こんなにドラムで歌ってしまう人っているんですね!
家に帰って調べたら“チャーリー・ドレイトン(charlie drayton)”と言うドラマーでした。

もうじき三十路になろうとしているフィオナ。
正直、決して美人ではないし、ホイットニーやマライヤのような歌唱力がある訳ではない。
しかし、絶対的な説得力を秘めた声と“FIONA APPLE”と言う音楽ジャンルは彼女にしか持ち得ないものだ。

そう。今回、フィオナはギタリストを外した。
ステージ上に置かれた弦楽器は2本のベースだけ。
フィオナを含めた3人の鍵盤奏者とリズム隊が今回のメンバーだ。

今までクラシックや民俗音楽以外で“ギタリストのいないコンサート(ライヴ)”を観たことがなかった。
しかし、ギタリストがいないことで(正確に言えば“ロック・ギタリスト”がいないことで)バンドが紡ぎ出す音が命に溢れ、フィオナの声も凄く微妙なタッチまで感じることが出来た。

本来、ライドシンバル一つを取ってみても叩く場所、強さ、タッチによって実に様々な音が表現出来る。
ベースだって同じ。撫でるように弾くことで出る優しい音がある。
しかし、バンドにロック・ギタリストがいるとそれらの音はボクらの耳には届かなくなってしまう。
今回、一番感じたのは『ギタリストがいないことでこんなにも色々な音が心地よく聴こえてくるんだ。』ということだった。

フィオナについてはボクなんかが説明したって絶対に素晴らしさを伝えきれない。
次は何年後に来日してくれるのか分からないが、フィオナ・アップルの音楽に少しでも興味を持っている人は何があっても観るべきだ。



コンサートのあと、国際フォーラム近くの“NEWS DELI”と言うレストランで食事。
都会に足を踏み入れることの少ないボクたちはちょっとした“おのぼりさん”状態でして・・・
んー。やっぱりお洒落な店は良いなぁと思いました・笑。
なぜかトイレに開けてないビールが・・・。
2年半振りの“お酒解禁♪”は来週のMUSEBERRYのライヴまでお預け。
しかしなぁ・・・妻と一緒にこういうライヴを観た1週間後に、自分のバンドのライヴを見せるっていうのも正直しんどい・・・。
コメント
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