回文は行く その六千五百一

岩鏡虜ホコリと実が可愛

回文は行く その六千五百

リス組の腹当てあらは飲み薬

回文は行く その六千四百九十九

撒いていく夢明け飴湯悔いて今

回文は行く その六千四百九十八

簾買う早寝だ寝屋は浮かれだす

回文は行く その六千四百九十七

滝浴びの着替えを描き伸び飽きた

回文は行く その六千四百九十五

日焼田は眠りをり胸はだけ野卑

回文は行く その六千四百九十四

亀飼うよ夏書き先駆け八日目か

回文は行く その六千四百九十三

烏賊蒸すは長崎佐賀な斜向かい

回文は行く その六千四百九十二

ラマダンか咄嗟にサッと噛んだ摩羅

回文は行く その六千四百九十六

価値観は遺恨めんこいハンカチか

回文は行く その六千四百九十一

草踏むや今こそ古米止む不作

回文は行く その六千四百九十

個人史かつなぐ夜具夏過信事故

回文は行く その六千四百八十九

家内ら喰う梨は支那ウクライナか

回文は行く その六千四百八十八

蚊帳吊るや会話卑猥かやる艶か

回文は行く その六千四百八十七

直アロマ西日延びしに麿赤兒