回文は行く その二千七百六十四

舎人ら歌碑の地父の日カラリねと　

回文は行く その二千七百六十三

瓦礫這うぼうふら風貌はキレが

回文は行く その二千七百六十二

簾がない夜だ漂い流れ出す

回文は行く その二千七百六十一

鉢置きて蝉より夜店的オチは　

回文は行く その二千七百六十

行く宛も無き海女明菜持て悪意

回文は行く その二千七百五十九

心停止松の実の倹しい天使

回文は行く その二千七百五十八

大蒜か紀信転失気確認に

回文は行く その二千七百五十七

取り分と中州貸すかなとんぶりと

回文は行く その二千七百五十六

帰り何時問えど惑えと梅雨入り絵か

回文は行く その二千七百五十五

詫びようか要らん信頼買うよ枇杷

回文は行く その二千七百五十四

七月はテニス那須にて初勝ちし

回文は行く その二千七百五十三

素足にて駅前撒き餌手にし明日

回文は行く その二千七百五十二

今朝方は粗忽夏こそ旗が裂け

回文は行く その二千七百五十一

蒲田らしるるぷるぷるる白玉か

回文は行く その二千七百五十

さらば友異端引退元薔薇さ