一生

人生観と死生観

シロアリ来襲

2010-01-16 20:33:44 | 哲学
1月16日 晴れ
 シロアリがベランダを根城に活動し始めたのは昨年のことであった。築十年の家はやはり少しずつ問題を生じているのだ。放置するとベランダばかりでなく、家の土台に入り込むかもしれないというので、シロアリ退治と予防の対策をとった。木製のベランダは取り壊し、プラスチック製のものに変えた。シロアリは此処には巣を作ることはできない。さらに家屋の床下の木造部分にはシロアリ予防の薬品をかけた。業者に頼んだのだが、約100万円はかかった。シロアリ業者はいろいろ問題があり、相手が老人と見ると法外の工事費を取るという噂があるが、今回は値切ってリーズナブルな線に漕ぎ着けたと思う。しかし工事後の悪臭にはまったく閉口した。家内は夜も眠れないといって部屋を変え、薬を飲んでようやく眠りにつく始末。私はそれほどではないが、とにかく臭いのには弱った。
 シロアリは小さい動物だが、人間の立てた家を食い荒らすことができる。そのことは人が生涯かかって作るもののもろさを如実に示している。人の驕りのはかなさと言うべきか。