一生

人生観と死生観

巨視的に見れば

2007-10-30 12:07:53 | 哲学
10月30日 くもり ただし薄日があとで
 いよいよ10月もどんづまりを迎える。
昨夜から考えた。宮城県の中央児童館問題はどうも変だ。県知事の号令の下、県の職員たちは財政立て直しに役立つように無駄な予算をカットしようと努める。そこまでは当然だ。しかし老朽化した児童館を放置してきたことへの反省ないし歴史的哲学的考察が欠けている。本来子供の育成は、いつの時代でも行政の最優先的課題
であるべきだ。貧乏だからこそ子供には元気に育ってもらいたいし教育を受けさせたい、どこの親でもこういう願いはもっているし、これはわれわれ戦後世代のやってきたことだった。そしてこのことは実際かなり成功してきたではないか。宮城県は児童館を建て替えないどころか、いまある建物さえつぶすというのだ。建物の補修費用さえケチるというのはどうしたことだろう。
 こんなことは本来県の恥になることで、県外の人には知らせるのが恥ずかしい。
児童館は立派に建て替えよ。県の誇りでもあるはずだ。その間のつなぎに差し当たり補修せよ。見通しが立ったら、児童館の本格的建設のプランを作成すべきである。