一生

人生観と死生観

人間の過去を探る

2007-10-05 21:35:42 | 歴史
10月5日
 明日の朝早く仙台に行くので、明日の分を今晩に。分子人類学なるものが誕生し、日本人のルーツ探しも楽になるかと思いきや、今の段階ではまだそんなに楽観できないと様子だ(篠田謙一『日本人になった祖先たち』NHK Books、2007)。しかし今までの古典的な人類学ではまったく想像もできなかったようなことがつぎつぎに明らかになっている。科学の進歩は頼もしい。
 それでも私が今まで考えてきた東北人のルーツ探しは一筋縄で行きそうもない。なぜかと言うと、それは考古学領域ではなく、歴史領域であり、多くの人文学的根拠を要求するからである。道遠い仕事になるとしてもあきらめずにやることだ。

米百票の精神いずこ

2007-10-05 09:28:54 | 生活
10月5日 晴れ
 昨夜仙台の伊藤俊子さんから驚き情報!宮城県中央児童館来年3月閉鎖予定とのこと。理由は建物老朽化、建て換えの予算がない。耐震基準以下の建物は地震の際に危険で,放置できないとのこと。補強するにしても3000万円の経費必要とのこと。
 情けない話だ。県は財政危機に際して弱いところから、抵抗の少なそうなところから予算を削ってゆく。こうなれば一大キャンペーンを起こすほかあるまい。米百俵の精神、すなわち戊辰戦争に敗れた長岡藩が米百俵の援助を受けたとき、歯を食いしばってでもこれを売って金に換えて学校を建て、教育に使った、現在の生活の苦しさに耐えて将来の復興をみすえること。これは小泉首相が就任したときに言った大事な方針だった。宮城県知事にはそういう心もないのか。猛省すべきだ、村井知事よ!