一生

人生観と死生観

トルコの親日家日本近代史を

2007-10-14 07:33:20 | 歴史
10月14日 朝は晴れ
 今日午後仙台へ。明日は宮城県のこども家庭課長と会っていのち像問題を話し合う。
 さて昨日の朝日新聞。日本との交流で国際交流賞を受賞したトルコ人女性歴史家セルチュク・エセンベルさんのことが「ひと」欄にのる。もともとトルコの親日は
明治の頃、海難に遭ったトルコの船を日本人が助けたことから始まった。トルコも
西欧との軋轢の多いお国柄、日本の立場には敏感に反応する。
 彼女の言葉。日本近代史の展開は世界的にも稀有な人間ドラマ。すごく面白い。
インタビューする記者があまり勉強していなさそうなのが気になる。私のことで言えば、祖母の祖父は幕府の御書院番頭の領主に随伴して黒船を目撃し、日米交渉の裏方に当たり、悲壮な覚悟でその思いを短歌や俳句に托し、それを後世に残した。当時の日本人はどんな思いだったか。今では想像もつかないかも知れない。明治時代とはそういう外圧に対峙する時代だった。成功におごって昭和の戦争で行過ぎたのは失敗だった。それでも立ち直れたのはなんという幸運だろう。こんなことが彼女を日本学に走らせたのだろうか。