goo blog サービス終了のお知らせ 

古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

尺璧非寶寸陰是競・・・(松本芳翠先生「草書千字文」を臨書)

2019-08-26 06:59:08 | 書道
    尺璧非寶 寸陰是競 
資父事君 曰嚴與敬
孝當竭力 忠則盡命
臨深履薄 夙興溫凊
似蘭斯馨 如松之盛

千字文(中国の1,000の異なった文字からなる韻文)(4文字/1句×250句)のうち、59番~68番の10句を書きました。
お手本はネット上にアップされている松本芳翠先生の「草書千字文」(こちらは8文字単位)です。
半切に40字のものは、これで3枚目の挑戦になります。
40字、半切の作品としては、ちょっと多すぎるのかもしれませんし、
しんどくもありますが、その分草書の勉強になりますので、あえて書いています。
初めての草書として、芳翠先生の「草書千字文」にチャレンジさせていただいたのが、去年5月ごろ。
その当時、草書の読み書きは殆ど出来ませんでした。
その後、この千字文の8文字や変体仮名での練習などとあわせ、枚を重ねるごとに、
「ああ、こんなものか」と思えるところも少しは増えてきたかな、と。

Wikisourceさんによる解釈を下に掲載させていただいていますが、
父母と主君、深と薄、溫と清(原文は二水 冷たいの意)、蘭と松など、
結構対句のような文字が並んでいるようです。


一尺の玉(ぎょく)宝にあらず 寸時を惜しめこれ競え追え
父と同じに君に仕える これ尊厳と敬愛をいう
父母に孝行力のかぎり 主君に忠義命をつくす
臨臣は仕えて恐れ慎み 孝子は気遣う親の暮らしを
蘭の香りに似るを目指して 松の茂るがごとく栄える




コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あざみの花 | トップ | さあ いただきましょう(教... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mori)
2019-08-26 07:17:10
私には、程遠いジャンルの事で全くと言って良いほど解りませんが、全般のバランスとか、知っている字の崩し方を見させて頂きながら、次のように感じました。
一字を書くだけでも大変なのに、よくもこれだけの字をこのようにバランス良く、しかもどの字を見ても力強さと流れの良さに感心しました。
返信する
Unknown (Unknown)
2019-08-26 07:33:11
書に全く知識のない私には、解説を読んでも一見しただけでは該当の字が判別できないレベルです。
ただ、一行14文字の多くを書いても全くバランスを崩さず、全体が見事な作品になっていることに驚きです。
「尺」と「璧」のように字画が極端に違う文字を並べても美しく収まる、その技術は素晴らしいです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

書道」カテゴリの最新記事