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古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

石模様の中国製花瓶にブリザーブドフラワー(ユダヤの行動原理とこれからの日本 新生イスラエル国家の成立と中東の混迷その3)

2025-04-14 06:59:34 | 静物(彫像・置物・人形など)
石の模様が入った中国製花瓶にブリザーブドフラワーを描きました。
花瓶は20数年前中国を旅したとき、唯一土産(自分用)として持ち帰ったものです。
なぜ、ただ一品、重たいこれを選んだか、当時は何かと偽物が多い中国製品でしたが、
石の模様は美しく、さすがに模様までの紛いものは無かろう、と思ってのことでした。
ブリザーブド(保存用に加工された)のバラ、こちらは数十年前に頂いたものです。
やや透明度は落ちたプラスチックの容器ではありますが、鮮やかな色を変わることなく発してくれています。
絵として最も悩んだのは、特に右上空間のバックをどうするか、数枚をテスト的に描き、上掲のようにしたことでした。
右の透明容器の中に数種類の色を流し込み、その他の部分はできるだけあっさりと、のつもりであります。

拙ブログ、ブログそのものは週単位で続けますが、
下の[補記]はしばらく休ませていただき、5月12日(月)に再開を予定しています。

[補記]
[ユダヤの行動原理とこれからの日本]
を続けております
全体の目次:2024.10.28付拙ブログによります

第6章 目次
第6章 【現代】新生イスラエル国家の成立と中東の混迷
第1節 新生イスラエル国家の成立までの概要
第2節 建国後の中東の混迷
第1款 建国後のもろもろの戦争など
・・・以上前々回(その1)前回(その2)・・・

・・・以下今回(その3)・・・
第2款 ガザの惨状
[ガザの封鎖]
[ハマス主導による越境奇襲攻撃]
[イスラエルによる大規模ガザ攻撃]
[パレスチナ問題と国際法]
[アメリカのパレスチナ政策]
[これからのイスラエルとパレスチナ]

本章における参考文献など

・・・本論に入ります・・・

第2款 ガザの惨状
[ガザの封鎖] 
ガザ地区は、2,023年末時点、約360㎢(東京23区の6割)の中に、
ガザ全体の人口は約230万人、その人口密度は八尾市か藤沢市と同じくらいとのことである。
その中の難民キャンプ地区は、1㎢当り、ビーチキャンプで18万人、ジャバリヤキャンプで8.2万人という密集地帯で、
そんな所に無差別ともいえる攻撃がなされていたことになる。
意外と知られていないが、ガザにはガザ港という天然の良港が、ガザ沖には天然ガスもあり、
イスラエルは喉から手が出るほどに欲しがっていた、と(茂木 誠氏・石田和清氏)。

2,004年末イスラエルシャロン首相は、ガザ入植地からの同国軍の撤退を表明する。理由は、ヨルダン川西岸の植民地化をより進めるためとされた。
2,005年、イスラエルは、パレスチナ人だけになったこのガザ地区の “封鎖”を始める。
一方パレスチナ側は、2,006年立法評議会選挙が行われ、PLOとハマスの対抗となったがハマスが勝利した。
ハマスの勝因としては、創設直後の慈善活動のほか、イスラエル軍が撤退したのはハマスの武装闘争のお蔭、ということも。
一方のオスロ合意を主導したPLOは、5年の期間が過ぎてもパレスチナ国家の実現という夢はかなわず、
加えてPLO主流派のファタハの自治政府の腐敗に民衆は失望していた、と。

ハマスが選挙に勝利したパレスチナは、ファタハも入ったハマス主導の統一政府が出来、アメリカ、イスラエルに承認を求めるが、両国はこれを拒否する。
むしろアメリカはハマス政権転覆のクーデターを画策するが、こちらも失敗し、
結果、パレスチナはガザのハマス政権、ヨルダン川西岸のファタハ政権の二重政権となる。

2,007年アメリカとイスラエルは、ハマスをテロ組織とみなし、
何と、これを政権に選んだパレスチナ人に対する“集団懲罰”としてガザ地区の「完全封鎖」を始めることとなる。
この集団懲罰は国際法違反であるが、封鎖行為は人間の出入域、物資の搬入・搬出の全てをイスラエルが管理することされた。
ガザ南部の国境はエジプトが行うが、実態はイスラエルの指示で動いていた、と。
この封鎖により正に閉じ込められたガザにイスラエルは2,008年から数次にわたるガザ攻撃が繰り返すこととなる。
攻撃の名目は“ハマスらによるイスラエルへのロケット攻撃への報復”などとされた。

後のガザへの攻撃も悲惨極まるものであるが、この封鎖の間にガザで起きていたことも、およそ、人間の世界とは思えないものであった。
ガザでの積もる鬱憤について、ヤコヴ・ラブキン氏(旧ソ連生まれ、カナダ国籍のユダヤ教研究者)は
その著「イスラエルとパレスチナ」で次のように記しています。
「“世界最大の屋根のない牢獄”に閉じ込められたガザのパレスチナ人の運命は、西岸よりもさらに過酷でした。
平和的なデモすらも、柵の向こう側からイスラエル兵に発砲されて死者が出ていました。
2,007年以降、ガザの住民たちは、想像を絶する悲惨な状態で生きる“無期囚”であると言われてきました。
住民の80%が国際援助に依存し、水は配給制、電気は1日2時間しか供給されず、食糧不足は慢性的です。
圧力鍋は爆発寸前でした。
2,023年10月7日、ついに爆発は起きました」と。

[ハマス主導の越境奇襲攻撃]
2,023年10月7日ハマス主導の越境奇襲攻撃が行われる。
この攻撃で、イスラエルの軍人・民間人約1,200人殺害、251人を人質に。
イスラエル側のこれだけの犠牲は、第4次中東戦争(1,973年)以降初めてのこと。
岡 真理氏(「ガザとは何か」の著者)によると、もともと、ハマスは、占領された祖国の解放を目指す民族解放の運動組織であり、
今回の件も、ハマス主導ではあるが、イスラム聖戦やPFLPなど他の民族解放組織も参加した解放のための作戦であった、と。
またパレスチナ側の行動は、占領軍であるイスラエル軍に対する抵抗として、国際法上認められている「抵抗権の行使」である、と。
日本の報道では、ハマスがガザからイスラエル側に侵入し、音楽祭やキブツ(集団農場)の民間人を殺害した、とのみ強調して報道されているが、
確かにキブツの民間人を巻き込んだのは国際法違反ではあるものの、
本来の作戦目的はガザ周辺の12か所のイスラエル軍の拠点であった、と。
しかも、彼ら攻撃に参加した者たちは、片道切符と分かった上、
先祖たちの代から民族浄化を受け難民となり筆舌を尽くせない封鎖生活を強いられている、という歴史的文脈の中でみるべきである、と。

なお、土井敏邦氏(「ガザからの報告」の著者)によると、
ガザ問題の根源はハマスではなく、当然イスラエルの占領にあるのは大前提としながらも、
ガザの住民は、イスラエル側の激しい報復・破壊を見るにつけ、この越境奇襲攻撃さえなければこんな悲惨な目にあわなくて済んだのに、
としてハマス指導部への怒りも増えていると。

一方、茂木 誠氏と石田和清氏はyoutubeで、イスラエルの情報能力からすれば、
ハマスのこの攻撃を事前に知らなかった筈はないとし、
知っていて、呼び込んで、攻撃させ、反撃の理由を作為し、そして反撃した、のではないか、と。
更に、藤井厳喜氏(「フォーキャスト2024」の著者)によれば、
中東では和平の動きがあれば必ずそれを望まない勢力がそれを潰すことが延々と続けられてきたが、
今回も奇襲攻撃前の段階で、イスラエルとサウジアラビアの国交樹立の動きがあった。
その動きを察し、そうはさせじと、裏でハマスの糸を引いていた組織がいた筈で、その代表的な存在が英守旧派(後述)である、と同氏はみておられる。

[イスラエルの大規模ガザ攻撃]
上記ハマス主導の奇襲攻撃を受けイスラエル軍は、2,023年10月28日、ガザ北部へ地上侵攻を開始し、本格的大規模なガザ攻撃が行われることとなる。
今年2,025年1月15日に、イスラエルとハマスの間で、一旦、停戦と人質の解放を巡り合意し一部実行に移されるが、
3月18日イスラエル軍は攻撃を再興、この4月で1年半となる。
読売新聞(2025.4.7付)の集計によると、ガザの戦闘を巡る被害状況は、
ガザ側は、死者:5万人以上、負傷者数:11万人以上、避難者数:190万人以上、住宅被害:全体の90%が全・半壊である。
一方、イスラエル側は、ハマスの奇襲で1,163人、ガザ地上戦で兵士407人、ガザに残されたイスラエルの人質は59人(内イスラエル見積もりでは24人が生存)である、と。

このイスラエルによるガザ攻撃は、陸・海・空、さらには地下からも行われ、
その標的となった対象は、非戦闘員である女性や子供を含む住民、国際機関などの職員等、住宅、
電力・水道・橋梁・下水処理場などの基本的なインフラ施設、病院・救急車などの医療施設、モスク、学校(国連提供の学校も)、難民キャンプ、などなどである。
ガザで活動を続ける国境なき医師団(MSF)が昨年末に公表した報告書によれば、ガザを訪れたMSF事務局長の言葉として、
「人びとは、この世の終わりのような事態を必死に生き抜こうとしています。しかしこの壊滅状態に出口はありません。
安全な場所はどこにもなく、命の保障がある人は誰ひとりいないのです」としたうえで、
「ガザ北部で最近行われた攻撃は、イスラエル軍による戦争の残忍性を端的に示しています。
パレスチナ人は強制的に避難させられ、閉じ込められ、爆撃をうける、これは明らかな民族浄化の兆候です。
ガザで行われていることはジェノサイド(集団殺害)であると結論付ける法律専門家や団体の数が増えていますが、
(MSFにはそれを立証する法的権限はないとしながらも)MSFのチームが現場で目撃してきたことは、そうした見解と一致します。・・・」と。

WWⅡ間600万人ともいわれるショア―(ホロコースト)を受けた、そのままのことを、
今度は正に自分たちが行っていることとなる。

ではなぜこのような行為に走るのか。宮田 律氏はその著「ガザ紛争の正体」において、
その背景となるイスラエル政権の潮流について、次のように解説しておられる。
氏によると、現在のネタニヤフ政権の潮流をなすのは「修正シオニズム」と称されるものだ、と。
これは1,920年代から30年代にかけて活躍したロシア生まれのジャーナリスト・ジャポンスキーの
“パレスチナ全域をユダヤ人が支配する”と主張する“領土”に重きを置く考えである、と。
ユダヤ人の困難は、単に反ユダヤ主義の風潮から生じるのではなく、ディアスポラ(離散)状態からもたされるものだとし、
このためにはユダヤ人には“土地の獲得”が必要だと訴え、ヨルダン川東岸と西岸におけるユダヤ人国家創設の必要性を力説した。
1,930年代に活動した、修正シオニズムの武装組織イルグンは、同じくヨルダン川東岸・西岸にユダヤ人国家をつくることを目指していたが、
現在ネタニヤフが党首を務めるリクードはこのイルグンの後継組織である。
そのリクードは、1,977年からイスラエルの政権に参加するようになった、と。

現在のイスラエルには、更に、上述「修正シオニズム」を土台にしたうえで、
特に暴力をふるうことを是とする「カハネ思想」があるという。
NY出身のラビ・カハネが唱えたもので、
パレスチナ人のエレツ・イスラエル(現在のイスラエルとパレスチナを合わせた地域)からの、力ずくでの排除を、
より明確にしたものである、と。
1,980年代にイスラエルに渡航したカハネは政党を設立するとともに、イスラエルは市民権をユダヤ人だけにすべき、と説いたりした。

このカハネの思想は、ユダヤ人の優越主義に溢れ、アラブ人を極端に蔑むもので、
そのイスラエルでの運動は、攻撃的で、人種主義的な潮流となり、
ユダヤ人が最も嫌い否定したファッシスト的な性格をもち、「ユダヤのナチズム」と形容された、と。

今のリクード政権には、そのカハネ思想を信奉し、リクード以外の政党から政権与党入りし、主要閣僚を務めている者たちがいる、と。
一人は「ユダヤの党」党首で、国家治安相を務めるベングビール氏で、
彼はイスラエル国内のアラブ系イスラエル人からイスラエルの市民権を剥奪して、
忠誠心がない場合はイスラエルから追放する、とする“民族浄化措置”を提唱する等の人物である。
ネタニヤフ政権のカハネ主義者にはもう一人、「宗教シオニスト党」党首で、財務相のスモトリッチ氏がいる。
彼は、ガザの戦後処理について、ガザのパレスチナ人口を減らして、イスラエル人の再入植を訴えている。
また、ガザ問題の正しい解決はパレスチナ人たちが彼らを受け入れる国に移住することである、と述べたりしている。
ネタニヤフ首相は、彼らの主張を受け入れなければ、連立政権の枠組みが崩れ、政権維持ができなくなるという側面も抱えている、と。

[パレスチナ問題と国際法]
(本項は主に「国際法からとらえるパレスチナQ&A」(ステファニー・クープ氏)から)
イスラエルが2,023年10月以降行っている大規模攻撃は、国際法上の犯罪である。
犯罪の内容は、戦争犯罪(戦時国際法に違反する行為で私人の殺害など)、
人道に対する犯罪(一般民衆に対する大量殺人・迫害など)、ジェノサイド(集団殺害)犯罪である。
ガザ攻撃については、安保理が(米国の拒否権発動により複数回の不成立を経た後に)停戦を決議し、
国際司法裁判所は三度にわたり、ジェノサイド防止のための暫定措置命令を出している。
また国際刑事裁判所主任検察官は、イスラエルのネタニヤフ首相とガラント国防相(当時)への逮捕状請求を予審裁判部に提出している。

遡って、1,967年以降の占領も不法である。
軍事的に占領した土地から軍隊は撤退しなければならず、占領地住民の土地や財産を奪ってはならないとする国際法に違反する行為である。
また、直ちに占領地域からの撤退をイスラエルに求めた安保理決議にも違反するものである。
このようにイスラエルによる行為の多くについて、適用すべき国際法は存在し、重要な部分について、国際的な枠組みの中で公的な判断、命令も出されており、
イスラエルがこれを守っていない状態が続いていることとなる。

そもそもイスラエルはパレスチナ国家の創設を認めておらず、
このことは国際法上認められた民族自決権(各民族や人民がみずからの意志で運命を決定する権利)行使の妨害である。
また、イスラエルはパレスチナ人を抑圧・支配する制度化された体制を維持しており、
これらはアパルトヘイト(人種隔離・差別政策)国家ともいえ、こちらも国際法違反とされる。

[アメリカのパレスチナ政策]
イスラエル建国時のトルーマン大統領の関りについては先述したが、その後アメリカとしてパレスチナへの関りはしばらく静観の時代が続く。
第3次中東戦争(1,967年)でイスラエル側が圧勝し、占領地域への入植を始める。
この入植についてアメリカは、建前として公には“two state solution”(二つの国家を作る解決策)と言ってきたが、
レーガン政権(1,981年~89年)時代から、ヨルダン川西岸地区への入植者は違法ではないとし、これを黙認する政策をとり始めた。
重武装したイスラエルの入植者がパレスチナ人達の領土を窃盗する国際法違反の行為を、である。
この政策は、クリントン、ブッシュ、オバマ、トランプ、バイデン、トランプの各政権にも一貫して引き継がれてきた。
オスロ合意でクリントンは形式上の仲介役を果たすが和平は結実していない。
そもそもアメリカは、2,023年12月18日までに89回拒否権を行使しているが、そのうちの半分(45回)がイスラエル非難の性格をもつ決議とされる(宮田 律氏)。
またアラブ諸国が国連安保理に「パレスチナ人に独立した国家を持たせる」決議案を出すと、アメリカは拒否権を使ってことごとく潰してきたとのことである。

トランプ政権は1期目にエルサレムにアメリカ大使館を置くことを決め、同地がイスラエルの首都であることを認めた。
アメリカはイスラエルにここ数年、40億ドルの軍事支援を行う最大の武器供与国であり、ガザで使われている戦闘機やヘリやミサイルなどの殆どがアメリカ製である。
トランプ大統領は2,025年2月、「アメリカがガザを“所有”し、ガザ住民を域外に移住させ、ガザを“中東のリヴィエラ”にする」構想を発表した。
イスラエルは、トランプのこの構想に沿って、ガザ住民を域外に移住させようとしている、と伝えられるが、先行きは不透明である。

更に藤井厳喜氏によるとトランプは、ウクライナ戦争の和平交渉のほか、
イスラエルとサウジアラビアの国交回復やイスラエルとイランの戦争回避にも積極的に動くだろう、とされている。

[これからのイスラエルとパレスチナ] 
いささか大上段に過ぎた小見出しですが、複雑極まりないパレスチナ情勢の将来など、自分に分かる訳がありません。
予測困難な要素が多い中、イスラエルの今後の行動に焦点を絞ってみれば
①まずは当面、ガザでの戦闘の治まり方です。
戦線の状況は報道で知るほかありませんが、パレスチナ住民の処遇が最大のテーマでしょう。
直接的に影響を与えるイスラエルの政権は、2,026年10月の議会選挙まではネタニヤフ政権の見通しとのこと。
イスラエル国民の世論や国際世論、トランプ政権の策にも要注目です。
②エレツ・イスラエル(現在のイスラエルとパレスチナを合わせた地域)の占領を狙う。
ガザ地区とヨルダン西岸地区からパレスチナ人を全員追い出してしまう案で、
前述した現政権の潮流をなす“修正シオニズム”や“カハネ思想”に基づくものです。
③イスラエル周辺国の占領を狙う。
レバノン、シリア、ヨルダン、シナイ半島(エジプト)などの周辺国を占領し、
イスラエル本体の安全をより確実にしようとするものです。
イスラエル国旗の上下にある二つの青い帯のラインは、約束の地の境界であるナイル川とユーフラテス川とする説があるようです。

 もとよりこのパレスチナ問題、就中イスラエルの動きは、世界の大きな構図のなかでも見ておくべきでしょう。
藤井厳喜氏は、現在の国際政治経済を次のように大別されています。
ⓐ民主的ナショナリスト(トランプ、安倍晋三) 
ⓑ独裁的ナショナリスト(プーチン、習近平、金正恩) 
ⓒ無国籍企業的グローバリスト(バイデン、マクロン) 
ⓓ社会主義的グローバリスト(スターマー(英労働党))   
同氏は特に、ⓒとⓓのグローバル勢力は、その中核として、
タックスヘイブン(税金避難地)をフル活用して影響力を行使する「英守旧派」の存在を強調されています。
英守旧派とはイギリスの旧植民地帝国時代の利権を持っている勢力で、
このダーティーなタックスヘイブン・ネットワークの中心がロンドンのシティーにある、と。

パレスチナ問題も元はと言えば、三枚舌外交などイギリスの中東外交で引き起こされたなか、イギリスの強かなワルは現在も形を変えて続いているようです。

次回[補記](第7章[現代]WWⅡ後 ロスチャイルド、そしてロックフェラー、そしてそして中国共産党)は、
5月12日(月)に再開する予定です。

本章における主要な参考文献など
「世界史の原理」(茂木 誠 宇山卓栄共著)ビジネス社
「THE ROTHSCHILD」(林 千勝著)経営科学出版
「ロックフェラー回顧録」(デイヴィッド・ロックフェラー著)新潮社
「ロックフェラー対ロスチャイルド」(藤井 昇(厳喜)著)徳間書店
「フォーキャスト2024」(藤井厳喜著)WAC
「フォーキャスト2025」(藤井厳喜著)WAC
「ガザ紛争の正体」(宮田 律著)平凡社新書
「ガザとは何か」(岡 真理著)大和書房
「イスラエルとパレスチナ」(ヤコブ・ラブキン著 鵜飼 哲訳)岩波ブックレット
「国際法からとらえるパレスチナQ&A」(ステファニー・クープ著)岩波ブックレット
「ガザからの報告」(土井敏邦著)岩波ブックレット

ネット関連(特に次の方のユダヤ・中東関連Youtube)
茂木 誠氏、石田和清氏、林 千勝氏、藤井厳喜氏、伊藤 貫氏




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Unknown (mori)
2025-04-14 07:49:10
 青っぽい花瓶、立体感・形・質感等が見事に描かれていると思います。
 それに黄色と赤のバラ並びにそれを収めている透明のケース、これもお見事です。
 又バックがケースの上で少し変化し場を盛り上げていると思います。

 中東特にイスラエルとガザ及び周辺国の事について、勿論まだまだ良く分からない部分がありますが、この記事で随分理解が深まったと思います。有難うございます。
 それにしても自分たちが受けた辛い歴史を教訓にしないで、同じことを繰り返すようでは又何時か相手国から同じことを繰り返されるかも知れません。それが怖くて有利な時に徹底的に根絶しようとしているのかも知れません。
 国際的感覚に違反している行為にも関わらず、アメリカの態度はやはりアメリカ立国及びその後の発展に如何にユダヤが関係していたかを物語っていますね。
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Unknown (サガミの介)
2025-04-14 10:37:54
 チャイナ製「石の模様入り花瓶」、風格ありますね。
作品の色使いが特徴的に感じました。
 紫雲たなびく・・・、吉兆とも思える色合いを花瓶と背景にバランスよく配していますね。
 花瓶の質感とブリザードフラワーの色合い、その容器の質感など工夫と技術が表れているのではないでしょうか。
 ユダヤ問題、イスラエルとパレスチナ、コメントのしようがないほど暗い気持ちです。
 紛争の歴史を解説されるたび、ロシアを含む欧州各国、米国など先進国といわれる国々のエゴと非人間性が見えてきて、「人権・人道」の大切さを説く虚しさを感じます。
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