僕は、一瞬で、「恋」に堕ちました。
ピアノの「音色」に。
ふと一瞬、発した「ワンフレーズの歌声」に。
テレビ画面に映されているピアニストが、
弾いているピアノの音色の一音一音に。
ふと、弾いている最中に発した、ハミングの歌声に。
その一瞬の刹那、
僕の心に、キュンと触れたものがあり、
心の琴線が、震えました。
ああ!♪
感動が、体の芯から込み上げてきて、
泣きそうになりました。
なんという音の響き。
なんという声の糸。
僕は、一瞬で、恋に堕ちました。
キュンとなった心が、震えています。
♪・〇・♪
フジコ・ヘミング
という女性のピアニストでした。
♪・〇・♪
ネットで調べてみた。
正式名は、
Georgii-Hemming-Ingrid -Fujiko.
1931、December 5 生まれ。
2023、April 21 死去。92 才。
〇〇
年齢は、僕より、13才上の”お姉さん”だ。
わー、素敵だ、と僕は思った。
〇〇
《 フジコ ~あるピアニストの軌跡~ 》
NHK、ETV特集・1999の50分番組を
僕は見たのでした。
♪♪
演奏会で、ステージに登る直前に
フジコさんは、右腕で、胸に十字を切った。
「ああ、クリスチャンだ」と僕は思った。
♪♪
フミコさんは、一人、部屋で、
ピアノの前に座って、
「ラ・カンパネラ」(リスト作曲)
を弾いた。
弾き終えて、取材していた女性記者に
こう、ぽつり、と、ひと言語った。
「この曲は、教会の鐘の音、なのよ。
わたくし、ぶっ壊れた鐘の音、が好きなの。
機械みたいになってる音は、嫌い!
人間だもの」 と。
〇〇
つい、最近だ。
フジコさんが、亡くなったのは。
April 21 だ、今年の。
今まで、何度か、聴いたことはあった。
テレビ画面で、老婦人フジコ・ヘミング
の演奏や、姿を。
ピアノの音色には、心が魅かれてはいた。
が、数日前に続いて、昨日も、
たまたま、テレビ画面で聴いたのでした。
「50分」番組を。
番組を見て、聴いて、いる最中、でした。
フジコ・ヘミングさんに、
フジコさんが弾くピアノの音色に、
フジコさんが、ふと漏らしたハミングの歌声に、
僕の心が、恋に堕ちてしまった、のです。
僕は、はっきり、自覚しました。
♪〇〇♪
きっと、今度、僕が人様の前で、
ギター弾き語りをするとき、
フジコさんの、「あの音色」を
「あのハミング歌声」を、
心に浮かべて、歌いたい、
と思えたのです。
✙✙
僕は、今、フジコ・ヘミングさんに
恋をしています。
ーーーー 。。。。。。~~~~~
遠い遠い昔、
少年から青年になる頃、
初恋をしたとき、
の感覚に似ているなあ。
♪ ✙
「恋」という言葉
を思い出させてくれました
Hemming-Fujiko
さんが。
I 'm falling in love