昨年の秋だった。母校の早稲田大学の「ホームカミングデイ」に出かけた。
昨年は、僕が教育学部英語英文科を卒業して35年目にあたる。ホームカミングデイというのは、卒業後25年目の年に大学が卒業生を大学に招待し、旧交を暖めてもらおうとの企画だ。25年目の次は、10年後の35年目、その次からは5年ごとに続く。
10年前にも僕は参加していた。その時は、学部学科別に教室が割り振られて、英語英文科の連中と25年ぶりに会った。昔のように、教室の机に座って、ひとりひとり自分の25年の人生と近況報告をした。150名ほどの卒業生の3分の1の50名ほどが集まった。全国から集まった。その場の流れで、僕は、その場に集った50名のまとめ役になってしまった。後日、参加者の「一言と近況」集を、F1組だったK君とF2組だったS君とF3組だった僕、とで作って、皆に送った。
あれから10年経って、昨年、また大学へ出かけた。
が、広い講堂に卒業後35年目の全学部卒業生が一同に会し、セレモニーだけだった。500人ぐらいいた。誰にも会えずじまいであった。講堂出口に、昭和45年卒業年次稲門会を設立するので、幹事ができそうな方は○印を、という案内があった。
僕は、○印を付けた。10年前のような形式をなぜやめたのか、腹が立ったからだ。
こんな形式だけの集まりなら、来なかった。そう、思った。
○を付けたことは、すっかり忘れた頃、一通の案内が来た。
「早稲田の大隈会館にて、第1回幹事会の顔合わせをします・・・」
後悔先に立たず、行ってみるか、と出かけたのが、今年の春、3月だった。
それから、月1回、幹事会に早稲田に出かけた。
今、10月。来月6日、設立総会・親睦会を開くところまで来た。
この7ヶ月、幹事を務めてよかったことがある。
それは、メールという通信手段の効用、を体験したからだ。
12名、幹事がいる。月1回、顔を合わせるだけだが、メールの交換ができるので、
いつでも、幹事同士の意見交換ができた。資料も、各自プリントアウトすればよい。現代社会におけるIT技術が、こんな風に利用できることが実体験できたことだ。ネットやメール、の通信手段は、利用の仕方によっては、人と人を結ぶ素晴らしい道具になるということを。(一歩間違えると、人と人を引き裂く道具にもなるけれども)
筆、とペン、に加えて、パソコンの利用の仕方を知った。あり難い。
おまけの恵みもあった。
それは、親睦会で、グリークラブの現役学生17名と僕のギター弾き歌いのコラボレーションが、思いがけず、やることになったこと。夢のようだ。本当にやりたいことは、心に秘めて、あきらめずにいれば、そのチャンスはめぐってくるんだな、と今思える。
♪「なごり雪」「見上げてごらん夜の星を」「遥かな友に」の3曲。
どんなハーモニーが作れるか、わくわくする。
師匠の慎太郎に聞いてもらいたいけれど、彼は、それどころではないだろうな。
いや、いつかまたある、そういうときが。まだまだ・・・♪
昨年は、僕が教育学部英語英文科を卒業して35年目にあたる。ホームカミングデイというのは、卒業後25年目の年に大学が卒業生を大学に招待し、旧交を暖めてもらおうとの企画だ。25年目の次は、10年後の35年目、その次からは5年ごとに続く。
10年前にも僕は参加していた。その時は、学部学科別に教室が割り振られて、英語英文科の連中と25年ぶりに会った。昔のように、教室の机に座って、ひとりひとり自分の25年の人生と近況報告をした。150名ほどの卒業生の3分の1の50名ほどが集まった。全国から集まった。その場の流れで、僕は、その場に集った50名のまとめ役になってしまった。後日、参加者の「一言と近況」集を、F1組だったK君とF2組だったS君とF3組だった僕、とで作って、皆に送った。
あれから10年経って、昨年、また大学へ出かけた。
が、広い講堂に卒業後35年目の全学部卒業生が一同に会し、セレモニーだけだった。500人ぐらいいた。誰にも会えずじまいであった。講堂出口に、昭和45年卒業年次稲門会を設立するので、幹事ができそうな方は○印を、という案内があった。
僕は、○印を付けた。10年前のような形式をなぜやめたのか、腹が立ったからだ。
こんな形式だけの集まりなら、来なかった。そう、思った。
○を付けたことは、すっかり忘れた頃、一通の案内が来た。
「早稲田の大隈会館にて、第1回幹事会の顔合わせをします・・・」
後悔先に立たず、行ってみるか、と出かけたのが、今年の春、3月だった。
それから、月1回、幹事会に早稲田に出かけた。
今、10月。来月6日、設立総会・親睦会を開くところまで来た。
この7ヶ月、幹事を務めてよかったことがある。
それは、メールという通信手段の効用、を体験したからだ。
12名、幹事がいる。月1回、顔を合わせるだけだが、メールの交換ができるので、
いつでも、幹事同士の意見交換ができた。資料も、各自プリントアウトすればよい。現代社会におけるIT技術が、こんな風に利用できることが実体験できたことだ。ネットやメール、の通信手段は、利用の仕方によっては、人と人を結ぶ素晴らしい道具になるということを。(一歩間違えると、人と人を引き裂く道具にもなるけれども)
筆、とペン、に加えて、パソコンの利用の仕方を知った。あり難い。
おまけの恵みもあった。
それは、親睦会で、グリークラブの現役学生17名と僕のギター弾き歌いのコラボレーションが、思いがけず、やることになったこと。夢のようだ。本当にやりたいことは、心に秘めて、あきらめずにいれば、そのチャンスはめぐってくるんだな、と今思える。
♪「なごり雪」「見上げてごらん夜の星を」「遥かな友に」の3曲。
どんなハーモニーが作れるか、わくわくする。
師匠の慎太郎に聞いてもらいたいけれど、彼は、それどころではないだろうな。
いや、いつかまたある、そういうときが。まだまだ・・・♪