一平のペンとギター

僕らしい小説を書き、僕らしい歌をうたう、ぞ♪、ペンとギターの一平です。ギター弾き語りと小説書きの二刀流。

街の灯。

2010-05-26 02:53:31 | Weblog

 

 闇の中の灯。

       やみのなかのともしび。

 真っ暗闇に光る灯火。

        まっくらやみに ひかるともしび。

 人が灯している光。

        ひとがともしているひかり。

 

 東京タワーを、

 初めて、

 じっくり、 

 夜に、眺めた。

 

きれいだなあ、、と思った。

 

 今年3月、僕の誕生日に、

妻が、夜の東京タワーを、

プレゼントしてくれた。

 で、パチリ、

ケイタイデジカメに収めた。

 浜松町から、歩いて、、。

 

 3年前、脳梗塞をわずらった妻が、

 僕に、サプライズプレゼント、

 をくれるほどに、元気になった。

 

  あきらめなければ

  どうにかなるサ。

 

   ありがとう。

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老人、、、!!!

2010-05-26 01:09:54 | Weblog

「老い」る、

 って、

「年を重ねること」。

 年輪を重ねること。

「しわ、が増えること」。

 年功が加わること。

 

 僕は、今年、誘われて、

 町の「老人会」に入りました。

 

 ええええ!!!!

 老人、、、、会、、、、!

 に、、、、、、、、、、!

 

 嬉しいんです。

 先輩達の仲間に入れて。

 第一の人生を終えて、

 まだ、生きている!

 老人会の先輩方の仲間入り。

 ありがたい。

 感謝。

 

「年を取る」

 って、

「年」を「取る」ンだから、

 若くなる、ことだ、

 と言っていた方がいた。

 僕は、本当だ、と思える。

 

 僕の場合、

 55才までが、ひとつの人生だった。

 55才からは、もうひとつの、全く別の人生。

 

 なんだか、Uターンしている感覚がある。

 

 55才から、1年1年、年を「取」ってゆく。

 だから、

 今年は、65才、じゃなくて、

 45才になった。

 あと10年後は、35才。

 20年後は、25才。

 30年後は、15才。

 40年後は、5才。

 50年後は、僕が生まれる5年前の僕、

 になる。

  

  しかし、50年後、というと、

 肉体的、物理的には、115才か。

 いくつまで、若くなれるか・・・!

 

 先日、ある集まりで、若い人から質問を受けた。

「老いると、感覚が鈍くなるんですか?

 悲しみ、喜び、怒り、楽しみ、苦しみの、、、」

 と。

 

 ある、ご老人が、

「そうだね、鈍くなるし、感じなくなるねえ」

 と言いました。

 僕の発言の機会が来ました。

 僕は、

「鈍くなる、どころか、益々、敏感に、

 深く感じるようになります」

 と言いました。

 

 喜怒哀楽の感情は、より深くなる。

 年輪を重ねた感性は、より豊かになる。

 と僕は、思う。思えるのです。

 

 心は、同じだ、と思える。

 心は、老若男女、同じだ、と。

 

 肉体は、年を重ねるごとに老いる。

 老衰する。やがて、土に帰る。

 が、

 心は、年を重ねるごとに、豊かになる。

 深くなる。老成する。

 

 僕が、10代の頃、20代の頃、30代の頃、

 は、老人、という言葉は、

 自分とは全く別世界の、もっというと、

 自分とは関係のない、言葉だった、

 ような気がする。

 

 今、僕は、老人、と呼ばれてもいい年になった。

 ああ、これが、老人、か、

 と、つぶやいている僕がいる。

 老人、って、いいもんだ、と思う。 

 

 ペンとギターが、

 56才からの僕。

 僕は、年輪を重ねるたびに、

 ペンとギターを、極めて、

 Uターン、を終えたい。

 

 55才までの僕は、

 今の僕のための、熟成の時間だった、

 んだ、と思う。

 振り返ると、

 憧れ、挫折、ため息、自業自得、我慢、

 の時間だった。

 しかし、それは、今のための試練だった、

 んだ。そう思う。

 

 だから、あきらめないことだ、と思う。

 だから、老人になれたんだ。

 老いて、ますます、豊かに深く、心を磨きたい。

 

  老婆は、一日にして成らず。

  すべての道は、老婆に通ず。

 と、老人会の集いに呼ばれて、先輩諸氏に敬意を込めて

 あいさつをしました。

  一平さん、ギターを持ってきてくださいね

 と言われていたので、ギター持参で参加。

  30分ほど、弾き語りをご披露申し上げました。

 

 自分の町内の老人会で弾き語りができて嬉しかった。

 今まで、他の町では、随分、歌ってきたけど、、。

 自分の足元で、歌えて、ほんとに嬉しい。

 

         ♪

 

 

 

  

 

 

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コンクリート、何のその!

2010-05-26 00:21:59 | Weblog

 バスが来るまで、

まだ10分ある。

 ふと、足元で、

何かが、揺れた気配。

 一本の、パンジーが

 咲いている。

 ユラユラ、

 風に揺れている。

 

「えっ!

 コンクリートの壁と道路に・・!」

 

 コンクリートのかすかな割れ目から、

 細い茎が

 にょきにょき、まっすぐ

 伸びて、

 てっぺんに、

 一輪、花を咲かせて

 いる。

 

 なんか、嬉しくなった。

 コンクリートなんかに負けねーぞ、

 って、ユラユラ、ゆれてらー。

 

 

 

 

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一平の5月6月のギター弾語り出演予定♪

2010-05-17 13:34:04 | Weblog

   ♪ 

 

5月19日(水)

  僕の住む町の「老人会」で。

  昼に、20分ほど出演。

 

 5月下旬

  「かるがも」星川地域ケアプラザ

  デイケアで。60分。

 

 6月12日(土)

  「和田べっぴんマーケットライブ」

  に出演。30分。

 

 6月19日(土)

  「クレヨン」ふれあいコンサートライブ。

   2:00-3:00pm

 

 6月23日(水)

   「常葉台地域ケアプラザ」

   デイケアで。

   2:00-2:30pm

 

    

 

     詳細は、

  プログラムなど決まり次第

  このブログで、

   更新告知いたします。

 

    See you .

 

 

 

    

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一昨日の「クレヨン」コンサートライブを終えて♪

2010-05-17 13:04:59 | Weblog

 5月・「クレヨン」コンサートライブ、を終えました。

 

 聞きにいらしたくださった皆さん、

 ありがとうございました。

 

 プログラムの「歌」を弾き歌い、

「語」り、「書」を紹介し、

予定より5分ほど伸びて、お開きでした。

が、皆さん、そのまま席を立たず、

じっと坐っていらしたので、

このまま終えるのは、もったいないと僕は思い、

一昨年の上菅田地域ケアプラザでの

「アンコールの話」

しました。

 

すると・・・・・・・

その時、ひとり、女性のお客さんが店に入ってこられました。

「もう、歌、終わりですか?」

と、レジの前で、店長さんに聞いていました。

いえ、アンコールがありますよ

と、店長さんの答え。

 という訳で、

その女性のリクエストが、

 松山千春の「恋」でした。

「いやーすみません、恋は、歌えないので、、、」と僕。

「じゃ、窓は?」

で、「窓」を、熱唱しました。

 

次に、「なごり雪」のリクエスト。

こんどは、他の方が、「遥かな友に」。

また別の方が、「2つで1つ」。

 

 4曲、アンコール、で歌いました。

終了予定の時刻を、40分ほどオーバーして、お開き、

でした。

 

 ライブは、ほんとうに、

 文字どうり、live 、

 命です。

 1回限り。一期一会の。

 

  しかし、、、

  いつも、していることを、忘れてスタートしちゃいました。

 写真を撮る段取り、を忘れ、

 録音をセットしておいたのに、録音ボタンを押し忘れて、

 ライブをスタートしてしまいました。

 

 ライブを終えてから、気ずきました。

 きっと、僕の緊張が最高調に達していたんです。

 あー、悔しい!

 ですから、このブログは、写真なし、です。

  でも、とても、いいライブができました。

 そういう時に、忘れてしまう、のです!!

  あーあ。

 

 毎月、第3土曜日、「クレヨン」コンサートライブ、

 です。

 1回1回、新しい僕を、ご披露できるよう、

 日々、精進します。是非、またいらして下さい。

 

 僕の 「書」と 「CD」を 買ってくださった方、

 本当に

 ありがとうございました。

 

 一昨日、今の僕のベストを、

 出し尽くしました。

2,3日前から、緊張が、徐々に高まって、

 当日、最高潮。

 

 翌日の、日曜日は、

一日、脱力感の中で、ボーっとしていました。

教会の礼拝にも行けず、

ギターのレッスンにも行けずに。

           

           ♪

         次回は、

6月19日、第3土曜日、2:00-3:00pm

         です。

        

    さ、一昨日のことは忘れて、

    今日から、新しい一歩。

 

 

 

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「クレヨン」コンサートライブ。毎月第3土曜日、5月は15日♪

2010-05-12 00:42:18 | Weblog

     音一平の

「書」と「ギター弾き語り」

  コンサートライブ♪

 

 ● 5月15日(土)2:00-3:00pm

 ● ふれあいショップ「クレヨン」

      相鉄線星川駅下車徒歩3分

       保土ヶ谷区役所消防署前。

  

       入場無料

   一平の「CD」と「書」、販売します。

 

  ――― 語り・曲・歌・書 ―――

   

    「新緑・皐月・天気予報」

   ♪ 花の歌、特集

    「バラが咲いた」「The Rose」

    「Edelweiss」(エーデルワイス)

    「あざみの歌」「宵待ち草」

    「秋桜(コスモス)」

   

   ♪ 松山千春の「窓」

     工藤慎太郎師匠の「涙ひとつぶ」

       ほか・・・・・・・

 

    ――――― ♪ ―――――

     

         コーヒーを飲みながら、

          軽食を、食べながら、

           おききください。

                       

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一平の「ギター」と「書」。

2010-05-11 05:23:08 | Weblog

        「ギター」と 「書」。

      慎太郎師匠のデビュー3周年記念コンサート

      LILIAホール入り口での、一平応援ライブ

      演奏前の、一平路上ライブステージ。

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歌。

2010-05-11 04:23:59 | Weblog

 

じゃー、なぜ、「歌って」いるんだろう、

僕は、自問した。

 

 「歌が好きだから」

ウン、好きだ。でも、そうかな。 

 「挫折した時、救われたから、歌に」

そうかも。でも、それだけ、、、かな。

 「瞬時に、心の深いところに届く、から」

そうだな。そうだ。

 まだあった。

 「詩、が好きなんだ」

そう。詩、が。poem.

 

 僕の友人が、僕に言った。

「おまえ、詩を書けよ、詩を」と。

 僕が、34才 だった。

 八木重吉、の詩を、その頃読んでいた。

  

    この明るさの中に

     ひとつの琴をおけば

     秋の美しさに耐えかねて

     琴は ひとりでに なりだすだろう

 

 なんて詩を読んでいた。

あれから、31年、も経っちゃった。

そう、詩が、好きなんだ、よな。

なんで、僕は、小説、なんだ?。

小説という「表現形式」が、

僕を表現するのに、ふさわしい、

と思っている、僕がいる、からだ。

 

 閑話休題。

小説は、さておいて、

 僕の場合、

「ギターの音色」と重なった、

「詩」と「声」と「歌」が好きなんだ。

きっと。ギター弾き語り

 

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読む・書く。

2010-05-11 03:53:33 | Weblog

 

つい最近、のことだ。

ふと、思った。

僕は、なぜ、

読んだり、書いたり、してきたんだろう、

と。

 自問した。

そうか。

僕が、読んだり、書いたりするのは、

根っこに、疑問が、あるんだ。

  

  1。僕は、どこから来て、

   どこへ行くんだろう?

  2。僕は、今、どこにいるんだ?

  3。僕は、なんなんだ?何者だ?

 

いつからか、僕は、自問していた。

他人は、どう考えているのか思っているのか

「読む」。

僕は、どうなのか、「書いて」考える、

のかも知れない・・・・・。

  

    

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小説「ヘヴン」の一平の読後感に加筆。もう一度、読んでください。

2010-05-06 15:41:02 | Weblog

数日前の、僕のブログ

ー小説「ヘヴン」ー

の〈僕の読後感〉に、加筆しました。

生徒と弁当を教室で食った話、です。

読み返してください。

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浅ぶら♪

2010-05-04 07:18:49 | Weblog
浅草、雷門前で。
師匠と。
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浅ぶら♪

2010-05-04 06:32:21 | Weblog

先先先月、なんと、

師匠と、「銀ぶら」、ではなく「浅ぶら」。

夢のまた夢。

浅草の町を、師匠と、せんべをかじりながら

ぶらりぶらり、歩きました。

 2年ぶりの再会。

5年前、師匠が、まだ無名の路上シンガー

だった頃、いつも僕は、師匠の路上ライブ

にギターを背負って行きました。

横浜の二俣川。

 それから、師匠は、世にでました。

彗星のごとく、デビュー。

「シェフ」で♪。

 無名だった頃のあの慎太郎君。

 世に出た慎太郎君と会ったのが2年前。

 あれから、また2年。 

雲の上になった、今の慎太郎君。

でも、

雲の上、じゃなく、浅草で、会いました。

昔とおんなじ、僕はギターを背負って。

 

 今、僕は、音一平として、

ギター弾語りを、できるようになりました。

まだまだ、ですが・・・・。

 

 再会。

 神に感謝。 

 です。

 

 僕は、

 慎太郎師匠といる時の僕が

 大好きです。

 

 師匠は、今日も、全国を回って

 歌っている。

 確か、佐賀、に山梨の白州・尾白・

 そして名古屋・・・。。

 

 僕は、ここで、コツコツ♪

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

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小説「ヘヴン」の・・・・。

2010-05-04 06:11:50 | Weblog
ほんの表紙に巻紙があるでしょ。
あれ。
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講談社出版本。「ヘヴン」

2010-05-04 06:04:59 | Weblog
川上未映子さん作の小説「ヘヴン」。
「ヘヴン」
は、heaven で、天国、と言う意味。
反対語は、hell で、地獄。
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小説「ヘヴン」。

2010-05-04 03:01:15 | Weblog

先月、「ヘヴン」という小説を読みました。

川上未映子さんが書かれた小説。

 

どんな話か、簡単に紹介します。

 

 14才、中学2年生の「僕」と

同じクラスの「コジマ」という女の子

が主人公。

 僕は、生まれつき斜視。

クラスの男子、二ノ宮とその取り巻き連中

から、ひどいいじめを受けている。

 

「ロンパリ」

  ある放課後、うんざりした気持ちで振り向くと、

  二ノ宮の取り巻きのひとりに首をつかまれてその

  まま教室に連れもどされた。―

 

コジマも、クラスの女子生徒から、

ひどいいじめを受けている。

 

 ―コジマは背が低くて色の浅黒い、もの静かな

 生徒だった。ブラウスにはいつもしわがよって、制服はくたび

 れていて、身体はいつもかたむいているように見えた。量の

 多い真っ黒な髪をしていて、強いくせのせいで気先はあちこち

 にうねりながら飛び出していた。いつも鼻の下に汚れのような

 髭のようなものがうっすら生えていて、そのことをいつも笑わ 

 れ、家が貧乏であること、不潔だということでクラスの女子か

 らいじめられている生徒だった。―

 

僕の筆箱の中に、1通の手紙が入っていた。

手紙の主が、コジマだった。

2人は、手紙の交換を始める。

 

四月が終わりかけるある日、筆箱を開けるて

 みると鉛筆と鉛筆のあいだに立つようにして、

 小さく折りたたまれた紙が入っていた。

 ひろげてみるとシャープペンで、

〈わたしたちは仲間です〉

 と書かれてあった。― (この小説の書き出し)

 

2人は、文通を通じて、付き合い始める。

この話の最後は、その年の12月。

9ヶ月の僕とコジマの話、です。

 

「ヘヴン」とは、コジマが好きな一枚の絵

夏休みに、コジマが、僕を「ヘヴン」

へ連れて行ってくれる。そこは、美術館。

 

 一平の読後感。

●僕は、中学生、高校生、の頃、いじめたこともなく、いじめられたこともなかった。学校の先生になってから、先生という立場で、いじめられた生徒、いじめた生徒、の両方と向き合って、話し合ったことがあった。

 「僕」や「コジマ」が、現実にいることも知っている。心が、痛い。

 担任だった時、僕は、昼食時、教室に行って、生徒と一緒に弁当を食った。5月、初めて、昼休みに、弁当を持って教室へ行った。すると、生徒たちは、何しに来たんだ?と冷たい視線だった。教卓の中で、しゃがんで弁当を食っている生徒がいた。T君だった。僕は、黙って、教卓に坐らずに、T君の座席に坐って、僕の弁当を広げて食った。それが続いた。が、ある日、弁当を持って、教室のドアを開けると、T君が、自分の席で、弁当を拡げて食っていた。後でわかった。T君は、あるグループの連中から、弁当を食われてしまっていたのだった。それがなくなった,と、ある生徒が僕にこっそり耳打ちしてくれた。教室へ生徒と一緒に食う弁当はうまかった。3年間、生徒と、弁当を食った。僕は黙って、一緒に、ただただ、弁当を食った。ただ、一緒に食うだけ。教室中にプーンと匂う、いろんなおかずの匂い。黙ってモクモクと、みなが食べている。男子も女子も。食事時は、勉強は、関係ない。そのおかげで、生徒の様子が手に取るように判った。小説に描かれているような苛め、があったら、絶対になくさないと・・・・・と僕は思っただろう。幸い、僕が先生をしていた場面では、僕の眼には、あのような苛めは、留まらなかった。あったけれど、僕には知りえなかった、のかも知れない。でも、きっと、なかったと、思う。生徒が卒業してから、何度かクラス会に呼ばれた。その席で、「実は、俺、あいつの弁当、4月に、食ってたんだヨ、先生」と卒業して10年ぐらいたったとき、酔ったK 君が、僕に、ポロリと漏らした。男子も女子も、わいわい、やっている。その中で、T君も、わいわい、やっていた。みな28才に鳴っていた。あの時、一緒に弁当を食ったみんなは16才だった。

だから、僕は、先生という立場で、「苛め」につい考えてしまう。

 

●僕やコジマが置かれた状況は、変えられないのか。ずっと続くのか。世界を見ると、多々、ある。強者が弱者を、力で、ねじ伏せる状況が。弱者が強者に力でねじ伏せられる状況が。しかし、長い歴史を見ると、変えられてきている。

「僕」の考え。「コジマ」の考え。そして「百瀬」の考え。

 

●中学生が、こんなにも哲学的に、宗教的に考えるかな?という疑問が、ふと残った。

 

●善と悪。天国と地獄。愛。を考えた。ドストエフスキーの「罪と罰」の主人公ラスコリーニコフのことも考えた。トルストイの「復活」の主人公ネフリュードフのことも考えた。

 

●石田衣良さんの、小説「14-フォーテイーン」の主人公も14才。綿矢りさ、さんの小説「蹴りたい背中」の主人公も、同じクラスの私と、にな川、の男女の話。高校生の。

 

●さて、

 僕が書きたい Fourteen,Sixteen,

 Seventeen,は・・・・・・・・!

 そう、僕が書いた小説がある。

 「初恋」(仮題「かもめ」)

  あれは、18才の良介の初恋物語。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!

  14才が主人公・・・・・・・!

   乞う、御期待?

 

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お知らせ♪

一平のギター弾き語り。 日時・場所など。  2015年9月19日(土)2:00-4:00pm ふれあいコンサート・ギター弾き語りライブ・相鉄線星川駅下車徒歩3分。保土ヶ谷区役所前。「クレヨン」2:00-4:00pm ゲスト:アルトサックス奏者:おすぎ君 初秋の人生の歌など♪