電話と電卓はなぜ並び方が逆なの?
無意識のうちに順応していると思うが、電話は1が左上に来ているし、
電卓のテンキーは7が左上にある。統一すればいいようなものだが、
なぜこうなっているのだろうか?
机の上において使うことが多かった電卓は、使用頻度の高い0や1が手前に
来るように設計された。この配列はISO(国際標準化機構)の規格となっている。
電話のほうだが、電話は最初、トーンではなくパルスで発信されていた。
数字の1にはパルス1つ、2にはパルス2つ・・・・・・と割り振っていき、
0には10個のパルスが割り振られた。パルス無しでは0とは認識できなかった
のがその原因。つまり電話機の0はゼロではなく、10扱いされているのだ。
そのため左上から順に12・・・・・・0と並んでいるのだ。
しかも、電話の規格を決めたのはISOではなくITU(国際電気通信連合)だった。
2つの機構で勝手に規格を決めてしまったものだから、統一することができず、
今に至っている。
なら、せめて日本だけでも統一できないものかというとそうもいかない。
なぜなら電卓は経済産業省の管轄、電話は総務省の管轄。
日本でも管轄が違うのだ。
今日の花 やどりぎ
花言葉 征服、困難に打ち勝つ
☆ 今 日 の 一 言 ☆
泣いてもいちにち 怒ってもいちにち 悩んでもいちにち
どおせおんなじ一日なら 思いっきり笑っていちにち。
それがきっとしあわせへの いちばんの近道。
御木 幽石