本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

サイコパス(精神病質)。

2014-08-28 15:06:54 | 社会
 少女Aはサイコパスか? 父への愛憎16年、佐世保同級生殺人の真相
2014年08月14日 (6900文字)週刊朝日 事件

 少女Aは長崎県佐世保のエリート一家の「才児」だった。東大卒で市の教育委員も務める母と、早稲田卒で茶髪にロン毛の弁護士の父。文武両道を地でいく家族は音楽やスポーツを嗜んだ。一方、Aには小学生時代から母も危惧した極端な「二面性」があった。優しさと攻撃性。最愛の母が亡くなると、父は数カ月後に20歳下の女性と再婚。Aは父方の祖母の養子になっていたという。7月26日夜、Aの冷酷な破壊衝動にスイッチが……。凄惨な同級生殺人はなぜ起きたのか。精神科医らとともに、その背景と真相に迫る。

◇少女Aと父の愛憎16年/専門医は「サイコパス」と分析

◇精神科医が語る「親ができること」

◎文武両道、壊れたエリート一家

 少女Aの一家と家族ぐるみで昔から親交がある男性が、本誌記者に声を潜めてこう打ち明けた。
 「実は今年になって、Aちゃんが父方の祖母の養子になっているようだと聞いて、本当に驚きました。実母が昨年10月、がんで亡くなって数カ月後に父親が若い女性と交際し始めた。Aちゃんは今年3月、金属バットで父親を殴り、ケガをさせるという事件を起こした後、不登校になった。そんな状態なのに5月、父親が年の離れた若い女性と再婚したので、子育てを放り出したんじゃないかとずっと気になっていた。そしたらとんでもない事件が起こってしまった」
 少女Aの父親の仕事関係の知人も、このように証言する。
 「実母が亡くなった後、Aちゃんはおばあさんの籍に入ったと聞いたことがあります。相続税対策などもあったのかもしれないが、Aちゃんにはショックだったと思います」
 母の死、父の再婚など激変する家庭環境の中で少女が選んだのは、あまりに破滅的な行為だった。
 7月26日、少女Aは幼なじみのクラスメート、松尾愛和さんと一緒にショッピングをした後、一人暮らししていた自宅マンションに寄るよう誘った。
 一緒にテレビを見ていた午後8時ごろ、被害者の後頭部を突然、ハンマーで何度も殴った上、犬用のリードで首を絞めて殺害。あらかじめ用意していたノコギリ、包丁などで遺体の一部を切断した。長崎県警関係者がこう言う。
 「少女は別段、動揺もせず、淡々と取り調べに応じている。被害者に恨みはなく、『不登校の私をいちばん気にかけてくれた。一学期、ほとんど学校に行かなかった時も行こうと何度も誘ってくれて感謝している』などと供述しています。そんな友人になぜ、あんな残忍な行為をしたのか、さっぱり理解できない。遺体の首と左手首をノコギリで切断。腹部にも深い切り傷があった。刃渡り25センチほどの小さいノコギリでここまでやったのかと、ゾッとしました・・・

============

 以上引用終わり。
 ☆朝日新聞出版の”WEB新書”(税込み216円)を購読すれば続きを読むことが出来るらしいが、私は今は原則無課金主義なのでこの先は諦める。あっそ。

 ☆ウィキペディアサイコパス(精神病質)にはこうある。 ↓

精神病質(せいしんびょうしつ、英: psychopathy、サイコパシー)とは、反社会的人格の一種を意味する心理学用語であり、主に異常心理学や生物学的精神医学などの分野で使われている。その精神病質者を英語でサイコパス (psychopath) と呼ぶ。

概要

小学館の大辞泉には「精神病質(その人格のために本人や社会が悩む、正常とされる人格から逸脱したもの)である人」と記載されている。

サイコパスは社会の捕食者(プレデター)であり、極端な冷酷さ、無慈悲、エゴイズム、感情の欠如、結果至上主義が主な特徴で、良心や他人に対する思いやりに全く欠けており、罪悪感も後悔の念もなく、社会の規範を犯し、人の期待を裏切り、自分勝手に欲しいものを取り、好きなように振る舞う。その大部分は殺人を犯す凶悪犯ではなく、身近にひそむ異常人格者である。北米には少なくとも200万人、ニューヨークだけでも10万人のサイコパスがいると、犯罪心理学者のロバート・D・ヘアは統計的に見積っている。

 cf.☆ロバート・ヘアの公式HP.

先天的な原因があるとされ殆どが男性である。脳の働きを計測すると、共感性を司る部分の働きが弱い場合が多いという。

日本の法律「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」の第5条では精神障害者と定義している。

特徴

ヘアは以下のように定義している。

良心が異常に欠如している
他者に冷淡で共感しない
慢性的に平然と嘘をつく
行動に対する責任が全く取れない
罪悪感が皆無
自尊心過大で自己中心的
口が達者で表面は魅力的

現在は20項目(『HARE PCL-R第2版テクニカルマニュアル』)が新たに定められ、それを用いて個別診断で半構造面接を行い2時間半~3時間かけて評定をする。

サイコパスは異常であるが病気(いわゆる精神病)ではなく、ほとんどの人々が通常の社会生活を営んでいる。そのため、現在では精神異常という位置づけではなく、パーソナリティ障害とされている。そのため、日本では反社会性パーソナリティ障害と名称されている。しかし、以前は精神病質の定義についてはっきりとした概念がなかったことから、家庭内暴力を起こしたりする者に対して、精神病質であると一概にまとめられ精神科病院への収容がされてしまい、これらの人々に対するロボトミー手術などの不用意な脳外科手術が行われ、手術をされた患者の人格や精神上不安定になるなどが起こるなど、医療上の人権侵害が行われた。

実際、精神病質と社会病質が混合されているが、ヘアによると精神病質と反社会病質は似て非なるものであると記している。精神病質の原因と考えられているのは前頭葉の障害であるとされ、健常者の脳波とはまるで違う脳波を見せる。精神病質は遺伝病だとされる意見が主とされている。逆に、家庭・周囲環境や障害に因る心身の衰弱によるものなどによる、精神病質に似た性格異常は仮精神病質(偽精神病質)とされ、精神病質とは識別されている。

エミール・クレペリンによるとサイコパスのひとつに「空想虚言者」という類型がある。

1.【想像力が異常に旺盛で、空想を現実よりも優先する】

一見才能があり博学で、地理・歴史・技術・医学など、何くれとなく通じていて話題が豊富であるが、よく調べるとその知識は他人の話からの寄せ集めである。

2.【弁舌が淀みなく、当意即妙の応答がうまい】

好んで難解な外来語や人を驚かす言説をなす。

3.【人の心を操り、人気を集め、注目を浴びることに長けている】

自己中心の空想に陶酔して、他人の批判を許さない。

自ら嘘をついて、いつのまにかその嘘を自分でも信じ込んでしまうのである。

============

 以上ウィキペディアの記述を参考にすれば、この私なども相当数該当する項目がある。私もサイコパスの一員だろうか。第一「そんなの俺(私)には全然当て嵌まらないぜ♪」と笑って否定し去ることが出来る人間が、果たしてこの地上にどれだけいるだろう?
 「人間一人一人をつぶさに観察して行けば、世の中奇人変人しかいないよ」と言ったのは誰だったろうか。
 但しここでも「犯罪心理学者」なる方にご登場願うように、何も「事件」が発生しないうちから恒常的日常的に「あのうちはおかしい」だとか「あの子は変だ」とかあちこちで言い出した日には世の中ギクシャクして納まりが付かなくなる。警察だって犯罪が発生してから動き出すのが普通だ。報道も「ガザでは千人死んだ、イスラエルからは70人の死者が出た」・・などと数字ばかりをあげつらうしか能がないし、「イスラム国は残虐この上ないテロリスト集団で《癌細胞》だから空爆して一掃するしかない」などと世界最強国の大統領が平然と言い放つ。

 世の中全体が一種異様におかしいんだから、サイコパス人間がどんどん出現して来ても我々は驚いてばかりもいられないのである。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。