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本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

Book-offへ売りに行ったが・・。

2006-11-09 18:26:40 | 
*急に本棚の整理を思い立って、紙袋に詰められるだけ詰め込んで寺田町の某ブックオフへ行った。ディアゴスティーニの『泣いてたまるか』(渥美清)シリーズのDVD四冊と古本10冊くらいだ。
 私なりの事前の値踏み(?)では「2,000円になればいいかな?」くらいに軽く考えていたが、これは大甘もいいところだった。若い女店員さんは「査定に15分かかる」というので近所を一回りして戻ってみると、結果は「全部で470円になります」(!)との思いもかけない非情な御宣託だった。

 私は一瞬「4,700円の間違いではないか?!」と思ったくらいだ。大江健三郎の『同時代ゲーム』と井上靖の『天平の甍』は初版本(!)だったし、DVDだって1巻を除けば定価1,890円もしたのだ!
 古本のうち半分は「値段が付けられない」(←つまり1円にもならない!)と言われたが、これは私の方も織り込み済みで、余った本は釜ヶ崎の某ボランティア施設の本棚へ寄贈するつもりでいたのであるからいいとして、470円では昼飯代にもならないから馬鹿らしくなって売るのは止めにした。

 「470円カンパしたつもりで、全部寄贈しちゃおうか・・w」と考えた私は道すがら天王寺のBook-offにも寄って、今度は『泣いてたまるか』四冊だけを値踏みして貰ったのであるが、これが更にひどく「321円」という査定だった。
 寺田町のお姉さんは「350円」(+本が120円)だったから少しは色を付けてくれていたわけである。
 で、天王寺店のお姉さんは「『泣いてたまるか』は雑誌の扱いになるから定価の5%という買取価格になる」のだと説明してくれた。
 私は「それはいいけど、あんたらはそれを一体幾らで売るんだ?」と聞きたい気もしたがそれは堪えた。w

 いやしかし、噂には聞いていたが、成る程「Book-offは買うところ。間違っても売るところではない(!)」と実感した私である。この際他の古本屋にも寄りたかったが流石の私もそれ程暇ではなく、その後前述のボランティア団体へ直行して寄贈を申し込んだわけだが、本は「判子を押してから貸し出す」と大変に喜ばれたが、なんとDVDの方は「機械(プレイヤー)がないから」(笑)と丁重に断られてしまったのである。w
 結果DVDはお持ち帰りとなった。あちゃ~っ。

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 『球磨書房』と言ったろうか、昔高円寺にいた頃しばしば利用したガード下の古本屋さんがあった。そこの店主は大田元沖縄県知事のことを「大田は・・」と呼び捨てにするくらいだったから友達か何かだったのだろう、私が生活費に困って泣く泣く本を処分に行くと、いい本は破格の高値(←定価の五割かそれ以上)で買い取ってくれたものである。

 今は本の需要自体が少ない。少ない割りに回転は速いから、新本も数ヶ月後には古本となり、古本はじきにワゴンに載せられて100円~200円で売り出されるがそれでも売れない。私も読みたい本は沢山あるが目が疲れるのでそうは読めない。

 結局なんば方面へ行った私は、とある古本屋のワゴンに引っ掛かって古本四冊計五百円也を買ってしまって、本棚はあまり片付くことがなかった。

(内訳)
・クラウン仏和辞典・・・200円。
・吉本ばなな・・・・・・100円。
・筒井康隆の文芸時評・・100円。
・裁判ウォッチング・・・100円。


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