本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

5枚羽の髭剃り。

2015-04-23 08:27:07 | 
 『安物買いの銭失い』ということか、男の必需品『髭剃り』に関しては電動も含めて失敗ばかりが続くので、ちょっと高いが『五枚刃』というのを買って見たがこれが最悪で非常に使い勝手が悪く、「日本にしかない技術」を謳い文句にしている割には余りにもお粗末過ぎた。

 それで今度は3枚刃の一番安い3本入り(320円くらいだった)をダイエーで買って来たら、これが充分私の要求に応えるものだった。が、これもいずれはすぐ剃れなくなるだろう。メーカー側は『使い捨て髭剃り』に何時までも『丈夫で長持ち』して貰ったら『商売上がったり』になってしまうから、「早く使い捨てしてくれよ」とばかりに、「どんどん剃れなくなる製品(!)」しか開発しないのである。これだったら、昔よく売られていた『貝印』の1本が5円、10円の髭剃りの方が数段商品価値が高い。このように我が国日本のGDP、GNPには《無駄の再生産》によって無理矢理押し上げられている要素が非常に多いのである。虚飾の繁栄である。

 マルクスは商品には『価値(交換価値)』と『使用価値』があると分析した。今は使用価値が重要視される社会ではなく、交換価値つまりは《金になるかならないか》が最重要視される社会である。しかもその貨幣価値自体が日々相対的に変動する社会であるから「真面目にコツコツ商品を作っていさえすれば大丈夫さ♪」などと楽観出来る世の中ではないのである。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。