☆どうも最近の私は歳のせいかやることが抜けていてケアレスミスが多い。昨日も立ち寄った先に「情報隠し」が既に行なわれているかのような記述があったので、ああそうか、政府は今の段階でコトが明るみに出たのではまずいんだなと即断し、「ゆかわはるな」とだけで検索して済ませていたのだが、なんのことはない、「ＰＭＣ」で探せば簡単に彼が代表を務めるという「民間軍事会社」＝PMC JAPANのご立派なＨＰに辿り着けるではないか。
・・というわけで、今日の写真はそちらからお借りして来たが、これは既にあちこちで使われているタモガミ氏との２ショット写真である。他にも靖国神社だとかの写真もあったから、彼は多分よしりんが指摘するまんまの「ネトウヨ」に分類されて然るべき人物だろう。
☆今朝私が部屋を出る前の「あさパラ！」でも「聖子スキャンダル」の次にこの件を少し取り上げていた。
「民間軍事会社」はアメリカには広く普及しているらしく、その業務たるや”「軍隊を守る」警備会社”だということである。「民間人を守るのが軍隊の仕事だろ？」というのが我々世間一般の常識で、逆に軍隊を民間人が警護したりサポートしたりしてその至らない部分を補って収益を上げるというのだから、何かまるっきり話が逆転しているようだが、アメリカでも日本でもこれは違法でも何でもない日常普通の商行為（？）だというのだから、おじさん付いて行けねえな、という感じである。
☆話は少し横道に逸れるが、以前アメリカ留学中射殺された日本人高校生がいた。銃社会アメリカで、ハロウィンパーティの仮装をしたまま各戸を訪問する途上、不審に思った先方の或る男性が彼に銃を向けて「フリーズ！」と何度も制止したにも関わらず彼は喜んで駆け寄り射殺されてしまったわけであるが、殺した方の男性は別段州法を犯したわけでも何でもないので（正当防衛に当たるのだろうか）罪に問われることはなかった。アメリカ映画を見ているとこの「フリーズ！（凍りつけ！硬直しろ！・・つまりは動くな！という意味だろう）」という台詞は頻繁に出て来る。アメリカに行ったんなら遊んでばかりいないで身を守る最低限の英語くらいは学習しておけと、そういうことなのかも知れない。「郷に入りては郷に従え」で日本のお祭りと一緒にしてはいけないのだ。
☆最近メディアは一向に報ずる姿勢を見せないのだが、はるな氏が拘束された直後には、彼が「ノー、ノー、アメリカ！ アメリカ！」とイスラム国側兵士に抗弁する映像が流されていた。私はなぜ彼がそんなたわけた弁解をするのか意味がわからなかったのだが、彼には彼の算段・腹づもりがあったのである。
彼は最初彼を拘束した自由シリア軍とは和解が成立し、招待を受けるまでの友好的な関係にまで至った。そういうマヌーバは操れる小才ならば元々彼には備わっているのである。それが「才に溺れた」とでも言うのか、自分を招待してくれた自由シリア軍と同行中、彼らが「あの街区は敵が包囲しているから近づくな！」と忠告してくれたにも関わらず彼は「ドンマイ、ドンマイ♪」と（言ったかどうかは知らないが）一人でそちらへ向かい、その結果拿捕されたのである。
彼には（独りよがりにすぎないが）その時点では誤った先入観に基づく「確固たる自信」があったのだ。
それは何か。（はい、お客さん、前の人はもう一歩前に出てしゃがんで下さい。後ろの人が見えないからね。ｗ）
それはつまり「自由シリア軍の敵なら政府軍だろう？ｗ」というものである。だったら自分はタモガミちゃんとは２ショットのお写真まで撮っているし、アメリカサイドの人間となら幾らでも意思疎通が出来る！それなら何か仕事が貰えるかも知れないぞ。ラッキー♪・・というものである。
☆中東では今各国の利害が入り乱れている。シリアに空爆を続けるアメリカだが、これにロシアが強硬に反発している。ウクライナ情勢迄絡んでいるのだ。ロシアからの輸入が途絶えたら途端に遣り繰りに困ってしまうヨーロッパ諸国は「ロシアへの制裁強化」には及び腰である。日本だってロシアとの係争が強まったら北方領土どころかプーチン訪日にも差し障りが生ずる。
どの国もどの国も「あっちは叩きたいがこっちとは争いを避けたい」のオンパレードである。
☆日本の「悪霊」は我々に対して数々の悪さはするが「悪魔」即ち「絶対悪」ではない。オバマはイスラム国のことを「癌だ」と言って攻撃するが「悪魔だ」とまではまだ言っていない。そこまで言ってしまうと連日シリアの戦闘に参加し続けているアメリカ人義勇兵及びその予備軍たちとのスタンスが保てないからだが、基本的にはモスリムとキリスト教徒とは、互いに互いを「悪魔（即ち絶対悪）呼ばわり」しているのである。キリスト教には「堕天使（堕落した天使）」という言葉もあるしエクソシストが執り行う（日本神道とは別の）「悪魔払い」の儀式もある。「唯一神」を信奉する宗教は、原則「異教も異端も許さない」のである。
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シリア日本人拘束:イスラム国が交渉拒否、長期化か
毎日新聞 2014年08月23日 15時00分（最終更新 08月23日 15時21分）
【カイロ秋山信一】シリアで日本人男性がイスラム過激派組織「イスラム国」に拘束されたとされる事件で、拘束直前まで男性と同行していた反体制派武装組織「イスラム戦線」が持ちかけた解放交渉をイスラム国が拒否していたことが２３日、イスラム戦線への取材で分かった。男性の拘束から２４日で１０日を迎えるが、解放に向け時間がかかる可能性が出てきた。
イスラム戦線の交渉担当者によると、仲介役の地元有力者が２１～２２日、アレッポ郊外アルバーブにあるイスラム国の拠点に行き、幹部との交渉を申し入れた。
だがイスラム国は「周辺でイスラム戦線との戦闘が続いており、交渉には応じられない」として面会を拒否されたという。イスラム国は、男性の捕虜としての利用価値を見極めている可能性がある。
イスラム戦線によると、日本人男性は今月１４日、アレッポ郊外の村で、写真を撮影するために反体制派の部隊から離れた間に所在不明となった。
所持していた旅券の情報から千葉市在住の湯川遥菜さん（４２）の可能性が高く、日本政府も情報収集を続けている。
・・というわけで、今日の写真はそちらからお借りして来たが、これは既にあちこちで使われているタモガミ氏との２ショット写真である。他にも靖国神社だとかの写真もあったから、彼は多分よしりんが指摘するまんまの「ネトウヨ」に分類されて然るべき人物だろう。
☆今朝私が部屋を出る前の「あさパラ！」でも「聖子スキャンダル」の次にこの件を少し取り上げていた。
「民間軍事会社」はアメリカには広く普及しているらしく、その業務たるや”「軍隊を守る」警備会社”だということである。「民間人を守るのが軍隊の仕事だろ？」というのが我々世間一般の常識で、逆に軍隊を民間人が警護したりサポートしたりしてその至らない部分を補って収益を上げるというのだから、何かまるっきり話が逆転しているようだが、アメリカでも日本でもこれは違法でも何でもない日常普通の商行為（？）だというのだから、おじさん付いて行けねえな、という感じである。
☆話は少し横道に逸れるが、以前アメリカ留学中射殺された日本人高校生がいた。銃社会アメリカで、ハロウィンパーティの仮装をしたまま各戸を訪問する途上、不審に思った先方の或る男性が彼に銃を向けて「フリーズ！」と何度も制止したにも関わらず彼は喜んで駆け寄り射殺されてしまったわけであるが、殺した方の男性は別段州法を犯したわけでも何でもないので（正当防衛に当たるのだろうか）罪に問われることはなかった。アメリカ映画を見ているとこの「フリーズ！（凍りつけ！硬直しろ！・・つまりは動くな！という意味だろう）」という台詞は頻繁に出て来る。アメリカに行ったんなら遊んでばかりいないで身を守る最低限の英語くらいは学習しておけと、そういうことなのかも知れない。「郷に入りては郷に従え」で日本のお祭りと一緒にしてはいけないのだ。
☆最近メディアは一向に報ずる姿勢を見せないのだが、はるな氏が拘束された直後には、彼が「ノー、ノー、アメリカ！ アメリカ！」とイスラム国側兵士に抗弁する映像が流されていた。私はなぜ彼がそんなたわけた弁解をするのか意味がわからなかったのだが、彼には彼の算段・腹づもりがあったのである。
彼は最初彼を拘束した自由シリア軍とは和解が成立し、招待を受けるまでの友好的な関係にまで至った。そういうマヌーバは操れる小才ならば元々彼には備わっているのである。それが「才に溺れた」とでも言うのか、自分を招待してくれた自由シリア軍と同行中、彼らが「あの街区は敵が包囲しているから近づくな！」と忠告してくれたにも関わらず彼は「ドンマイ、ドンマイ♪」と（言ったかどうかは知らないが）一人でそちらへ向かい、その結果拿捕されたのである。
彼には（独りよがりにすぎないが）その時点では誤った先入観に基づく「確固たる自信」があったのだ。
それは何か。（はい、お客さん、前の人はもう一歩前に出てしゃがんで下さい。後ろの人が見えないからね。ｗ）
それはつまり「自由シリア軍の敵なら政府軍だろう？ｗ」というものである。だったら自分はタモガミちゃんとは２ショットのお写真まで撮っているし、アメリカサイドの人間となら幾らでも意思疎通が出来る！それなら何か仕事が貰えるかも知れないぞ。ラッキー♪・・というものである。
☆中東では今各国の利害が入り乱れている。シリアに空爆を続けるアメリカだが、これにロシアが強硬に反発している。ウクライナ情勢迄絡んでいるのだ。ロシアからの輸入が途絶えたら途端に遣り繰りに困ってしまうヨーロッパ諸国は「ロシアへの制裁強化」には及び腰である。日本だってロシアとの係争が強まったら北方領土どころかプーチン訪日にも差し障りが生ずる。
どの国もどの国も「あっちは叩きたいがこっちとは争いを避けたい」のオンパレードである。
☆日本の「悪霊」は我々に対して数々の悪さはするが「悪魔」即ち「絶対悪」ではない。オバマはイスラム国のことを「癌だ」と言って攻撃するが「悪魔だ」とまではまだ言っていない。そこまで言ってしまうと連日シリアの戦闘に参加し続けているアメリカ人義勇兵及びその予備軍たちとのスタンスが保てないからだが、基本的にはモスリムとキリスト教徒とは、互いに互いを「悪魔（即ち絶対悪）呼ばわり」しているのである。キリスト教には「堕天使（堕落した天使）」という言葉もあるしエクソシストが執り行う（日本神道とは別の）「悪魔払い」の儀式もある。「唯一神」を信奉する宗教は、原則「異教も異端も許さない」のである。
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シリア日本人拘束:イスラム国が交渉拒否、長期化か
毎日新聞 2014年08月23日 15時00分（最終更新 08月23日 15時21分）
【カイロ秋山信一】シリアで日本人男性がイスラム過激派組織「イスラム国」に拘束されたとされる事件で、拘束直前まで男性と同行していた反体制派武装組織「イスラム戦線」が持ちかけた解放交渉をイスラム国が拒否していたことが２３日、イスラム戦線への取材で分かった。男性の拘束から２４日で１０日を迎えるが、解放に向け時間がかかる可能性が出てきた。
イスラム戦線の交渉担当者によると、仲介役の地元有力者が２１～２２日、アレッポ郊外アルバーブにあるイスラム国の拠点に行き、幹部との交渉を申し入れた。
だがイスラム国は「周辺でイスラム戦線との戦闘が続いており、交渉には応じられない」として面会を拒否されたという。イスラム国は、男性の捕虜としての利用価値を見極めている可能性がある。
イスラム戦線によると、日本人男性は今月１４日、アレッポ郊外の村で、写真を撮影するために反体制派の部隊から離れた間に所在不明となった。
所持していた旅券の情報から千葉市在住の湯川遥菜さん（４２）の可能性が高く、日本政府も情報収集を続けている。
